1. ご挨拶と私の感想など
【雑賀日出夫】
先ずは、POJ2015にご多用のところ、私と一緒に石巻入りしてくださった実行委員の皆さん、現地でご支援を頂いた石巻専修大学の市川さん・石川さん、畠山先生。宮岡先生・簗田さん・山上さん・江島さんはじめご支援を頂いた皆さん、そして、佐藤会長はじめにっこりサンパークの被災地の皆さんに心より御礼申し上げます。一人では出来ないことも、百数十名の方が集まると、大きなことができることを改めて実感いたしました。
<事前準備>
現地の準備は、石巻専修大学の石川さんがこれ以上ないくらい献身的にご協力を頂きました。こちらで行うことに専念できたのは、石川さんのおかげです。また、食事の手配や会計面は、今年も荻野さんが、お仕事がご多用のところ、一手に引き受けてくださいました。お二人には、感謝してもしきれません。
そして、今年最も大変だったのが、バスと運転手の手配です。高速バスの事故により法令が変更し価格が高騰。また長渕剛さんの10万人ライブ、東北方面のお祭り等と重なり、バスの手配が全くできない状況でした。チーム西島でご一緒した第一観光の広瀬社長にも探して頂きましたが、40万円台でも見つからず、大型バスの手配を断念。自前でマイクロバスと運転手を探すことになりました。
マイクロバスは、瀧沢さんの教え子である村さんが探してくださいました。運転手は草野社長の縁で内定。その方とやりとりをさせて頂いたのですが、ご本人のお住まいが相模湖の近くであり、埼玉から都内にバスを持ち込む「繋ぎの運転手」を探さなければならず、また、費用面もなかなか合意できず、一難去ってまた一難の状況でした。この間、村さんと何度やりとりをしたか分かりません。結果的には、村さんのご友人(この方も瀧沢さんの教え子)が往復の繋ぎの運転手をしてくださり、現地入りしてくださる運転手さんとも粘り強く交渉。全てが確定したのは、前々日という状況でした。村さん、この度は本当にお世話になり、ありがとうございました。
POJ前日、初日終わった後、終了後の感想を載せておきます。
<POJ前日の心境>
今夜から石巻に向かい、被災地の方々と交流してまいります。昨夜までに準備の目処がつきました。準備を進めるのは容易ではありませんが、5年目を迎え「人間として一番大切なものが、プロジェクトの中に有る気がしてなりません」。それがこのPride of JAPANを進めてきた理由です。ここ迄にお力添えを頂いた方、ご一緒頂ける105名の皆さんに、心から感謝申し上げます。
また、今年は昨年10月にお亡くなりになった西島篤師さんに捧げる意味があります。私達のために場所を探し、体調が悪くなっても「後方支援」と言って支援してくださいました。今年は、西島さんを偲び、「思いを一つに、自分達の強みで最善を尽くし、被災地の方々と交流応援」してまいります。
<初日を終わった後の感想>
昨日は、人間って凄いなぁと感じ、3回も涙してしまいました。「こんなにも人のために何かしてあげたい」という気持ちがあるのかと。多くの方と触れ合い、たくさん語り合い、たくさん飲みました。今日は思いを一つにします。
<POJを終えた感想>
「思いを一つに」を合言葉に、被災地の皆さんと交流応援させて頂き、石巻を後にしました。人間として大切なことが、幾つも見つかった気がします。
- 人は根源的に、誰かの役に立ちたいという純粋な心を思っていること。そして、その純粋な心は伝染すること。日常や仕事でも、自分や周囲がこれを発揮できるようにしたいと思います。
- 人生は、自分の天性天分を自覚し、それを徹底的に磨き上げる旅であること。その途中には、たくさんの障害が待ち構えているが、乗り越えると心に決め、一心不乱に取り組んでいると、協力してくださる同志が集まってくださり、チームで乗り越えることが出来ること。そして、乗り越えたその先には、言葉では表すことのできない感動があること。
- 現地に行き、見て、聴いて、感じなければ分からないことがたくさんあること。被災地の今をご案内頂き、新聞やテレビ・ネットなどを見て分かった気になっても、その場に行かないと分からないこと・感じないことがまだまだあると思いました。
- 人間の救済は、人間によって、決して少なくないことが出来ること。私たちは、行政ではないので、根本的な問題解決は出来ませんが、一年に一回二日間でも、毎年被災地の皆さんを訪ねることで、お互いの距離感が近づき、現地の皆さんに喜んで頂けることができるのだというのが実感です。
Pride of JAPANにお力添えを頂いた方、時間を割いてご一緒頂いた全ての方に、感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
2. 実行委員の皆さんから寄せられた感想
実行委員の皆さまから寄せられた感想は、以下ページよりご覧ください。
⇒ 実行委員の皆さんの感想
3. 今後に向けて
来年も従来通りであれば、8月27日(土)~28日(日)で実施したいと考えています。
<良かった点>
- 石川さんが現地における準備を献身的にしてくださったこと。
- 荻野さんが参加申込や食事の手配、会計面を一手に引き受けてくださったこと。
- 村さんがマイクロバスと繋ぎの運転手さんを見つけてくださったこと。
- 知久さんのおかげで、今年も素晴らしいチラシができたこと。
- 山上さんのタオルによる被災地と新聞社への事前ご案内。
- 宮岡先生がドリンクを差し入れてくださったこと。
- バスによる移動と、石川さんによる被災地ツアー、懇親会による一体感醸成。
- Facebookによる発信をリアルタイムでおこなったこと。
- 焼き鳥と焼きそばの振舞いで、開始前からの盛り上がりや集客ができたこと。
- 玉川うどん店さんの差し入れにより、抽選会の商品が豪華になったこと。
- 「狭いスペースでの体操」は小山さんの工夫により、笑いがあって良かった。
- 新しい試みであるマッサージは良かった。
- プログラムをコンパクトにし、どのパフォーマンスも素晴らしい出来であったこと。
- 帰りのバスの時間が、ほぼ予定通りであったこと。
- 小林さんの撮影と編集により、素晴らしい映像を残すことができたこと。
<こうすればもっと良くなる点>
- マイクロバスと運転手の手配 →村さん・志村さんに相談する。
- 石巻専修大学さんの行事とタイアップできないかを検討する。
- テントをお借りする場合は、事前に申請を行う。
- 中学生の生徒さんの人数が増えた場合、教室を増やして頂くようお願いする。
- 子供向けの催し(綿菓子・風船アート、じゃんけん大会など)を行う。
- 実行委員は司会も含めてTシャツを着ること。
- 受付をしてから、焼き鳥と焼きそばを差し上げるようにすると、集客によりつながるのでは。
- 挨拶をする方もマイクを使ってお話し頂く。
- 夕食をきちんと用意すること。
- 2日目にトラブルがあり、バタバタしてしまった。また開始時刻が間違って伝わっていたこともあり、お客さまの出足が今一つだった。
- イベントによっては、舞台ではなく下で行うと良いかもしれない。
- 2日目の抽選会の準備が全くできておらず、期待をさせておいてできなくなってしまった。
- 笛と太鼓の「お囃子」とコラボができると良い。