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新井大樹さん(大学生)

私は今回記念すべき第10回目に初めて参加させていただきました。POJを企画・運営して頂いた雑賀さんをはじめ皆様に感謝申し上げます。

1日目

現地に着くとまず大川小学校を訪れました。ここは多くの小学生が津波に流されて亡くなった場所だと説明を受け、当時小学生だった私は言葉を絶しました。ボランティアだけでなく被災地の記憶を体験出来たのもとても良かったです。

2日目

ボランティア当日、私は焼き鳥を焼く仕事を任されましたので炭をつけるところから励みました。しかし、現実はそう上手くいかずタレを忘れたり炭が全て消えたりもしました。紆余曲折あった中での精一杯を届けることは出来たと考えているので私としては満足しています。さらにダンスを前日の夜覚えて現地の皆様の前で踊らせて頂きました。かなり見苦しいものになってしまいましたが、今では良い経験だったと思います。

総括

POJは5年ほど前から父と祖父が参加していたので軽く知っていました。しかし、中学、高校生だった私は部活動に専念していましたので参加が叶いませんでした。そんな訳で今回は念願の初参加でした。祖父から仮設住宅の前で食事を出したり、マッサージをして来たとよく話を聞いていました。ですから、震災から12年経った今でも仮設住宅をイメージしていたのですが、実際は家が建っていて皆さんがそれぞれ暮らしていました。正直、コロナ禍もあったので予想していませんでした。震災もコロナ禍も乗り越えた皆さんの力を現地に行って強く感じました。まさしくPride of Japanだと思います。
最後になりますが、10回続けるとおっしゃった雑賀さんの思いを実現した一員になれて嬉しく思います。

本当にありがとうございました!

小川マキさん

2011年震災直後、当時あの状況下で 何か行動を起こさねば・・・と思っても 「わたしに一体何ができるだろう?」 そんな風に自問自答して 何もできない自分の無力さに打ちのめされていました。
そんな折り、 POJ主宰者の雑賀さんから テーマソングを作って欲しいというお声掛けをいただき、わたしに存在価値を与えてくださいました。

「心の復興までは長い長い年月がかかる。 10年間はつづけよう!」 という目標を雑賀さんは最初に掲げられました。 雑賀さんの思いを支えることが 天から与えられた使命だと受け止めて 最後まで全うしよう!! そう心に決めたことで 10回の石巻訪問を成し遂げることができました。
コロナ禍を挟んで、途中3年間中断しましたが 13年越しに最後のイベントを開催できたのも、 雑賀さんの実行力、求心力、突破力の賜物だと思います! 雑賀さんをはじめ、 プロジェクト実行委員の皆様 本当にお疲れ様でした。 そして、素敵な役割を与えてくださり 本当にありがとうございました。

中本裕介さん

この度は、全10回大変お疲れ様でした。

HPの作成から10年間分の映像、毎回の現地根回し、参加者集めなど、表には見えないたくさんのご苦労があったと想像させられます。(※HPや映像は小林さんが、現地の根回しは石川さんが全てやってくださいました)結果的には、中学生やその関係者、大人・お子さんたち等、 これだけの多くの方が参加をされて、何より全10回やりきられたところに敬意を表します。
毎回、地元の方の笑顔を見られたときには、無償の喜びを感じました。
心の復興とは何かを感じさせられました。
時間が解決するものはあるかもしれませんが、過去の事実は消えない。
その中でも見返りを求めずに、損得抜きに集まったメンバーが繰り広げるイベントは、しっかりと現地の方に届いていたと思います。現地の方の笑顔や涙をみる度に、私自身が心の浄化をされたように感じます。

よく、「初めに何もないものは、最後まで何もない」という言葉がありますが、POJの根っこに、何のためにやっているのかの理念がしっかりとあるからこそ、毎回初参加の方の、よくわからないけど行ってみる、という行動喚起が生まれたのだと思います。
これは、雑賀さんとの信頼やご縁も大きいですが、お金と時間をかけて行ってみる、という人が動かされる事実にこそ、POJの理念=主催者雑賀さんのこれまでのご自身の人生との向かい合った量や努力が凝縮されているからだと思います。
誰と何をやるのか、がとてもわかりやすいのがプライド・オブ・ジャパンだったと思いますし、どんなトラブルが起きても、冷静に対応してやりきる心温かいメンバーの姿を通して、本来ある日本人の姿に触れられたような気がします。
ここ3年コロナで一気にリモートが進みましたが、どんなに時代が進んでも、人は誰かと繋がっていたい、どこかで絆を感じていたい、そこにこそ心の充実があるのだと思います。それを体現できたことは、 とても大きな経験となりました。

