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POJ石巻2014報告書~2015に向けて

1. ご挨拶とご報告

【雑賀日出夫】

【Pride of JAPANの由来】

今年で4年目を迎える東北交流支援プロジェクトPOJの由来は以下の通りです。
「無規範社会」と叫ばれて久しいですが、東日本大震災の際に被災された方々が示された秩序だった行動や思いやりの精神に、私たちは日本の誇りだと感動。
私たちの強みや得意分野で、自分の最善を尽くして、思いを一つに、交流支援をさせて頂こう  というのが由来です。

◆POJの実施に際し、ご支援を頂いた全ての方に厚く御礼を申し上げます。
現地入りをしてくださった方、ご寄付や事前準備などでご支援を頂いた方、会場や施設の調整や手配、チラシ・HPなどで協力をしてくださった方は、合計100名を超えております。
人生や仕事の醍醐味は、仁(自分や自分の大切にしていることを、一緒に大切に思ってくれる人がいることである)だと習いました。
私は幸せな人間だと感じております。本当にありがとうございました。

◆そして、「思いやりの精神」などは、東北の被災された方々だけでなく、POJの実行委員や支援してくださった皆さん方にも、宿っていると感じています。
それが約100人集まって発現する機会がPOJであり、毎年参加するたびに、自分の中の「人間性」が呼び覚まされ、人間に戻ることができるような気がしてなりません。

◆私は政治家ではないので、被災された方々を全員救済したり、インフラを良くすることは出来ませんが、人間は一人でも見ていてくださる方、応援してくださる方がいると、頑張れる生き物だと考えています。私たちの強みや得意分野で自己の最善を尽くし、縁があった被災者の皆さんと一緒に最高の時間をつくることができ、それを何かの時に思い出して頂ければと思っております。

◆私の知人の話です。伊豆の観光地で6年間ゴミを拾い続けている方がいます。彼は観光地にお店を出しているので、多少は仕事に役立っているかもしれません。6年間やり続けた結果、仕事はもちろん人生が変わったと言っています。一緒にゴミ拾いをしてくれる仲間が出来たり、学生が協力してくれたり、必然的に地域貢献活動や町興しになったりしていて、最近では良く講演などに駆り出されているようです。彼曰く、「ゴミを拾って何になる」という人がたくさんいるそうです。でも、そういう人たちは、この6年間何もしないで、何も変わっていないとのことです。POJも続けることで、見えてくること、変わること、成長できることがたくさんあると感じています。
http://sakuyahime.jp/archives/sakuyaindividual/%E9%A3%AF%E5%80%89%E6%B8%85%E5%A4%AA%EF%BC%88%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%8F%E3%82%89%E3%83%BB%E3%81%8D%E3%82%88%E3%81%9F%EF%BC%89

<準備編>

■今年の1月に【西島篤師さん】の東北支援にご一緒させて頂き、にっこりサンパークに伺いました。草野社長やひかる君、泉谷景子さんも一緒でした。施設を管理されていらっしゃる【佐藤嘉信さん】宅にお邪魔し、会場の予約をさせて頂きました。昨年に続いての実施で、とてもスムーズでした。家族で亡くなられた方がいると、生命保険金が入り仮設住宅を出て新居を購入することができるが、そうでないと仮設住宅を出ることができないなどのお話をお聴きし、胸が張り裂けそうになりました。
西島さんは、癌と闘病しながらも、今年もPOJのことを気にかけてくださり、抽選の景品やドリンクなどでで、多大な後方支援をしてくださいました。本当にありがとうございました。
西島さんの東北支援のサイトをご覧ください。西島さんは震災直後から毎月、物資や金銭的な支援を、石巻専修大学と連携されて実施。4年間継続されると聴いておりますので、おそらく来年3月がフィナーレなのではないかと思います。私もご一緒出来れば、ご一緒したいです。
また、チームニシジマの現地員である【小野寺千穂子先生】(石巻好文館高校前校長)も駆けつけてくださいました。
http://team-nishijima.jpn.org/41.html

■宿泊施設に関しては、今年も【宮岡先生】が石巻専修大学さんと調整をしてくださいました。宮岡先生が常務の【市川辰雄さん】、部長の【伊藤隆俊さん】、課長の【高橋郁雄さん】、主任の【斉藤元樹さん】に申し入れをしてくださいました。当日、市川さんや伊藤さん、斉藤さんが到着を待っていてくださいました。また、ドリンクの差し入れをしてくださいました。また、市川さんと【坂田学長】はご多用のことろ、POJに足を運んでくださいました。
直接縁がない私たちが、石巻専修大学さんの教室やシャワー室、食堂などを利用できるのは、専修大学の理事である宮岡先生のおかげです。また今年も宮岡先生から多額のご寄付も頂き、早朝の被災地ツアーの手配もしてくださいました。
日曜日の早朝、石巻専修大学のトラックを約30分、一緒にジョギングさせて頂きました。宮岡先生は本格的な走りで、何と二周の差をつけられてしまいました。POJはもちろん、専修大学の宝だと思いますので、来年以降は健康面を重視して、ご協力頂ければと思います。

■石巻専修大学の【石川栄一さん】が、西島さんと連携してくださり、景品やドリンク類の購入、事前の運搬、テント設営。談修師匠の毛氈、座布団など高座の用意、江島さんや談修さん、荻野さんの送迎を一手に引き受けてくださいました。物理的な準備は、石川さんなしでは語ることができません。気持ちよく何度も何度もやりとりをしてくださいました。本当にありがとうございました。

■バスと石巻専修大学の学食の手配は、なかなか人数や数量が決まらず、大変だったのですが、昨年同様【荻野孝さん】が、入金確認・会計処理と併せて、全面的に対応してくださいました。荻野さんはお仕事が多用にも関わらず、全て無償で奉仕してくださいました。多額のご寄付まで頂き、POJが実施できるのは、彼のような裏方を誠実に担当してくださる方がいるからです。

■保険に関しては、専修大学育友会前会長の【瀬在義夫さん】に、今年もお願いをしました。直前に保険内容の変更をお願いしても迅速丁寧に対応してくださいました。過去にも大変な移動と運搬を一言も不満をおっしゃることなく、取り組んでくださいました。大変なことを気持ちよく引き受けてくださる方こそ、本物の方だと思います。保険のご用命は瀬在さんにお願いします。

■チラシの作成は、今年もプラニューの【知久明季奈さん】が短期間で効率よく、素晴らしい出来栄えに仕上げて頂きました。また、ホームページのメンテは、【松田悦洋さん】が無理なお願いにも関わらず、直前に対応してくださいました。お二人に感謝申し上げます。

■後援については、今年も木の屋石巻水産社長の【木村長努さん】、石巻日日新聞の報道部長【平井美智子さん】、三陸河北新報社の【及川智子さん】が協力してくださいました。「石巻日日新聞」「石巻かほく」ともPOJのイベントを事前に紹介してくださいました。※添付資料ご参照。

■Tシャツなど荷物の準備は、宮岡先生の秘書である【簗田美代子さん】が確認してくださり、事前に用意してくださいました。簗田さんは石巻入りをしてくださり、全体を見て、その時に必要なことを自発的にしてくださいました。こういう仕事ができる有能な方がいらっしゃると、組織は本当に楽です。弊社にも迎えたいくださいですが、宮岡先生が絶対に手放さないことでしょう。

■また、同じく今村記念法律事務所の【阿久津透さん】が参加してくださいました。弁護士さんですが、とてもサービス精神が旺盛な方で、自発的に動いてくださいました。泉谷景子さんの演奏の際、譜面をめくられており、お聴きするとピアノを習われたことがあるとのこと。弁護士でピアノが出来て、お人柄が良い。非の打ち所がありません。

■映像は、スタンズ社の【小林和彦さん】が一手に引き受けてくださいました。昨年までは編集をお願いしていましたが、今年から現地入り。私は仕事でお付き合いしているのですが、映像やネット・e-learningなどで困ったら小林さんに相談することにしております。我が社の「ラストホープ」という存在が小林さんです。お陰様で、今年は「コンセプト編」と「記録編」に分け、素晴らしい映像が出来上がりました。小林さんはHP作成のプロの方もご紹介してくださいましたので、POJのHPも見違えるようになるかもしれません。

■TOGETHER MUSICの【草野宏之社長】が昨年に続き、機材はもちろん、青山ひかる君と泉谷景子さんを連れて、全て無償で参加してくださいました。POJだけでなく、何度か東北でボランティア・ライブをされています。なかなか出来ないことだと思います。是非、草野社長やTOGETHER MUSICを応援してくださいますようお願い申し上げます。
http://www.together-music.com/

■今年から【山上直晴さん】が参加してくださいました。専門家相談を申し出てくださったり、相談者がいないと、進んでお手伝いをされたり、お婆ちゃんの肩を揉まれたり等々。母校や人の役に立ちたいという情熱が並はずれた方です。POJには金銭面でもご支援をしてくださいました。被災地でPOJに参加されない方=仮設住宅から出てこられない方にも支援をされたいとのことで、準備を始められています。

■諸星さんは、四年連続、司会進行をしてくださいました。現状に満足することなく、良いより司会をしようと取り組まれている点が素晴らしいと思います。今年も安定感があり、見事な司会進行でした。解散パーティーも彼にお任せしています。

■簗田さんと、【江島まゆみさん】が、初日の受付をしてくださいました。簗田さんは抽選券などをテキパキと仕上げてくださいました。江島さんは前日仕事が入ったにも関わらず、新幹線で当日駆けつけてくださいました。流石に、長年CAされていらっしゃることもあり、見事な接客応対でした。二日目の司会進行も単なる説明ではなく、情報をちりばめられて、付加価値が感じられる素晴らしいものでした。是非空の移動は、ANAでお願いします。

■ご寄付・物資の提供によるご支援を頂いた方は、以下の通りです。
宮岡孝之先生、西島篤師さん、荻野孝さん、山上直晴さん、小野惠一先生、古屋京子さん、
杉森樹一さん、石巻専修大学さん、本望光子さん、青木みどりさん、小林和彦さん、
草野宏之社長、橋本嘉市さん、江島まゆみさん、細川正博さん、福井雅一さん、
瀧沢靖雄さん、立川談修さん、小川マキさん、青山ひかるさん、泉谷景子さん、雑賀

