1. ご挨拶と私の感想など
雑賀日出夫
皆さんのご支援により、「POJ9年目」を無事に終了できたこと、心から感謝申し上げます。特に、ご多用のところ、時間とコストを割いて、ご一緒頂いた実行委員の皆さん、本当にありがとうございました。POJの理念に賛同頂き、ご自分の最善を尽くしてくださったことに敬意を表します。また有形無形のお力添えを頂いた、多くの皆さんにも感謝申し上げます。今回もたくさんの思い出がありましたが、大きな学びを3点お伝えいたします。
- 「人間の使命は人の役に立つこと」
多くの方から、「参加すると心が洗われる」との感想を頂きました。これは、「人間の使命は人の役に立つことであり、POJがそれだけを追求する二日間だから」だと思います。私も精一杯生き、働いているようで、濁りに濁って、自分中心でいる自分に気づきました。POJでリセットし、また来年に向けて、人の世に役立つよう自分を磨いていこうと思います。ところで、この「人の役に立つこと」は今年の映像のコンセプトにもなっています。小林さんと長島君が撮影してくださり、小林さんが、POJ後に仕事の合間に何度も何度も編集してくださった渾身の映像。是非お時間のある時に全ての映像をご覧ください。素晴らしい出来栄えです。
- 「何か問題が起こるのが当たり前」
今年も大小さまざまな問題が発生しました。対処できたこともあれば、上手く対応できなかったことも少なくありません。初日の会場は、昨年までの「万石支えあいセンター」が閉鎖されたため、現地の石川さんには、今回も会場探しに奔走して頂きました。「万石ささえあいセンターから近く、しかも焼きそば・焼き鳥の調理ができる場所」は、なかなか適当な場所がなく、今回は「渡波公民館で実施し、近くの集会所で焼きそば・焼き鳥で調理し会場に届けて頂く」という折衷案になりました。橋本さんや新井さん・有志の皆さんによる、思いの積もった焼きそば・焼き鳥が、上手く集客に繋がらなかったのは残念でたまりません。私の責任です。また、7月の下見の時は暑くありませんでしたが、当日は猛暑となり、初日の「渡波公民館」はサウナ状態。「新蛇田第一集会所」も吹奏楽部の皆さんは炎天下での演奏になってしまい、体調を崩された方がいらっしゃいました。更に、新蛇田第一集会所は入りきらない方が来場され、演劇などが見られない方が出てしまいました。3年前に初めて新蛇田第一集会所でやった時は、開会式の時にお一人の方だけだったこともありましたので、嬉しい悲鳴でした。最後となる来年はこれまでの問題から学び、できる限りの準備をして臨もうと思います。
- 「原点を忘れない」
東日本大震災の際、東北の皆さんの思いやりや秩序だった行動に感銘を受け、同じ日本人として誇りに感じ、私たちでも「何かできることがないか」と思ったのが出発点です。その後、自分の身近な方に声をかけ、人が人に働きかけてくださり、何度も話し合いを重ねました。その中で、「エントリー制とし」、「自分の強みや得意なことで」「自己の最善を尽くし切る」。そして「思いを一つにし」「10年間」「被災地の皆さんと交流応援をさせて頂く」などのコンセプトが決まってきました。ともすると、実施することが目的となりがちです。10年目の来年は、改めて理念を前面に押し出してやり遂げようと思います。
2. 2019年度の振り返り
【良かった点】
- 今年も瀧沢さんと、事前に石巻入りをしました。石川さんに、石巻日日新聞さん、木の屋石巻水産さん、当日の会場などをご案内頂きました。速やかに運営ができたので、良かったと思います。石川さんには、現地の調整や情報提供、石巻専修大学利用の事務手続き、被災地ツアー、実行委員の送迎等、今回も献身的なご支援を頂きました。御礼の言葉が見つからないほどです。旧大川小学校の視察はPOJをやろうと思った原点に戻れる気がきます。