改めて、私自身が雑賀さんと出会えたのは、2016年6月ごろに池袋で行われた山田宏先生の講演会です。その場にいらっしゃった、龍馬プロジェクト関係で出会えた児島さんが、講演会の司会をされていた雑賀さんと、その場で引き合わせてくれたことから始まっております。人は出会いによって人生がつくられている。そのきっかけは何だったのかを忘れずに、これからも「袖振り合う縁をも活かす」で、精進して参ります。
後半の全5回参加させていただきましたが、POJで学んだことを自らで考え、私自身も人を巻き込んで喜びをつくれる人材になりたいと思いました。改めて、この度は貴重な人生経験を積ませていただき、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

小林和彦さん

今回、初めて現地の方々に映像をご覧いただくことができて非常に感慨深かったです。 映像の冒頭で辛い当時のことを思い出させてしまったかもしれませんが、これまでの活動の中で私が強く感じた、被災者の方々の「忘れないでほしい」「記憶に残してほしい」といった想いを、このファイナルで表現できて映像制作者として満足しています。

また今回ご参加の皆さんに出演協力いただきました映像は、現在編集途中で近日公開いたしますが、手作り感があってPride Of JAPANの良い記念になりそうです。ご協力に感謝いたします。

今回でファイナルとなりましたが、参加中や帰りのバスの中でこれまでのことを幾度となく思い起こしました。心の奇麗な方々にとてもたくさんお会いできたこと、自分としてもこの10年間でたくさんのことを経験、勉強させていただき成長できたこと、大変うれしく感じます。

雑賀さん、石川さんをはじめ、これまでご参加いただいたすべての方々、石巻の方々、全員に対して感謝の思いでいっぱいです。

心から、どうもありがとうございました。

向畑由真さん

大変学びが多く、長くなり恐れ入りますが下記感想をお送りします。
改めまして、ご一緒させてくださり本当にありがとうございました😊✨

・10年間同じ場所でプロジェクトを実現できる凄さ
私が参加させて頂いたのは後半2回のみですが、10年という長い期間に渡り、それも継続して同じ方々、同じ場所で活動できていることの凄さを感じました。
10年続いていることが、来た時よりも綺麗にして帰るや、しっかりと喜んでもらうことができている証拠なんだと思いました。何かプロジェクトを継続するのであれば、毎度、何を重ねるか、積み重ねられるかが大事。素晴らしい関わり合いは重ねるほど関係が強化し、不徳の関わり合いは重ねるほど忘れたい思い出になるんだろうなと学びました。

・親子三代でボランティア
親子三代で遊びにいくことはあっても、ボランティアははじめてという話を聞き、大切な人とどんな種類の時間を共にできているか、振り返りたいと思いました。

・形にできそうだからではなく、すべきと思ったことを形にすると決める
特に、今回は演者さんや実行委員がなかなか集まらない等の難局に立ち向かう雑賀さんの姿勢を肌で感じることができ、きっと雑賀さんは「形にできそうだからやる!」ではなく、(始める段階では見えてなくても)「形にしたいからやる!」と決断されているんだろうなと思いました。自分が立てている目標は、できそうという前提があるもののなかで、小さく決めていないか振り返りたいと思いました。

木村隆夫さん

名古屋から参加した身としましては、大川小学校、復興祈念公園、石巻日日新聞社等の見学、石川さんの語り部、雑賀さんのプランニング等の素晴らしさに涙が出ました(泣)。
本当に大満足、お腹いっぱい、充分モトが取れました(笑)。

POJでお会いした皆さま、言葉は悪いかも知れませんが、「損得にかかわらず行動される、器の大きな方」ばかりです。皆さまとお会い出来ました事は、若輩者の私の財産となりました。
今後も、末永くお付き合い頂けましたら幸いでございます。
名古屋に来られる際は、是非ひと声お掛け下さい。

最後に、POJの代表を務められたのは、雑賀さんだからこそ、皆さんも10年間、ついて来られたと思っております。雑賀さん、ご苦労しかなかったかと思いますが、本当にありがとうございました。

橋立幸絵さん

2018年の参加に続き、2度目の参加です。今回も親子で参加させていただきました。私自身は5年振り、POJの活動としても4年振りの石巻入り、そして今回がファイナルということで、思いはひとしおだったのは、参加された皆さん同じだったと思います。