<当日編 8月23日(土)>

■味どころ「はしもと」の【橋本嘉市さん】と娘婿の【新井健二郎さん】が、機材を全て自費で用意し、焼き鳥と焼きそばを振舞ってくださいました。お二人は炎天下にも関わらず、一生懸命に焼いてくださり、被災者の皆さん方の長蛇の列が出来ました。皆さんが喜ばれたのは言うまでもありません。夏前に、草野さんが私を食事に連れていってくださったのですが、そのお店が橋本さんのお店でした。そして、殆ど詳細をお聴きせずに、「私にも何か出来ることをさせて頂けませんか?」と名乗りをあげてくださいました。食の振舞いはPOJの課題でしたので、本当にありがたい限りです。ホテルで仕事をされていらっしゃる新井さんは率先して動いてくださり、とても好感が持てる方でした。橋本さんは、懇親会の席上「世の中の男性は全て友人で、女性は全て私の彼女である」という名言で、今年度のMVPとなりました。忘年会か新年会を、是非橋本さんのお店で行いたいです。
http://www.hotpepper.jp/strJ000659305/

■また偶然ですが、笛と太鼓でお囃子を演奏されているお二方がおり、呼び込みとして協力してくださいました。やりとりをしてみると、佐原囃子として重要無形民俗文化財になっており、プロ野球日本シリーズで国歌演奏をされていらっしゃる凄い方でした。焼き鳥と焼きそばと相俟って、集会所の集客に繋がったことは言うまでもありません。

■今年もトップは、落語家の【立川談修師匠】です。満員になった集会場で、準備をしっかり行い、玄人好みの習熟した口演で、お爺ちゃん・お婆ちゃんを楽しませて頂きました。皆さんの笑顔が印象的です。談修師匠の今後のスケジュールは以下の通りです。
http://tatekawa-dansyu.com/schedule

■二番手は、【小川マキさん】でした。今年は集会所でのライブでした。マキさんの報告にもある通り、マキさんはもちろん、寺地さん・山田さんと、お客さまである被災者の皆さんとの距離が近く、曲が進むにつれて、マキさんの軽妙なやりとりもあり、全員の思いが一つになることが感じられた時間でした。懐かしい歌を全員で口ずさんだり、「きずな」のサビを手話で行うのが、とても好評でした。マキさんの公式サイトが、とてもマキさんらしい素敵なものになっています。POJの報告ブログと併せて、ご覧下さい。【土屋秀俊さん】が山形から今年もサポートで駆けつけてくださいました。
http://ogawamaki.com/
http://blog.livedoor.jp/ogawamaki/archives/52182501.html

■三番手は、【瀧沢校長先生】率いる朝霞第四中の皆さんの演舞です。昨年に続き、中学生31名、先生方5名の36名で、バスをチャーターして参加してくださいました。私は、瀧沢さんのお招きで、彼の学校に講演をしに伺ったことがますが、中学生の皆さんが挨拶をしっかとされ、また清掃が行き届いており、校長室はもちろん、廊下には「惻隠の心」「羞悪の心」などの掲示がたくさん貼られておりました。瀧沢校長先生のリーダーシップの賜物だと思います。
引率の先生方もしっかりとされていらっしゃいました。流石に、自主活動に参加される先生は違います。学年主任の【山岸孝弘先生】は常に全体を把握し、包み込むような愛情で写真を撮られていました。【中野馨先生】は時々中学生に間違われることがあるそうですが、「中野なくして鳴子踊りはない」というくらいの存在感で熱血指導!ご自分も一緒に輝いて踊っていらっしゃいました。その中野先生の熱さを受け継ぐのが中学3年生の担任をされている【桑田敦史先生】だそうです。桑田先生がいらっしゃれば、来年も大丈夫でしょう。そして、忘れてはいけないのが、朝霞第三中から参加してくださったモデルのような【大友涼子先生】。第四中から第三中に異動されたにも関わらず参加頂き、第四中の生徒さんたちはとても喜ばれたそうです。36名の会場全体を使ったパフォーマンスは圧巻!中学生の皆さんから、たくさんのパワーを頂きました。
http://www.asakadai4chu.city-asaka.ed.jp/01.Introduction/02.greeting.html

■初日のトリは、【青山ひかるさん】【泉谷景子さん】でした。純白のスーツとドレスで表れ、まるで屋外結婚式のようでした。美人ピアニストである泉谷さんの美しいピアノの音色に清涼感を覚え、ひかる君の情感たっぷりな歌声のジョイントが素晴らしく、しばし時間を経つのを忘れるほどでした。決してお世辞ではなく、世に出て当然の歌唱力とピアノの演奏だと思います。彼らのライブや演奏を皆さんで応援しましょう!
http://www.together-music.com/aoyamahikaru/
http://izutanikeiko.com/

■初日の最後は抽選会でした。立川談修師匠やマキさん、ひかる君・泉谷景子さんのサインや提供商品。そして、西島さん提供の商品が景品で、大いに盛り上がりました。

<当日編 8月24日(日)>

■特定非営利活動法人「IT’S NOT JUST MUD」の千葉さんが、飲み物とお菓子をお客さまに振舞ってくださいました。炎天下でしたので、ドリンクの差し入れはとても助かりました。これも繋いでくださった【畠山卓也先生】のおかげです。

■二日目のトップは、昨年同様「鳴子けやき四中」の演舞です。瀧沢校長先生の「石巻の市民憲章」を紹介した熱い挨拶でスタート。早い時間でしたが、中学生の皆さん方のパワーを頂こうと、お客さまの出足が良く、良い流れをつくってくださいました。

■二番手は、【青山ひかるさん】【泉谷景子さん】でした。純白のスーツとドレスから一転、シックな服装での登場でした。泉谷景子さんの「夏の思い出」に、皆さんも思いを馳せたことでしょう。また、ひかる君の夏祭りを盛り上げる「人生チャチャチャ」や「東京ラプソディ」、「愛燦燦」で会場が一つになりました。

■三番バッターは、【中津川栄作さん】の「狭いスペースでの運動」でした。中津川さんは、多用なところ、羽田空港を経て新宿に合流してくださいました。コンパクトにストレッチを指導して頂き、気持ちよさそうにおじいちゃん・お婆ちゃんは体を動かしていました。彼は野球や人生に真っ直ぐな人物です。野球の申し子であることは間違いがないので、精進を積み重ねていると、高校野球や大学野球の指導者のチャンスが必ず訪れると信じています。

■ここで、昨日に続き、抽選を行いました。抽選会は、中津川さんと江島さんが行ってくださいました。景品は前日同様【西島篤師さん】のご協力によるものです。参加者の皆さんは、抽選会が大好きで、一喜一憂されていらっしゃいました。西島先輩、本当にありがとうございました。
■最終日のトリは、今年も【金井麻衣子さん】が率いるプラスニューカンパニーの皆さんです。
第一部は、プラニューの皆さんのアクションショー「宝を探せ!short Ver.」
歌はもちろん、ダンスの「クルクル回転する」パフォーマンスが素晴らしく、また殺陣も迫力満点で来場者のお婆ちゃんや女子中学生から黄色い声援が飛んでいました。そして、最後の「一人はみんなのために、みんなは一人のために」の歌詞に、会場は静寂に包まれました。
第二部は、にっこりサンパークの子供たちと、プラニューで創り上げるミュージカル。
サングラス姿の子供たちが何故か愛らしく、会場参加型のパフォーマンスで全員が一つになりました。朝霞第四中の皆さんも参加してのソーラン節は迫力満点!子供たちの感想や詩の披露、最後のビリーブは、とても素晴らしく、会場全体が愛と思いやりで包まれました。

プラニューの皆さんは、今年も14名という大勢で参加してくださいました。事前の稽古や調整、移動や運搬などとても大がかりで大変だったと思いますが、金井さんのリーダーシップなのでしょう。見事にまとめて頂き、今年も子供たちの記憶に残る二日間を提供してくださいました。14名の皆さん、本当にありがとうございました。
http://ameblo.jp/maiko-sasayaki/entry-11915620286.html
http://ameblo.jp/maiko-sasayaki/entry-11915991999.html
http://ameblo.jp/maiko-sasayaki/entry-11917181843.html

2.  実行委員の皆さんから寄せられた感想


【POJ顧問 宮岡孝之先生】

現在、法科大学院の希望者にゼミを行っています。
ゼミ修了後、3年生に「じゃあ、食事にでも行くか」と声をかけて,旬のサンマを食べに行きました。
そのゼミ生、「今週は元気ですね。先週は本当に疲れた顔をしていました。」と。
そういえば、先週はPOJから帰って、1日も休まず日常生活を送っていました。
そろそろ、夜行バスがつらい年齢になったようです。

さて、POJの振り返りです。
今年で、4年目ということもあり、企画も安定し、進行等についても大きな問題もなく順調であったと思います。また、にっこり、サンパークの方とも顔なじみになり、この場所に帰ってきたという感じです。なんといっても、今年のイベントは、「橋本さんの焼き鳥、焼きそばの振る舞い。」 大盛況でした。そんな中で、ある女性が「いくらなの。私も商売していたから任無料という訳にはいかない。」と千円を出されました。「済みません。皆さんから頂いておりませんので、お代を頂くわけには参りません。」と。 しまった、Tシャツがあれば、お買い上げ頂けたのではないかと後で気付きました。

確かに、今年は丁シャツの販売に手が回りませんでした。昨年に熱心に販売してくれた青木さんのセールストークのうまさに感心。
現地に行って、復興が進んでいないことを、改めて実感しました。
この方々が、震災前の生活を取り返すまで、微力ながら支援を続けたいと思います。


【POJ顧問 西島篤師さん】

去る8月23日(土)、24日(日)に第41次東北交流支援を実施。今回は、後方支援として協力させていただきました。「プライド オブ ジャパン Pride Of Japan(POJ)」という大きなイベントを宮城県石巻市にある仮設住宅「にっこりサンパーク」で開催。POJ としては4年目を迎えます。その報告書として石巻専修大学の石川次長が写真といっしょにまとめてくれましたので添付します。

POJ は専修大学の校友、宮岡孝之氏を顧問に雑賀日出夫氏がまとめ役として約100名からのスタッフで各種イベントが組まれています。ミュージカルあり、落語あり、各種演舞ありと、仮設住宅の皆さんは二日間にわたり、それぞれのプログラムを堪能していただけたものと思います。POJ の皆様の「復興と感謝」のつよい、熱い思いで10年は続けていくという思いで毎年献身的にボランテイアとして取り組んでいます。頭が下がります。