- 荻野さんが、今年も宿泊や、食事・懇親会の手配、会計面などの裏方を一手に引き受けてくださいました。多額のご寄付を毎年頂いていることもお伝えしておきます。
- チラシは、今年も柳澤さんが担当してくださいました。限られた時間の中で、実費で支援してくださっています。本当にありがたいことです。
- バスの往復は、今年も小椋さんと原田さんが気持ちよく引き受けてくださいました。まるで、自家用車で移動している感があり、移動に伴うストレスは全くありませんでした。
- 石巻専修大学さんでは、事務部長の竹下さんが笑顔で迎えてくださいました。またドリンクの差し入れをしてくださいました。ありがとうございました。
- 音響機材が懸念事項だったのですが、山形の土屋さんが、佐藤さんをお連れ頂き、一手に引き受けてくださいました。プロの仕事を垣間見ました。
- 二日間ともイス席が好評でした。ご来場の方の年代を考慮し、最終回もイス席を用意します。
- 司会は中本さんが担当してくださいました。彼には全幅の信頼を置いていますので、何の不安もなく、もちろん期待通りに進行してくださいました。
- ドクターの古屋さんが、足を怪我したにも関わらず、石巻入りをしてくださいました。今回も熱射病など体調を崩した中学生に対して、速やかに適切な対応をしてくださいました。
- 石巻専修大学同窓会会長の伊東さんが、今回も参加してくださり、ご挨拶から懇親会までお力添えを頂きました。
- 木の屋石巻水産前社長である木村さんに、映像と共にミニ講演をして頂きました。「自分の命は自分で守る」「お天道様がいつも見ている気持ちで仕事や生活をする」「誠実に仕事をしていると有事の時に助けてくれる方が現れる」など沢山の学びを頂きました。
- 橋本さんが義息の新井さんと共に、今年も焼きそばと焼き鳥を振る舞ってくださいました。材料や機材などは全てご準備頂いています。道中の「サロンはしもと」の焼酎「まろがめ」の美味しいこと。来年が最後だと思うと残念で溜まりません。
- 久保木さんご兄弟に今年もご参加頂きました。笛と太鼓に加え、獅子舞を披露頂き、会場の空気を一気に良い方向に変えてくださいました。
- 豊嶋君が竹田貴大君を誘い、「ろくねんせい」を結成。大学で6年間過ごしたのがコンビ名の由来だそうです。練りに練った漫才を披露してくださいました。1日目終了後に振り返り、2日目の開始直前まで準備していたのが2日目の完成度に繋がったのでしょう。
- 「WAになって語ろう」は愛知県から駆けつけてくださった木村さんが、竹田歩穂さんと共にご担当頂きました。皆さんの感想にあるように大好評でした。木村さんは、今年から加わってくださった正木さんと抽選会もご担当。また歩穂さんはマッサージもご担当頂き、お二人共大活躍でした。
- クロストークの水橋さんと吉崎さんのお二人が、昨年に続き「ピアノとサックス」で参加してくださいました。一曲入魂の演奏は今年も感動的。CDデビューされるのが楽しみです。
- 今年も小川マキさんが、寺さん岩渕さんと「貫禄のライブ」を披露してくださいました。会場にいた全員がマキさんの歌声と演奏、マキさんワールドに酔いしれました。
- 黒田さんには、今年は2日目にご担当頂きました。魂のこもったギターの弾き語りは今年も健在。特に「栄光の架け橋」は感動的で多くの方の心を揺さぶっていました。
- 瀧沢校長先生率いる鳩ケ谷中の生徒さん・教職員の皆さんが約60名でご参加頂きました。瀧沢さんはもちろん、夏休み返上で準備をしてくださった生徒さん、ご父兄や教職員の方々には時間も金銭面でもご負担をお掛けしました。ご協力に心から感謝申し上げます。