今回、土曜日は被災地や伝承館を訪れ、
「あの日何が起きて、なぜこの活動をしているのか」を、あらためて心に留めることができました。

個人的には、石巻日日新聞社を訪問できたことが印象深いです。あの6枚の壁新聞に携わった方から直にお話を聞くことができ、自らも被災しながら震災翌日から、壁新聞で多くの人に確かな情報を伝えることに全身全霊をかけたジャーナリスト達の思いが伝わってきました。

スタッフ皆がそれぞれの思いをこめて、日曜日の石巻市の皆さんとの交流イベントを迎えられたことは、POJファイナル、活動の締めくくりとして、たいへん意義があったと感じています。

イベントでは前回に引き続き、司会進行を担当させていただきました。そして今回、同行できなかった医師の岸本さんの穴を埋めるべく、女性スタッフ4人で看護班も担いました。まだ残暑が厳しく日中の気温はかなり高くなりましたが、看護班の出番なくイベントを終えられてホッとしました。

イベントでは、前回以上に会場との一体感を感じました。音楽ライブではステージにあがって共に歌い・踊ってくれるお客様も。そして最後はマキさんのリードで会場の皆さんで「きずな」の大合唱――会場にいらしてくださった方に少しでも楽しい時間を過ごしていただけたなら幸いです。

日程的に決して楽ではない強行スケジュールではありましたが、達成感と、そして何とも言えない清々しさがあります。POJの一員として最後の活動に参加できたこと、ご一緒してくださった皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

橋立匡巧(たすく)さん(大学生)

POJを通して、関わった人たちのことを知り、底知れない人の優しさや日本人としての誇りを持つ方々の行動力に驚かされる特別な体験ができました。

5年前、初めて参加したPOJにて目にした惨状には、すっかりと真新しい住宅が並んでおり、けれど、復興を果たした街を見た時、どうしてか心の隅で物寂しさを感じました。

しかし、イベントで見た石巻市のみなさんの楽しげな様子や、司会進行や裏方で動くみなさんの顔を見て、心の復興が追いついたように感じました。

2回目の参加で最後になってしまい、寂しく惜しい思いです。非日常で唯一、特別な経験をくれた雑賀さん、とてもよく気を遣っていただいた中本さん、橋本さん。また、POJに関わった多くの方々に感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました。お疲れ様でした。

今井祐花さん

今回初めて参加をし、貴重な体験をさせていただきました。

改めてみなさま2日間ありがとうございました。

1日目について、印象に残っているのは大川小学校での見学です。
津波の被害がそのまま残されている様子や、その時の地域の人の気持ちなどを資料館で見て、とても心が痛くなったと共に、体験をしたことのない人がその悲惨な様子を10年後に見ても何かしら感じる怖さがあり、当時の被災にあわれた方々の思いや怖さなど、到底感じることも出来ないんだろうな、と思いました。
ですので、私はここからどのように学び、自分やその周りの人のためになることをしていくか?が大事だと思っています。

そうなってしまった背景なども考えると「緊急事態に、どう判断し行動をすればよいか考えておく」ことや「出来る限りの準備や周囲と認識合わせをしておく」ことが大切なのだと学びました。
いつまでも、忘れてはいけない。残った人達が、これからに生かさなければ、つらい思いをした人が救われない。そう心に刻みたいと思います。

2日目について、「思いを一つに、全力を尽くす」ことの大切さを身体で感じることができました。
今回私はダンスを担当させていただきましたが、それはプログラムのごく一部であり、その他にも、焼き鳥や焼きそばを暑い中必死に作っていただいた橋本さんをはじめ、素晴らしい歌と音楽、司会進行、受付、集客、バスの運転手の方々、レクリエーション準備など、
皆さんそれぞれが自分にできることを担い、そこに対して力を尽くすことによって、思いが一つになりその場が感動的な場となる、というものの一連を体験させていただいたなと感じております。
これは、今回に限らず、仕事やプライベート、どこにおいても重要な感覚なのだと、気づかされました。
自分が今後何をして、全力を尽くしていくのか、改めて考えるきっかけとさせていただいたことを、有難く思います。

また、POJを終えたバスの帰りみち、とても景色が綺麗に見えたことが印象的です。
心が綺麗になる、という言葉が少しわかったような気がしました。

今まで10年間続けてこられたこと自体、雑賀さんをはじめとした皆さま思いの強さと、その中で築いてこられた関係性があったからこそで、とても素晴らしいものに参加させていただいたと思っています。
改めて、ありがとうございました。

石村昌子さん

過去にボランティアに伺った時のドライバーさん達と奇跡の再会ができ、10年ぶりに石巻に入ることができ、とてもありがたかったです。

雑賀さんが、今後何かのボランティアに行かれる機会や、日曜行修会に参加される予定がありましたら、お誘いください。お待ちしています。