【POJ会計 荻野孝さん】

□参加費やご寄附の入金

毎年多くの方からたくさんのご入金を頂きまして誠にありがとうございました。
震災から3年半が経過し、徐々に震災の記憶が薄れていく中でこれだけ多くの方からのご支援がいただけるのは本当に有難いことです。あと6年、引き続きよろしくお願いいたします。

□食事の手配

  • 毎年、石巻専大学食の気仙さんやスタッフの皆さんには土日にもかかわらずご対応いただき申し訳なさと有難さでいっぱいです。また、一人揚げ物が苦手な方の食事を別メニューにしていただきました。本当にありがとうございました。
  • それと今回の昼食は「住民任意団体WE ARE ONE北上」にお願いしましたがいかがだったでしょうか?ボリュームがあって個人的には良かったと思います。経営が厳しそうなイメージがありますので、来年は参加者全員分頼めるといいですが・・・。

□チャーターバスと被災地ツアー

  • チャーターバスは懇親を深めるには最高ですね。ただ、今回のバスはゴージャス過ぎたような感じがしましたので、バスのランクを下げて、バス代をもう少し抑えられるといいですね。
  • 被災地ツアーは毎年実施してほしいです。
    時の経過によって記憶も薄れがちですがお話をお聞きしていると2011年を思い出します。

□撮影

小林さん、焼き物に夢中で撮影のサポートをすっかり忘れ申し訳ありませんでした。

□焼き鳥と焼きそばの振舞い

  • 集客力抜群でした。
  • 焼きそばは食べられませんでしたが、焼き鳥、美味しかったです。ビールと一緒に食べたかったです。
  • 焼きそばも好評でしたが、他の団体が夕方から焼きそばの有料販売をするとお聞きした橋本さんが焼きそばを焼くのを途中で止められて、他の団体を優先されていました。他者中心で何だか潔さを感じました!
  • 炎天下の焼き物作業時に帽子をかぶっていない人用に現地の優しいおばさまがタオルを5、6本持ってきてくれました。どなたかわかりませんがありがとうございました。
  • 炎天下での焼き物作業に従事された皆さんお疲れ様でした。

□談修さんの落語パート

  • お囃子の兄弟と談修さんの落語はものすごくマッチしていましたね。談修さんの落語はお聞きできませんでしたが盛況さは伝わってきました。
  • 一日目で帰らせていただき、裏方の役目を果たせず申し訳ありませんでした。
  • 石川先生に仙台まで送っていただき助かりました。雑賀さん、石川先生にお声掛けいただきましてありがとうございました。宮岡先生・雑賀さん、いつもありがとうございます。お二人がいなければPOJは成り立たないと思います。今後6年引き続きよろしくお願いいたします。

【POJ  瀧沢靖雄さん】

本当に感謝しております。雑賀さんの呼びかけと熱意ある推進力、そして何より「人徳」のお陰さまで、POJを実施し東北の皆様へのご恩返しができたものと、しみじみ感じ入っておるところです。
このPOJの実施とご協力いただいた皆様のお力により、本校の子どもたちも有意義な時間を共有し、貴重な体験をさせていただくことがかないました。

今後、雑賀さんの目標である「10年はやる!」という信念に、私も賛同させていただきます。幸い、あと8年位は学校教育の長として勤務する予定ですので、学校が変わろうとも参加いたします。
本当にありがとうございました。 朝霞市立朝霞第四中学校 瀧沢靖雄


【POJ  諸星秀俊さん】

【良かった点】

  1. 実行委員が慣れてきたため、事前の打ち合わせも含めてスムーズに進んだ。
  2. にっこりサンパークの方々と濃密な交流ができるようになった。➡最大の成果ですね。
  3. 実行委員・演者の間で理念が共有できるようになった。息も合ってきた。
  4. POJ自体に勢いがついてきた。➡この調子で10年目まで駆け抜けましょう!

【反省点】

  1. 「雨天の場合にどのようにするか」をもう少し具体的に決めておくべき。
    ➡たまたま快晴でラッキーだったものの、来年も晴れるとは限らないので。
  2. 実行委員向けの案内とお客様向け案内が一部で一緒になっていた。
    ➡例えば、清掃の指示などはお客様がいる場ではなく、裏方で実行委員と演者だけに伝えた方が良いと思います。
  3. もう少し機敏に動ければ良かったように思う。➡諸星個人の反省点です。

【司会についての総括】

今年も司会を担当させていただき、ありがとうございます。至らない点も多々あったと思いますが、申し訳ありません。司会をする際は、とくに「わかりやすさ」を重視しました。POJの理念、雑賀さんや私たちの志、演者の方々の熱意をストレートにお届けしたいという思いでした。私たちの間では、わかりきっていることでも、初めて参加する方々にはわからないこともあると思います。少しくどくなっても繰り返しアナウンスをしたり、聞き取りやすいようゆっくり落ち着いて話すことなども意識したつもりです。いかがだったでしょうか?「司会に対する評価」は皆様にお願いしたいと思います。


【POJ  小川マキさん】

POJ石巻、お疲れ様でした。そして大変お世話になりました。
2日目の子供ミュージカルでは更に盛り上がって最高のフィナーレを迎えられたのではと想像しています~!今年も素敵なイベントになりましたね。本当にお疲れ様でした。
偶然に、お囃子の生演奏の方々に遭遇できたのは嬉しいサプライズでした。
新しい きずなの輪 が次々と繋がって、更に大きな「和」を築いているのは素晴らしいです~☆
雑賀さんを始め実行委員の皆様の人徳なのでしょう~!現地の方々との交流や実行委員さんの癒しに我々の音楽演奏が少しでもお役に立てていれば幸いです。

今回は、集会所で演らせて頂いたことで、お客様との距離感も近く、一体感を感じることができました。昨年以上に小川マキらしいパフォーマンスが出来たと思っています。当日の朝、現地にて、司会の諸星さんとの事前打ち合わせが出来たので談修さんとのつなぎ部分がスムーズに進行できたと思っていますが いかがでしたでしょうか。また、個人的には、バンドメンバーとの距離も近く一体感を感じる パフォーマンスが出来たと感じました。実行委員のみなさんによる事前準備のお陰で、何の心配もなくパフォーマンスに集中する事が出来たことに感謝の 気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

それから、石巻イベントの報告書、ありがとうございました。PDF書類でとても見やすく、イベントの様子を楽しく振り返る事が出来ました。このような情報をPOJの Facebook や 公式サイ ト に掲載して頂けると、個人のブログ等からリンクを貼って、一般の方々にご紹介できると 思うので大変有り難いです。ご検討のほど宜しくお願い致します。


【POJ  瀬在義夫さん】

大変お疲れ様でした。瀬在です。3日間の長旅、終わってみますとあっと言う間でしたね~
いつも雑賀様のエネルギーには感心しております。何事も行動と言う事を感じます。
フルタイムでの石巻、非常に嬉しく思っております。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。心より感謝申し上げます。


【POJ  山上直晴さん】

Ⅰ.良かった点

  1. 室内外ステージでの実演イベントはどれもクオリティが高く、どの年代の方々も十二分に楽しんでおられる様子が見てとれた。少しの間だけでも笑顔になって頂き、本当に良かった。
  2. 焼き鳥、焼きそばの提供サービスも来場された方々に十二分に喜んで頂き、素晴らしかった。 食べ物を介して会話が生まれ交流出来たのも良かった。
  3. 他グループの「飲み物、お菓子サービス」により客席の皆さんが水分補給等出来て良かった。

Ⅱ.こうすればもっとよくなる点

  1. ひかるさんのショーの後、客席で住民の方が「ひかるさんのCDを聞きたい。集会所で貸出しをしてくれれば良いのに」と会話されているのを聞いた。
    →集会所で貸出し事務をやって頂けるか確認が必要だが、可能ならひかるさんのもの、マキさんのものを貸出用としてCDを10枚程、POJとして贈呈してはどうか。(お二方にご負担を頂くわけにはいかないので、POJとして購入しPOJとして贈呈する。)また、貸出事務不可ならば、集会所にCDカセットステレオとCD各2枚を贈り、集会所で随時聞いて頂くようにしてはどうか。
  2. 観客席への冷たい飲み物提供サービスをPOJとして行うべきではないか。
  3. 抽選会の商品について、質量ともにもう少し充実出来ないか。ゲームとは言え、当選しなかった方々に、がっかりした気持ちを感じさせたくないので、参加賞を差し上げたい。
  4. 炎天下、高齢の方は、かなり暑そうだった。他の時期の開催も考えるべきではないか?
  5. 会場に出てこられない方々への支援をどうするか考えるべきではないか。(ちなみに私は、今回、来場者のお一人からタオルを頂いたことをきっかけに、来場者の方々が使用しているタオルを注意して見てみましたが、使い込んだよれよれのものを首に巻いている方が多かったです。各戸に2枚づつ、使い心地の良いカラフルなタオルを贈りたいと考え、その資金稼ぎのアルバイトを始めました。※170戸×2枚=340枚×400円=136千円を来年度に向け準備するつもりです。)

Ⅲ.その他

NHKの「東日本大震災3年被災者1200人調査(2014年1月実施)」によると、

  • 現在の家計の財源について、50.5%の方が「年金」、22.8%の方が「預貯金の取り崩し」と回答されており、被災者の方の生計は先細り状況にあり、将来に向け経済的不安を抱えている様子が窺える。
  • 震災による心身への影響について、34.9%の方が「よく眠れない」、38.6%の方が「気分が沈みがち」、24.3%の方が「薬が必要になった」と回答されており、体調不良の様子が窺える。
  • 「毎日のくらしに不満、やや不満」と回答された方が、51.9%、
    「今の家計状態に不満、やや不満」と回答された方が52.8%
    いることから、被災者の方々の生活救済がまだまだ、道半ばであることがわかる。

また、自由書き込み欄のコメントには、こんなものがあった。

最愛の息子を津波で失い、3年になろうとしています。狭い仮設の生活で精神的にも肉体的にも疲れが出てきています。私の気持ちは…時間と共に苦しい…その反面これではダメだと気持ちを奮い立たせたり…あの3年前の3月11日を思うとドキドキしてきて具合が悪くなってしまいます。まだまだ続いて行くのだと思います。 (岩手県山田町・50代・女性)」