- 石川さん期待の宍戸君が2日間とも受付を担当してくださいました。また、瀧沢さんの教え子である村さんが楽器や荷物の運搬でサポートしてくださいました。
- 西島豊さん、清水さんが抽選会の景品で、「西島せんべい」「電化製品」などをご提供してくださいました。参加者の皆さんに喜んで頂きました。本当にありがとうございました。
【こうすればもっと良くなる点】
- 「渡波公民館」の集客を、石川さんはもちろん、伊東さんや地方議員を含む地域の方々にも協力をお願いしようと思います。また初日の会場を「新蛇田第一集会所」とし、調理室を使った焼きそばや焼き鳥のおもてなしが可能かどうか確認をします。
- 最後となる10年目は、これまでにご参加並びに支援してくださった方で、理念に賛同頂ける方には、ご協力をお願いしたいです。
- 5月の連休後に一泊二日で下見&打合せに伺い、その際に思い出の地である「にっこりサンパーク」を訪問し、できればライブなどを提供したいです。
- POJの理念を再確認し、これまでの足跡を振り返る共に、「ストーリーで伝える」ことを意識したいと思います。
- エアコンや扇風機などの効果的な活用、水分の用意など熱中症対策を行う。但し、毎年最後は水分が沢山余るので、計画的に用意したいと思います。
- 2日間とも「WAになって語ろう」を盛り込み、「交流応援」することに留意しようと考えます。
- Tシャツなどが入った「受付セット」の段ボールが、ゴミと一緒に捨てられており、石川さんが2日目のPOJの際に、探し回って見つけてくださいました。私と一緒に総務的なことをどなたかにお願いしようと思います。
- 予算面で恐縮ですが、残金が殆どありません。往復バスに乗ってくださる「実行委員」を増やしたいです。
- 10年間皆勤の瀧沢さん・岸本さん・マキさんにはメッセージを伝えて頂きたいです。
- 来年まで、各自仕事や家庭など自分のフィールドで、「ご自分磨き」をして参加しましょう!
3. 実行委員の皆さんから寄せられた感想
POJ実行委員会の皆さんの感想は、個人別にまとめました。
⇒ コチラから確認ください
4. POJ2019 メンバー
【現地入り】
瀧沢さん(他51名)、中本さん、豊嶋君、竹田夫妻、雑賀
小林さん(撮影・編集)、橋本さん、新井さん
原田さん・小椋さん(バス運転ご担当)、
【現地で合流】
木村さん(愛知から)、長島君、古屋さん(健康管理面)、村さん、正木さん
久保木さんご兄弟、黒田さん(福島から)
マキさん、寺地さん、岩渕さん、土屋さん・佐藤さん(山形から)、
水橋さん・吉崎さん(クロストーク、山形から)
石川さん、宍戸君、伊東さん、木村前社長(ミニご講演)
【後方支援=ご寄付・差し入れなど】
荻野さん、福井さん、小林さん、橋本さん、新井さん、伊東さん、宮さん、雑賀
西島さん、清水さん、矢野さん、宮岡先生、竹下さん(石巻専修大学事務部長)
5. POJ 2019の方向性等
【POJ 2020】 10年目ファイナル
- 3月迄に「企画チーム」を発足。
- 4月より「実行委員」を募集
- 5月中旬に「実行委員」の打合せ
- 5月下旬~6月に一泊二日で「事前打合せ&下見」、
にっこりサンパーク訪問&ライブ - 7月「実行委員」の第二回打合せ
8月22日(土)~23日(日) 4月より実行委員の募集- 新蛇田第一集会所 午後から エアコンで冷やしておく、水分などの準備
- 渡市営新渡波東集会所 午前中 扇風機の活用
【POJ 2021以降】 今後
◆POJ 有志で、お盆の翌週の土曜日に、新蛇田第一集会所でライブ等を実施。終了後は、追分温泉に宿泊して懇親。
◆POJ ライブ 毎年都内で、小川マキさんに協力頂き、POJのメッセージと音楽を楽しんで頂く。