「もう一度故郷に帰りたいと願っております。仮設にも十分世話になり有難く思っています、出来ることなら早めに住みよい所でもう一度暮らしたいと常に空を見て故郷の山や海の風景を偲んでいます。誰とも会えないことを知っていても自分の玄関の表札などを見て生きたいです。健康に注意をしながら迷惑のかからない生活を望んでいます。 (岩手県釜石市・80代・女性)」

「失ったものは余りにも大きかったし、それを穴埋めする為に働き続けなければならないのですが、丸裸になって初めて大切なものがくっきり見えた気がします。3年経てなお、思いやりの心で支え励まして下さる方々に心から感謝申し上げます。そのお心に応えられるよう、明るく元気に頑張りたいと存じます。(宮城県気仙沼市・50代・女性)」

「親・兄弟も亡くして今も風化する気持ちなどありません。津波が憎い気持ちは変わりません。両親、兄がいた頃に戻りたい。私は今でも仕事を始める時に話しかけています。今日も頑張るから見ていてねって。私の心の中にはいつまでも父・母・兄がいます。生きています。これからも私の家で、仲良く皆で暮らしていきます。(宮城県石巻市・50代・女性)」

「娘が亡くなったことは未だに信じられません。もう3年、まだ3年…あの子はどこにいるのでしょう。いまだに「ただいま」と帰ってくるようです。本当なら成人式も迎え、今年22歳です。まだ部屋もそのままです。私も正直早く娘の所に行きたいとも考えましたが、長男・次男を残して行けません。この苦しみは一生続きます。(宮城県亘理町・50代・女性)」
震災後ずっと走り続けている感じだ。家の片付けから会社の復旧へと始まり、現在は会社の売り上げを震災前の状態にどうしたら戻るか試行錯誤しながらチャレンジしている。体力勝負が続いている。これからも続くと思う。あと3年後に現在の状態の真価が問われると思う。頂いた支援に報いるためにもがんばっていきたい。(宮城県石巻市・30代・男性)」

「もうすぐあの日から3年です。なぜ私は60歳を目前にして色々なものを失って、でも生かされていて、今後の家の事も決まらず…土地は宅地として使えるようになるまであと2~3年かかり、私達は年を重ねていく。自分達だけではない事は充分わかっています。以前の暮らしの自分に戻りたいです。家の事を考えるのも疲れました。(宮城県石巻市・50代・女性)」

「震災で息子を亡くして3年が経ちます。気持ちは未だについていけません。TV等でオリンピックを騒いでいた時も悲しくなりました。「震災は終わったな」と。福島県は無くなった被災者より原発ばかり。私達は「顔で笑って心で泣いて」毎日歩いて行くしかないのです。とりあえず、頑張って生きてきました。(福島県新地町・40代・女性)」

以上の調査結果を踏まえると、屋内外のイベントに顔を出される方々への支援だけではなく、仮設住宅で悲しみ抱えたままの方々への心のこもった物資支援等も必要なのではないか、そのためには、あらためて範囲を広げた募金活動による資金集め(例えば、専大キャンパスの各所にPOJの募金箱を設置する等)も必要ではないか、と感じました。


【POJ  金井麻衣子さん】

POJのみなさま

お疲れ様です。プラスニューカンパニーの金井麻衣子です。今年もPOJ、ありがとうございました。

当日は子供たちへの対応があり、みなさまにお礼のご挨拶もしないままお別れになってしまい、
申し訳ございませんでした。
仮説住宅に住む子供たちは、少し思春期に入った子もいれば、去年よりも明るく話すようになっている子もいれば、去年と様子が変わっていない子もいて、人それぞれでした。ワークショップの最中、みんなで「詩を書こう」という時間を設けたのですが、みんなとっても素敵な詩を書いてくれていたんです。恥ずかしくて、ステージでの発表はテル君だけでしたが、みんな、家族や友達のこと、大切に思っているのが伝わってきて、ありきたりな言葉ですが、この子たちがこれからの人生愛で包まれて、幸せな時間を過ごして欲しいと、強く強く思いました。
ステージは、朝霞第四中の生徒さんも盛り上げてくださり、観客のみなさんもノッてくださって、大変感謝しております。今年はカンパニーのことがあったので、バスの同乗が出来ず終わった直後にみなさんとお話出来なくて残念だったのですが、また解散式で、みなさんとお話したいです。
本当にありがとうございました・・!またお会い出来ること、楽しみにしています^^

◆撮影

今年は始まる前に集合写真が撮れて良かったです。

◆焼き鳥と焼きそばの振舞い

ワークショップ中だったので、子どもたちが持ってきてくれた焼き鳥を頂きました。子どもたちもおいしそうに食べていました。大変おいしかったです。焼そばは頂けなかったのですが、
被災地のみなさま、大変喜んで下さったのではないでしょうか。

◆プラニューの皆さんのミュージカル

今年はキャスト9人、スタッフ6人で伺わせて頂きました。お楽しみ頂けましたでしょうか。
ワークショップとしましては、子どもたちと「詩を書く」という時間を設け、とても素晴らしい詩をみんな書いてくれて、キャストも泣きながら詩を読む、というなんとも言えないドラマが、実は初日にありました。また、2日を通して、始め「やらない」「出ない」と言っていた子どもが、本番ではノッリノリで踊っていたのが、大変嬉しく思いましたし、素直になれないけれど、やっぱり本心ははじけたいし、解放したいんだよな、と改めて思いました。また、朝霞第四中学校のみなさんが大変盛り上げて下さり助かりました。ありがとうございました!

◆その他(何でも)

  • 初日の夜の懇親会ではみなさんとお話が出来て良かったです。
  • 2日目の終わりで、最後みなさんにきちんとご挨拶できなかったのが心に残っています。
    申し訳ございませんでした。
  • 今年はテントをご用意頂き、音響の機械が壊れることもなく出来ました。
    また、草野さんにもご協力頂きまして、大変助かりました。ありがとうございました。
  • 4年目になりましたが、同じ場所でやることのメリットデメリットが出て来たように感じています。
    せっかくやるのに、新しい方への周知がされていないのはもったいないなと思っています。
    にっこりサンパークでの開催は大賛成なのですが、もう少し近辺に住んでいらっしゃる方の周知があってもよいのかな?と・・。せっかくバスがあるので、お客様の送迎も出来たりするのではないでしょうか・・。
    みなさんこの日のために、準備をしてきてくださっているので、もっと多くの方に見て頂きたいですね。以上です。今年も貴重な機会を頂き、本当にありがとうございました。

+ new Company 代表 金井麻衣子

3.  今後に向けて

来年も8月22日(土)~23日(日)で実施したいと考えています。

<良かった点>

  • 効率よく、素晴らしいチラシが完成したこと。
  • バスの被災地ツアーと、懇親会による一体感醸成。
  • 草野社長やプラニューにご協力を頂き、マイクやアンプなど音響機器を用意できたこと。
  • にっこりサンパーク内ででき、二日間でのべ120名を超えるお客さまに来場頂いた点。
  •  焼き鳥と焼きそばの振舞いで、開始前からの盛り上がりや集客ができたこと。
  • 笛と太鼓の「お囃子」のご支援を頂き、呼び込みができたこと。
  • 宮岡先生のご尽力で宿泊やシャワー、食事、懇親会の環境や用意を頂いたこと。
  • 荻野さんがバスの手配、食事の手配を引き受けてくださり、調整してくださったこと。
  • 石川さんが、西島さんと連携して景品の用意、ドリンク類の購入などを事前準備や送迎をしてくださったこと。
  • プログラムをコンパクトにし、どのパフォーマンスも素晴らしい出来であったこと。
  • ほぼ予定時間通りに終了できたこと。
  • 西島さんのご協力による抽選会、飲物などの差し入れ。
  • 小林さんの撮影と編集により、素晴らしい映像を残すことができたこと。

<こうすればもっと良くなる点>

  • にっこりサンパークは、ボランティアがとても多く来ている印象。初日は別の会場で実施することも検討したらどうか。
  • 石巻専修大学では、私たちの到着を待っていてくださるので、到着時間や夕食の時間を厳守するようにしたい。
  • 今年も炎天下での実施であった。最後のプログラムのスタートが10分以上遅れた。炎天下での実施だったことを考えると、もう少しスムーズに行えたら良かったと思う。
  • ペーパーやチョコを配るのは不要では。
  • そもそも晴れることを前提にしているが、雨天の場合は本当に集会所などでできるかを考えておいた方が良いと思う。
  • ホームページやFacebookなどによる発信が不足している。

以上

POJ石巻2013報告書

1. ご挨拶とご報告

【雑賀日出夫】

この報告書をまとめ、また約7時間分の映像を何度も見直し、改めて、多くの方に支えられて、POJが成り立っていることに気づかされます。POJの理念に賛同し、時間とエネルギー、お金も掛けて、ご参加頂いた全ての皆さん、後方支援を頂いた皆さんに心から御礼申し上げます。
「人間の救済は、人間によってのみ可能である」を感じた二日間でした。

<準備編>

■会場探しについて、昨年同様【西島さん】が協力してくださいました。幾つもの小中高校の校長先生をご紹介頂きました。後日、一人ひとりの先生方とやり取りをしましたが、全部断られました。そんな中、【瀧沢さん】が【畠山先生】に働きかけてくださり、最終的には畠山先生がにっこりサンパーク会長の【佐藤さん】に、会場の使用許可をとってくださいました。西島さんは、癌と闘病しながらも、POJのことを気にかけてくださり、金銭面や抽選の景品で、多大な後方支援をしてくださいました。西島さんの東北支援のサイトをご覧ください。「少し愛して長く愛して」、継続することの重要性に気づかせてくださいます。
http://team-nishijima.jpn.org/29.html

■また瀧沢さんは、ご自分の中学校のアンプとマイクだけでなく、隣の中学校のアンプとマイクも借りてきてくださいました。仮設住宅のど真ん中で、何もなかったので、本当に助かりました。瀧沢さんは、私の最も信頼する人生の同志です。天風会+POJ+人格教養教育プロジェクトといつも一緒です。

■にっこりサンパークの自治会長である【佐藤さん】は、私が下見で伺った際に、一つひとつの施設を丁寧にご案内頂きました。また、電話でも丁寧にご対応頂き「被災された皆さん方に、良い時間を過ごさせてあげたい」と何度も言われていました。私が不用意に、近くにいらっしゃったご婦人について、「奥様ですか?」と質問しましたら、「母ちゃんは流されてしまった」とのことでした。ご自分よりも周りの方の幸せを願う佐藤会長を、POJで何とか喜ばせてあげたいと思っていました。

■宿泊施設となる石巻専修大学に話をつけてくださったのは、【宮岡先生】です。昨年まで担当頂いた石巻専修大学の先生方が全て入れ替わったので、一から説明しなければならなかったのですが、宮岡先生が常務の【市川さん】に申し入れをしてくださいました。当たり前ですが、直接縁がない私たちが、教室やシャワー室、食堂などを利用できるのは、専修大学の理事である宮岡先生のおかげです。また今年も宮岡先生から多額のご寄付も頂きました。午前中の被災地視察のガイドも、法廷のやりとりの如く完璧でした。抽選後の「きずな」の合唱指導もなかなかのものでした。昼食のお弁当の差し入れ、朝霞第四中の皆さんへの缶詰や大学に泊まった全員への笹かまぼこのプレゼント。さりげないですが、宮岡先生のお気遣いによるものです。

■石巻専修大学の学食の手配は、なかなか数量や時間が決まらず、大変だったのですが、【荻野さん】が、入金確認と併せて、一手に引き受けてくださいました。荻野さんが、「雑賀さんは色々なやりとりがあるので大変でしょう。私にできることは何でも振ってください」と言ってくださいました。抱きしめたいくらいに感動しました。また、多額のご寄付も頂き、後方支援では大変お世話になりました。

■石巻専修大学では、坂田学長と市川常務の下、【斉藤さん】が取りまとめをしてくださいました。何度もメールでやり取りをしてくださいました。食事や懇親会、お弁当をどうするか、シャワー室や教室は人数からして、本当に大丈夫か。器材を借りる必要があるかどうか。景品のやりとりをどうするか。直接お会いしましたが、とても誠実な方でした。市川さんは、POJの初日に来てくださり、先回りして、石巻専修大学で迎えてくださいました。何度も携帯に電話を頂いたのですが、私がなかなか出られなかったのですが、それでもニコニコして対応してくださいました。

■保険に関しては、専修大学育友会会長の【瀬在さん】が、今年も引き受けてくださいました。多分いくらも収益にならないことを一生懸命してくださいました。是非、保険のご用命は瀬在さんにお願いします。

■チャーターバスは、【細川さん】のご紹介で、ヤングリゾートさんに昨年からお願いしています。お陰様で、とてもリーズナブルな金額です。担当の【福本さん】は、臨機応変に対応頂き、ありがたいです。バス旅行は、ヤングリゾートにお願いします。

■事前打合せには、上記のメンバーに加えて、【マキさん】【金井さん】【諸星さん】【小山さん】【森村さん】【古屋さん】などが参加してくださいました。特に、金井さんは、打合せ内容を会場スケジュールとしてまとめてくださり、どの団体が、いつ、どこを利用するのかが整理でき、とても助かりました。また、チラシ作成に困っていたところ、プラニュー関係者の【知久さん】をご紹介頂き、知久さんが殆どボランティアで、立派なチラシを作成してくださいました。金井さんを紹介してくださったのは、演出や俳優で活躍している【横田さん】です。いつかまた一緒にやれたらと思っています。

■Tシャツなどの荷物の準備は、宮岡先生の秘書である【簗田さん】が、進んでしてくださいました。簗田さんは、いつもお願いする前に、何を準備しておけば良いか確認してくださるので、とても助かります。仕事ができる美人秘書は違います!

■荷物の運搬は、名門専修大学三年生の【長島くん】と、宮岡先生・私で行いました。長島君は、宮岡先生の事務所にインターンで来ていたのが運のつきというか、恵まれていたというか。バスで連れて行かれて、最初は何が何だか分からなかったようですが、途中から自主的な行動で大活躍。準備や撮影を【三木さん】と一緒にしてくださいました。三木さんも慣れないビデオ機器を使いこなし、映像に収めてくださり、本当に助かりました。【立川談修さん】の収録では、緊張する場面などがありましたが、今年の映像が残せたのも、三木さんと長島君のおかげです。

■後援については、今年も木の屋石巻水産社長の【木村さん】、石巻日日新聞の報道部長【平井さん】、三陸河北新報社の【奥山さん】が協力してくださいました。特に三陸河北新報社の【及川さん】は「石巻かほく」にPOJの記事を載せてくださいました。

■石巻専修大学教授である【三森さん】が、【青山ひかるさん】、談修さんの送迎を気持ちよく引き受けてくださいました。ひかるさんと談修さんの交通手段がなく困っておりましたので、とても助かりました。これも宮岡先生の働きかけによるものです。

■【青木さん】のご紹介で、TOGETHER MUSIC社長の【草野さん】が、青山ひかるさんを全額ボランティアで連れてきてくださいました。お婆ちゃんのハートを射止めたようで、翌日も「ひかる君のCDを買いたい」「氷川きよしから乗りかえる!?」などの声が殺到。10月2日に、新曲発売に合わせて、再度にっこりサンパークでミニライブをされました。アンプやマイクなども、POJ終了後まで貸してくださいました。本当にありがとうございました。

■昨年ご参加頂いた厚労省の【家田さん】さんが、ご家族で差し入れを持って来てくださいました。
POJには参加できないが、応援に来てくださったお気持ちが、とても嬉しかったです。

■青木さんと【菊原さん】が、猛暑の中、受付をしてくださいました。青木さんは、来場されたお婆ちゃん方に進んで働きかけ、Tシャツをたくさん売ってくださいました。裏方の地道な仕事を進んでされる青木さんはとても輝いていて、美しく見えました。猛暑のせいかもしれません!?青木さんの「皆さんの前で、何かパフォーマンスをしてみたい」は、何らかの形で是非実現させたいと思いました。菊原さんは、流石に名門専修大学で学ばれているだけあって、とてもしっかりとした女子大生でした。準備に受付に司会とテキパキこなし大活躍。IBMでも活躍されることでしょう。お二人が作成した「マキ/ひかるうちわ」は、お婆ちゃん方に大好評でした。

■諸星さんは、事前打合せからリードして頂き、三年連続当日の司会進行をしてくださいました。
安定感があるので、何の心配もなく、毎回彼にお願いすることにしています。現在は、TOKYO自民党政経塾で政治家の卵の指導員として活躍されているそうです。私は講演などでは、必ず一番前で聴講するようにしているのですが、TOKYO自民党政経塾三期生の時に、最前列で、私の隣でいつも一緒に講義を聴いていたのが諸星さんです。

■小山さんは、いつもながら率先して、荷物の運搬や準備、そして、二日目の司会進行を菊原さんとしてくださいました。三千本プロジェクト~SSC、駅伝にPOJ。いつもご一緒してくださり、私の人生の同志です。小山さんの会社はもちろん、業界も彼がいるので、大丈夫でしょう。彼に何かあった時には、進んで駆けつけたいと思います。

<当日編 8月24日(土)>

■トップは、落語家の【立川談修】さんです。「真打ち披露パーティー」に、宮岡先生や瀬在さんと参加させて頂きましたが、立川一門が集結し、それはそれは豪華なパーティーでした。談修さんは、真打ちになられても以前と変わらず、準備をしっかり行い、玄人好みの習熟した口演で、お爺ちゃん・お婆ちゃんを楽しませて頂きました。今年のPOJの良い流れをつくってくださったと思います。
(談修さんの今後のスケジュール)
http://tatekawa-dansyu.com/diary/1992.html

■二番手は、【小川マキさん】でした。ここから屋外ステージに移り、正直どれくらい人が集まるか不安でしたが、ライブが始めると、マキさんの歌声につられて、一人また一人とお客さまが増えてきました。猛暑でしたが、マキさんの素敵な衣装と澄み透った歌声、軽妙なトークが会場のお爺ちゃん・お婆ちゃんに清涼感を届けてくださいました。寺さんと山さん、後藤さんのバンドの演奏も素晴らしく、私も一曲歌いたい気分でした。「昨年ライブに参加して良かったので、今年も楽しみにしていた」という声がありました。(マキさんのブログにPOJの記事が載っています)
http://blog.livedoor.jp/ogawamaki/archives/52143800.html
POJの出発点は、私が田口先生に「被災地の皆さんを精神面で応援するプロジェクトをやりたいです」と申し上げたところ、「よしやろう!歌をつくろう」と言われたのが始まりです。直ぐに【岸田玲子さん】のことが頭に浮かび、岸田さんの紹介でマキさんにお会いし、「被災された皆さんを応援する曲を作ってください」とお願いし、作って頂いたのが「きずな」です。一番回数多く聴いているのは私だと思いますが、何度聴いてもこれ以上ない名曲だと思います。「向日葵」も生きる覚悟が感じられる名曲ですね!(以前、東京新聞に掲載された記事です)
http://yukata-diary.seesaa.net/archives/20110722-1.html
マキさんは今年歌手生活10周年の節目で、11月16日(土)記念ライブを予定されています。POJ後援イベントにしたいと思います。皆さん、一緒に駆けつけましょう!

■三番手は、【瀧沢校長先生】率いる朝霞第四中の皆さんの演舞です。中学生35名、先生方5名の40名で、バスをチャーターして参加してくださいました。「POJとは何か」「何のために被災地に行くのか?」など保護者や先生方への説明が何度も必要だったと思います。瀧沢さんでなければ、40名に影響を与えるのは無理でしょう。オリジナルウエアに身を包み、オリジナル曲に合わて、オリジナルな振り付けによる40名の会場全体を使ったパフォーマンスは圧巻。中学生の皆さんの持つパワーを感じました。(石巻かほくの記事の写真は朝霞第四中の皆さんでした)
http://team-nishijima.jpn.org/29.html

■初日のトリは、【青山ひかるさん】さんでした。猛暑の中、黒のスーツをビシッと決めて登場!イケメンで女心を歌うお姉系の歌手です。ご自分の持ち歌に加えて、美空ひばりさんなどの名曲を抜群の歌唱力で歌いあげてくださいました。特にお婆ちゃんのハートを射止め、会場の一人ひとりと握手したことで、すっかりお婆ちゃん達がファンクラブ化し、「ひかる君命」に変わっていました。
10月2日(水)に新曲「人生チャチャチャ」がリリース。とても良い曲で、私はジムで走りながら聴いています。近い将来、紅白歌合戦にマキさんとひかるさんが出場し、私が招待される日を夢見ています。(人生チャチャチャとひかるさんの紹介です)
http://www.youtube.com/watch?v=NO1iZajywdQ
http://www.crownrecord.co.jp/artist/aoyamahikaru/whats.html

■初日の特記事項としては、【木村隆夫さん】が愛知県豊田市から、飛行機とレンタカーで駆けつけてくださいました。なかなか遠方から参加してくださる方はいらっしゃいません。「屋外ステージは屋根がないので、暑いだろう」ということになり、急遽、佐藤会長にお願いし、木村さんや小山さん、瀧沢さんなどが一致団結して、会場に二つのテントをはり、まるでドームのようになりました。このテントがなければ、参加者は炎天下でしたので、ここまで集まらなかったと思います。

■また、石巻専修大学での懇親会は、食堂・教室共にとても面白かったです。【金井さん】率いるプラスニューカンパニーで参加された【和田くん】【平山くん】【松本さん】【岩楯くん】とのやりとりは、真剣勝負で楽しいひと時でした。私は「学びたい人、自分のやりたいことを手に入れたい人は、道が開かれるべきだ」と思っていますので、今後もできる限り応援をさせて頂きたいと思います。

<当日編 8月25日(日)>

■二日目のトップは、「鳴子けやき四中」の演舞です。一日目の反響があり、二日目は最初からたくさんの方が、足を運んでくださいました。瀧沢さんと話し合い、二度踊って頂くことにしたのは、とても良かったと思います。

■二番手は、文京学院大学・短期大学吹奏楽部です。文京学院大学さんをご紹介してくださったのは、文京区議の【えびさわけいこ】さんです。えびさわさんは、美人区議として有名ですが、性格は男性そのものです。
http://ebisawakeiko.com/
理事の【小野先生】と【森村さん】率いる文京学院大学さんは3年連続三回目のご参加。小野先生の人情味溢れるお人柄と、小野先生の信頼が篤い森村さんの引率で今年もバスをチャーターして頂き、会場には6時過ぎに到着。小野先生のお話によると、学生の皆さんが「POJ石巻に今年も参加したい」と言ってくれたそうです。昨年にも増して、迫力のある演奏と満席になったお客さまが一体化。最後の曲で、会場にいた全ての人たちの「思いが一つ」になったような気がします。
(下記のサイトは昨年のPOJの様子です)
http://www.u-bunkyo.ac.jp/news/page/2012/11/post-86.html

■三番バッターは、中津川栄作さんの「狭いスペースでの運動」。中津川さんは、東都最多優勝回数を誇る名門専修大学野球部が最後に優勝した時の主将。東都リーグのベストナイン、日本代表メンバーにも選ばれた野球の天才です。元阪神の金本選手は、広陵高校の後輩だそうです。秋田の野球指導から、駆けつけてくださいました。野球少年が大人になったようなやんちゃな人物で、私の夢「専大野球部が再び黄金時代を築くこと」を彼に託しています。お爺ちゃん・お婆ちゃんは気持ちよさそうに体を動かしていました。
(専大優勝時のメンバー、3年生の投手三名はドラフト1位でプロ入り)
http://blog.livedoor.jp/donzun-baseball/archives/6384043.html

■ここで、昨日に続き、抽選を行いました。抽選会は、宮岡先生と青木さん、小山さん、長島君が担当。景品は【西島さん】のご協力によるものです。西島さん、本当にありがとうございました。うどんの本数を間違えて抽選した際、長島君が「数を間違えました。すみませんでした」と自主的にお詫びをする「ちょっとイイ話」もあったそうです。将来が楽しみですね。ゼリーは、来場者約90名にひと箱ずつプレゼントしました。重くて持ち帰れない参加者の方には、実行委員全員で仮設住宅まで「宅配」を行いました。

■最終日のトリは、プラスニューカンパニーの皆さんのワークショップの発表会。私は、石巻入りする前に中野で行われた皆さんの発表会を拝見したのですが、以前にも増してパフォーマンスの完成度が上がっており、とてもとても楽しみにしておりました。
第一部は、プラニューの皆さんのパフォーマンス。
歌とダンスのバランス、洋モノと和モノのバランス、スピードの強弱が素晴らしく、時間の経つのを忘れるくらい深い感銘を受けました。ピエロのダンスパフォーマンスの金井さんの前掛け姿や書道パフォーマンスははまり役でしたね。正直、来場者の大半は年配の方々で、どのような反応になかと思っていましたが、磨きに磨かれた完成度が高いものは年齢など関係ないようで、「ハァー、凄い」「ヒィー、見たことない」「へェー、あんなふうに踊れたら気持ちいいだろうね」などの歓声があがっていました。「全身全霊で最善を尽くしたパフォーマンスは、魂を揺さぶる感動を与える」ということを実感しました。

第二部は、にっこりサンパークで生活をしている子供たちとプラニューに皆さんで創り上げるミュージカル。初日に会った時の子供たちは、私達を叩いて逃げる、部屋に閉じ込めようとする、自分の話を聴いてもらおうとするなど、津波で大切なものを失い、愛情に飢えている言動が随所に感じられました。プラニューの皆さんはもちろん、演者や実行委員の皆さんが一人ひとり向き合った最後の発表は、素直で真っ直ぐなお子さんの態度が垣間見られ、お爺ちゃん・お婆ちゃんの拍手はなかなか鳴りやみませんでした。お爺ちゃん・お婆ちゃん達もこの地域の未来は、子供たちにあることが良く分かっているようです。金井さんはじめ、プラニューの皆さん、たくさんの本物のパフォーマンスをありがとうございました。「感動しました!」
(金井さんのブログです)
http://ameblo.jp/maiko-sasayaki/entry-11599227363.html
http://ameblo.jp/maiko-sasayaki/entry-11600857412.html
(和田くんのブログです)
http://ameblo.jp/ryo-ichi175/entry-11600972451.html
(山本真実さんのブログです)
http://ameblo.jp/bigsmile1021/entry-11600610333.html
http://ameblo.jp/bigsmile1021/entry-11600621476.html

■忘れてはいけないのが、猛暑の中、テントがないにもかかわらず、必死で音響を担当してくださった【グリくん】と【岩楯くん】です。器材は壊れてしまったとのこと。責任者として、配慮が行き届かず、本当に申し訳ありませんでした。お二人の真摯なサポートがあって成り立ったPOJだったと思います。二人にはMVPを贈りたいです。商品は、POJのマドンナ青木みどりさんのハグにしたいと思います。

■ 映像の編集は今年も昨年同様、スタンズ社の【小林さん】が、特別価格でして頂きました。私の無理なお願いにも関わらず、気持ちよく対応頂きました。素晴らしく感動的な映像に仕上がったのは、小林さんのおかげです。ご寄付まで頂きました。公私共に大変お世話になっており、足を向けて眠ることができないと思っています。

2. 実行委員の皆さんから寄せられた感想

【POJ顧問 宮岡孝之先生】

24日、25日と北上ニッコリ・サンパークで第3回のPOJの復興支援プロジェクトを開催しました。

子ども達の人懐っこさは、愛情に飢えていることの現れではないかとか、仮設住宅の住環境としての劣悪さを体感しました。3年目にして、現実に直面したと感じています。昨年より、参加者が増え、日曜日は子ども達を入れると100人程度だったでしょうか。今年も沢山の提供品有り難うございました。西島さんのご尽力に感謝しながら、充実した日々でした。開催場所について、にっこりサンパークの夏祭りプレ企画として定着させるのもよいと思います。瀧沢さんと話したところ、畠山前校長の話しでは、10年くらいは移転が難しいのではということのようです。
今回も多くの方の色々な才能を見ました。その中でも、菊原さんと長島さんは出色でした。特に、うどんの本数を間違えて抽選。この作業は青木さん、小山さん、長島さん、私でしたのですが、長島さんから「数間違えました。すみませんでした。」と。本来であれば、私が責任をとるべきところだと思いますが、なかなか言える言葉ではないと思います。今後の2人の成長に期待しています。


【POJ顧問 西島篤師さん】

宮岡さん、雑賀さん、お知らせをありがとうございます。雑賀さんらしい、雑賀さんしか書けない思いとストーリーの「当日編」、臨場感があり、あたかも参加させていただいたような気持ちです。

無事に、しかも昨年以上に盛会だったとのこと、宮岡さん含め、関係スタッフのみなさんの強い思いが現地に響きわたったものとおもわれます。おめでとうございます。わたしも元気をいただき、早く元気に復帰できるようにがんばります。お会いできることを楽しみにしています。


【POJ会計 荻野孝さん】

いつも礼を欠かさない姿勢にただただ頭が下がります。今回家族を優先させ現地に行かなかった私のこともお気遣いいただき、誠にありがとうございます。来年以降も裏方でがんばりますので、私に出来ることは何でも振って下さい。それでは10月の懇親会で皆さんとお会いできることを楽しみにしております。


【POJ  瀧沢靖雄さん】

POJ大変お疲れ様でした。衷心より感謝します。今回、初めて自校の生徒を石巻に参加させることができ、本当に有難く思います。帰りのバス車中で、子どもたち一人一人に感想を言わせたところ、口々に 「一生の思い出ができた。」「被災した石巻の人たちに何ができるか不安だったけど、行ってよかった。」 「石巻の人たちに元気をもらえました。」「皆さんが笑顔でみてくださったことに感動しました。」と異口同音に参加してよかったことや、感動をしたこと、またはPOJスタッフや現地の皆さんへの感謝の気持ちを述べていました。 中には、「石巻に行って、私の将来の職業が決まりました。」という女子生徒がいました。「建築業に携わり、石巻の住宅を建てたい・・・・。」とか。私個人としては、スタッフとしての仕事を最後までやりきらずに途中で失礼したことは、申し訳ありませんでしたが、保護者、教育委員会の理解を得るために引率させていただきました。ご容赦ください。中学生を現地へ連れて行ったことは有意義だったと自負していますが、全体を通して何かお気付きの点などありましたらお伝えください。反省し、次回に活かしたいと考えます。今後も、POJの活動並びに日本の伝統教育の再興に微力ながら邁進いたします。


【POJ  諸星秀俊さん】

POJの感謝のメールありがとうございます。つたない司会ではありましたが、ご好評いただいたようで良かったです。気の早い話ですが(笑)、来年もご協力できればと思っています。


【POJ  小山和幸さん】

良かった点

●東京ー石巻のバスでの移動: 一体感が生まれて良かった。
●2年連続同じ地域での開催: 地域に根付きつつある感じがした。 佐藤富士夫さんとの関係が非常に良かった。(事前打ち合わせお疲れ様です)
●ちょうどいい長さのプログラムであった事: もう少しみていたい、くらいの長さであった事。
●演者のパフォーマンス: 心が通っていた。非常に良かった。


【POJ  青木みどりさん】

ご丁寧な皆様へのメール、本当に頭が下がります。草野さんも、青山ひかるさんも、大変喜んでいました。10月2日(水)の新曲発売に合わせて、にっこりサンパークでのミニライブをすることになり、とても感謝されていました。本当に有り難うございます。微力ではありますが、来年以降も裏方で、お手伝いさせて頂きたいと思います。宜しくお願い致します。


【POJ  瀬在義夫さん】

いつもお世話になっております。瀬在です。 POJ準備編、本当に詳細良くお書き頂き、読ませて頂いている私にも、手に取る様に感じ取る事が出来ました。本当に感謝申し上げます。育友会会長として見習う事ばかりです。一歩でも雑賀様の様に出来る自分を創り上げる事が、今後の人生並びに育友会にとって役に立つ目標と考えております。

今年は、参加する事が出来ませんでしたが、今後のPOJはすべて参加させて頂きます。季節の変わり目になりますので、どうぞお身体を大切にしてください。引き続きよろしくお願い申し上げ上げます。いつもいつも本当にありがとうございます。


【POJ  木村隆夫さん】

この度は、POJのご対応、ありがとうございました。私は、何も事前準備せず、当日、体だけ参加させて頂き、お礼方々、お詫び申し上げます。今回は、POJの様子が掴めましたので、来年は、もう少し良いお手伝いが出来ればと思っております。そこで、POJの良かった点や、私が思った事をまとめてみたいと思います。

①石巻の皆様、大変喜んでいらっしゃいましたので、POJは大成功だと思います。石巻の皆様としましては、「本当(本音)は、どういう支援をして頂きたいか?」が分かり、実行出来ると、更に良くなると思います。

②POJは、普通に考えますと、やりたくてもなかなか出来ない、素晴らしい試みで、人格者の方々の集まりだと思っております。新聞社等を通して、24時間テレビに、POJの模様を、少しでも流して頂き、東日本大震災を風化させない運びになればと思います。


【POJ  金井麻衣子さん】

メール1つ1つから誠意が伝わってきて改めて尊敬致しました。今年はたくさんの人数で参加。

参加したキャストスタッフメンバー全員が、「現地に行けて本当によかった」と口を揃えて言っております。みんな、本当に貴重な体験が出来たようです。本当にありがとうございました!また、瀧沢さん、当日は朝霞第四中の生徒さんのパワーが、ソーラン節のクオリティを引き上げてくれました!また、「挨拶」や「報告」など徹底されており、瀧沢さんのご指導の様子が、伝わってきました。みんなに本当にありがとう!!」とお伝えください。

改めまして、今年もPrideOfJapanありがとうございました! 毎年ながら、今年もとても大切な時間となりました。 + new Companyを代表して、わたしから反省文を送らせて頂きます。

◆良かった点

◇3年目にして、一番、に趣旨沿ったイベントになれたと思う
(理由)
・お客様のほとんどが現地の方だった
・行った私たちも仮説住宅の現状が見ることができた
・自治会長の佐藤さんからの生のお話は、きっと全員の心に残るものになったと思いました
・現地の方にとても楽しんで頂けた内容になれたということが、終わった後のお客様の反応を見て伝わってきた
・+ new Companyのキャスト、スタッフメンバー、一同全員が声を、揃えて本当に行って良かったといっていました。 ありがとうございました!!

◆反省点、改善出来る点

◇去年の反省点がきちんと改善出来ていたか、去年の反省文の振り返りが必要だと思います。

◇片付けについて
片付けについての段取りの打ち合わせ不足でした。 ごみ袋や掃除機はどこにあるのか、誰が手配するのか、 どの部屋の片付けを誰がするのか、 最終的に私もバスで帰ってしまったのですが、 全部+ new Companyの残ったメンバーに、あとはよろしく!という感じになってしまったのは大反省だし、後ろ髪引かれる思いでした。来年はきちんと分担が出来、またきちんと<明確な>指示だしをして帰りたいです。

◇野外ステージについて
今回初の野外ステージだったわけですが、仮設住宅にあるあのステージは、まさにPrideOfJapanのためにあるといっていいような、ピッタリの場所だったと思います! 今後もあの場所で固定でやれたらいいですね。 雨天時は不可能ですが、もしまた野外でやるのであれば、という意味で以下記入をします。
・テントをもう少し多く頂き、日陰スペースを取れたら良いと思いました。 お客様で熱中症にならなくて良かった! また、みなさんにお茶を配る、などの配慮をしても良いかもしれないですね。
・また、来年もあそこであれば、是非音響スペースにもテントをお願いします。 炎天下で、音響の機械が壊れてしまったと、ぐりくんがいっていまして、私も配慮が足りなかった反省しています。

◇全体の集まりについて
毎年、ワークショップがあり、みなさんの披露を背景出来ず、申し訳ございません。 今回、特に青山さん、また小川マキさんには全くご挨拶も出来ず、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
なので、1日目が終わったあとの全体ミーティングなど、あらかじめ時間が決めて(もし今回も決まっていたのであれば、すみません。ですがその情報が分からなかったので) 1日目に帰られる方もいらっしゃるので、1日目お疲れ様でした、の会が出来たら(私たちも、WS中で、全員は無理でも何人かだけでも)良いなと思いました。 いつの間にか終わり、いつの間にかお帰りになっていて、少し寂しかったです。

◇ 事前打ち合わせについて 今年事前打ち合わせに参加させて頂きました。 思ったのは、あらかじめ第一回の時点で、タイスケの表が配布されていたら、もっと打ち合わせが濃い話し合いの場に出来たのではないでしょうか*^^* あらかじめ参加団体の希望時間、希望場所、内容、人数などを確認しておき、 タイスケを考える

第一回事前打ち合わせの時に、そのタイスケでいけるか、確認、また、問題点を洗い出す。
とやれたら、とてもスムーズだと思います。 また、会議を 、「本当ににPrideOfJapanの理念に沿ったものなのか」 「より、楽しいイベントにするためにはどうしたら良いか」 「新たな、隠されたアイディアはないか」 など、より濃いに会議なれるのではないかと思います*^^* みなさん大変お忙しい中お集まり頂いているので、 事前打ち合わせの事前にやれることは済ませておき、打ち合わせでは中身についての話し合いなどが出来たらとても良いなと思います。

3. 今後に向けて

私の個人商店では限界があるので、今後のことは皆さんの意見やお考えをお聴きしてから、決めたいと思います。そこで、解散パーティーでは、「私はここを頑張った」「感動したことなど参加しての感想」「来年はどうする?」について、皆さんからお聴きしたいです。

<良かった点>

  • 効率よく、素晴らしいチラシが完成したこと
  • バスツアーと懇親会による一体感醸成 (昨年同様)
  • 何もない会場だったが、各団体にご協力を頂き、マイクやアンプなど音響機器を用意できた
  • 事前に、甚大な被害があった、魚町や大川小学校を視察できたこと (昨年同様)
  • にっこりサンパーク内ででき、二日間で100名を超えるお客さまに来場頂いた
  • 宮岡先生のご尽力で宿泊やシャワー、食事、懇親会の環境や用意を頂いたこと(昨年同様)
  • プログラムをコンパクトにし、どのパフォーマンスも素晴らしい出来であった
  • 西島篤師さんのご協力による抽選会、飲物などの差し入れ (昨年同様)
  • 映像を残すことができたこと (昨年同様)

<こうすればもっと良くなる点>

  • 事前の打合内容を殆ど確認せず、直前に急なお願いをする人がいるが、改めて欲しい
  • 落語に関しては、毎年スムーズに行かないので、事前のご了解を含めて依頼する
  • 1日目終了後は、舞台ではプラスニューカンパニーが練習を行い、速やかに移動することで、石巻専修大学に夕食時間の迷惑を掛けないことになっていたが、急な持ち込み企画があった。舞台で時間を使う場合は、事前に相談をして欲しい。
  • 屋外で日差しが強く、テントの数が更に必要だった
  • 被災地の交流支援に来ているのか飲みに来ているのか分からない人がいるが、消灯時間や片づけ・清掃を徹底したい
  • 終了時間が延び、夏祭りの開始にご迷惑を掛けてしまった。
  • フェイスブックを更新し、最新の情報を提供できるようにする →×今年もできなかった
  • 新しい演者は数回お会いしてから、最終的に決定する
  • 参加や宿泊、食事申込期限を守れない方には遠慮頂く
  • 送迎のバスはなしとする
  • プログラムの順番を精査する。またプログラムとプログラムの間をきれいにする
  • 最初に、炊き出し(石巻焼きそば等)で集客する
  • 舞台や音響に関し、確認すべき点がある方・団体は、事前に申し出を行い、土曜日に発表する者は午前中、日曜日に発表する者は前日に準備を行う
  • 参加者の年齢や地元に合った曲やパフォーマンスを盛り込む
  • 懇親会や記念写真は、なるべく全員が参加できるようにする
  • 舞台と音響の専門家を用意する
  • 土曜日・日曜日とも、約2時間20分までとする

POJ石巻2012報告書

2012-1


雑賀日出夫

1. ご挨拶

毎月実施されている東北交流支援をPOJに合わせてタイアップしてくださり、北上中学校で開催できる環境をおつくり頂いた西島篤師さん。気持ち良く会場を提供してくださった北上中学の畠山卓也校長先生。そして、北上入りしてくださった方、お志を頂いた方、心から感謝申し上げます。

演者の皆さんは、ご自分の最善を尽くして演奏やお話、パフォーマンスをして頂きました。

また、裏方の皆さんも、慣れない環境の中で、準備や受付、音響、舞台操作、後片づけなど一人複数の役割をこなし、獅子奮迅の活躍をして頂きました。
「自己の最善を他者に尽くす」「清掃・応対・進退」に、私以上に皆さんが取組んでくださいました。
本当にありがとうございました。

私は残りの人生、家庭と仕事以外は、POJの趣旨(「8月の石巻交流」「人格教養教育による日本再興」)に適うことだけに取組んでまいります。私が、人生で最も大切にしているPOJに参画してくださった皆さんには、最優先で演奏会や演劇・ミュージカル、ライブ、お仕事などの支援をさせて頂こうと思っております。

2. 感謝の人間関係

昨年は、POJを通じて、「自己の最善を他者に尽くし切ると、最終的に全てが得られる」ということを自覚できました。今年は「感謝の人間関係」を実感することができました。私が一番つらい時に、有形無形の支援を頂いた宮岡先生。会計や新聞店との交渉、バスツアーと食事面の管理、撮影を一手に引き受けてくださった荻野さん。運転手を買って出てくださった瀬在さんには、感謝しても感謝しきれません。宮岡先生や荻野さん、瀬在さんが「お困りの時には、万難を排して駆けつけたい」。これが「感謝の人間関係」、本当の絆だと思いました。人生は「感謝の人間関係」が、何人とできるかにより決まるといっても過言ではないでしょう。来年は何が学べるか、どなたと「感謝の人間関係」が構築できるか、今から楽しみです。

3. 今後のこと

POJの最後にお話をさせて頂きましたが、「石巻交流プロジェクトは10年間継続して行きたい」と考えております。そのためには、振返りを丁寧に行い、年を追うごとに完成度を上げることが重要だと思います。以下に、「皆さんからのご指摘をまとめたもの」と、「皆さんの報告書」をほぼ全文掲載致します。皆さんのご意見やお考えを参考に、「チームPOJ」としての結束力を強め、「POJモデル」を磨きあげて行きたいと思います。

<良かった点>
  • 一部を除きチラシが効率よく完成したこと
  •  バスツアーと懇親会による一体感醸成
  •  事前に、甚大な被害があった大川小学校を視察できたこと
  •  北上中学で開催したこと(畠山校長先生の存在、仮設住宅の方々と交流できたこと)
  •  宮岡先生のご尽力で、宿泊やシャワー、食事、懇親会の環境や用意を頂いたこと
  •  プログラムをコンパクトにしたこと(土曜日午後+日曜日午前)
  •  西島篤師さんのご協力による抽選会、飲物などの差し入れ
  •  荻野さん・鈴木基康さんのご尽力で、映像や写真でPOJを残すことができたこと
<こうすればもっと良くなる点>
  • ホームページやフェイスブックを更新し、最新の情報を提供できるようにする
  •  新しい演者は数回お会いしてから、最終的に決定する
  • 参加や宿泊、食事申込期限を守れない方には遠慮頂く
  •  送迎のバスはなしとする
  •  プログラムの順番を精査する。またプログラムとプログラムの間をきれいにする
  •  最初に、炊き出し(石巻焼きそば等)で集客する
  •  舞台や音響に関し、確認すべき点がある方・団体は、事前に申し出を行い、土曜日に発表する者は午前中、日曜日に発表する者は前日に準備を行う
  •  参加者の年齢や地元に合った曲やパフォーマンスを盛り込む
  •  懇親会や記念写真は、なるべく全員が参加できるようにする
<来年に向けて>
  • ご迷惑でなければ、来年も西島さんの東北交流支援とタイアップさせて頂く
  •  土曜日は石巻好文館高校、日曜日は北上中学校での開催を最優先に検討する
  •  仮設住宅や生徒会などとの共催とする
  •  地元の皆さんとのコラボレーションにより、炊き出しを行う
  •  舞台と音響の専門家を用意する
  •  土曜日・日曜日とも、約2時間20分までとし、その前後に開会の挨拶、抽選会をつける
  •  畠山先生、李さん(石巻専大准教授)等に、「POJアドバイザー」になって頂く

【POJ顧問 宮岡孝之先生】

全体的には、会場との一体感のあった良い企画でした。特に、小川さんの絆は、やがてふるさとに取って代わるのではないかと、会場の人が口ずさんでいるのを見て感じています。

我々も、年齢を考えない「バスツアー」で強いまとまりが出来たのは、収穫です。

来年は、1日ずつ会場を代えてと考えましょう。そして、普通の観客になった畠山校長とまた会いたいです。

<法律よろず相談について>

来場者、零です。でも、これで良いのだと思っています。仮設での生活が安定していれば、特に相談すべきこともないのが当たり前です。また、二重ローンなど震災を契機とした問題は流石に、1年5ヶ月経てば一応の解決を見ているはずです。
ただ、来年石巻市内で行う場合には、法律よろず相談のコーナーはあった方が良いでしょう。
それは生活基盤が違い、新たな復興で別の問題が生じる可能性があるからです。

2012-2


【POJ顧問 西島篤師さん】

8月18日(土)、19日(日)の二日間、第17次東北「交流」へ行ってきました。

今月は専修大学校友の雑賀日出夫さんが、私が震災当初から交流している宮城県石巻市立北上中学校で第二回「プライドオブジャパン Pride Of Japan 2012 」を開催。豊橋からは鈴木基さん、永田さん、大場さんの3人が同行。その裏方役で行ってきました。

昨年8月、「思いを一つに」の合い言葉で第一回を石巻専修大学で開催。今回も、最高におもしろい落語(立川談志21人の17番目の弟子であり校友の談修で、専修から名前はきています、日本舞踊も特別披露)、校友の中津川栄作さんの「狭いスペースでの運動」指導(彼の野球への人3倍熱い思いを専修大学も生かしたいですね)、癒しのハープ演奏(寝そべって寝てください、と言われ本当に寝てしまいました)、歌のライブ(紅白歌合戦に出したい小川マキさんです)や子供たちにミュージカルを指導しての発表会(子供たちとプラスニューカンパニーによる最高なパフォーマンス)、法律相談(校友であり、弁護士の宮岡先生)、野菜の特売など被災者の皆さんと「交流」するプログラムがたくさん企画されています。そのために社会人、大学生など100人のスタッフがボランテイアとして動いています。その人たちを雑賀さんがリーダーとして陣頭指揮、弁護士であり校友の宮岡さんが顧問として「重し」となっています。

今年は宮城県石巻市立北上中学校を開催場所として行われました。北上中学校は北上川の河口近くにあり、この地区は津波で大きな被害を受けています。北上中学校は小高い丘の上にあり津波はのがれましたが、ふもとの川岸周辺は全滅といっていいほどあとかたもありません。

北上川の向かいは、先生、生徒に甚大な被害が出た大川小学校、北上中の近くに津波で破壊された吉浜小学校があり校舎の時計は午後2時46分で止まったままです。(写真貼付、大川小学校)開催前に、大川小学校の被災場所にもうけられた供養塔で、皆でお祈りを捧げました。北上中学校の道路をはさんだ広場には170件の仮設住宅が建てられています。北上中学校の体育館でプライドオブジャパンをやるにはちょうど良い場所になります。二日間で120名の大人や子供の来客があり、参加した方々は手拍子したり、一緒に歌を歌ったり、時には大笑いしたりとプログラムを楽しんでいました。また、プラスニューカンパニーのメンバーが二日間で子供たちに「ミュージカル」を指導、最後のプログラムとして舞台発表しましたが、子供たちの一生懸命な歌と踊りに、感動と涙溢れるプログラムになりました。

会場を提供してくれた北上中学校の畠山校長の24時間態勢の、献身的なご理解がなければ実現しませんでした。夜遅くまでのリハーサルに付き合ったり、暑いからと麦茶をわかしてくれたり、他の先生は休ませ、孤軍奮闘していただいておりました。畠山校長をもっている子供たち、先生、地域の人たちは幸せです。「北上のお宝」です。心からお礼申し上げます。

プライドオブジャパンを陣頭指揮した雑賀さんは、スタッフメンバーに「中途半端な行動は被災地で迷惑かけるだけです。全身全霊で交流しよう!」と訴え、それをスタッフが実践、暑さを忘れて走り回って運営していました。スタッフは、宿泊は石巻専修大学の体育館、暑い中、寝袋での宿泊です。本当にボランテイアの鑑です。ただただ頭が下がる思いでした。雑賀さんは人の痛みや悲しみが分かる人です。最後に北上中学校の畠山校長が言っています、「少し愛して、長く愛して、と言われます。遠い親戚と思って交流してほしい。是非来てください!」と。最大の支援は「継続する交流」です。


【POJ会計担当 荻野孝さん】

<全体総括・準備全般・会場選定・協賛後援・企画実施・役割分担・バス・チラシ等>

◆良かった点:
  • 近所の仮設の方が来て下さったので地域密着で濃い交流が出来ました。
  • 西島さん達や畠山校長、石巻専大の皆さんのご尽力により地元の方と密に交流でき、舞台の上の皆さんとそれを支える裏方の人達の一生懸命さに喜んで頂けたのではないかと思っています。
  • 地元野菜の販売会、とても新鮮でおいしかったです。おばちゃん達との交流もできました。
  • 李先生からの野菜販売会のきゅうりの差し入れ、西島さん達からの飲料の差し入れ、感謝です。
  • イベント前に畠山校長より大川小学校の状況をお聞きして気持ちが引き締まりました。
  • 雑賀さんの真剣な気持ちが全体によく伝わりました。
  • 宮岡先生のご尽力にただただ感謝いたします。事前準備から忘年会まで宮岡先生と雑賀さんのタッグでなければ成り立ちません。
  • プラスニューカンパニーのリードによる円陣は思いが一つになってとてもいいと思いました。今後も継続してほしいです。
  • バスのチャーターはきずなを深めるためにとてもいい役割をしてくれました。
◆こうすればもっと良くなる点:
  • 地元の方とPOJメンバーが一緒に参加できるイベントが増えるとより盛り上がると思いました。
    畠山校長、最高でした。
  • 地元の方からも出し物をしていただけるとより深い交流になり、さらに盛り上がると思います。
    ジョイントでもいいと思います。
  • 他の団体のイベントからお客さんを横取りしてしまったので、今後、同時開催する団体がある場合は相手方と打合せが可能であれば、法律相談や体験教室と同時開催できる時間帯にするなど、調整ができればよりいいと思います。

<予算管理・新聞販売店交渉・支払・食事数量管理・撮影等>

◆良かった点:
  • 予算は皆さんからの支援金・参加費で支出を賄うことが出来ました。ありがとうございました。
  • 新聞販売店は皆さんから温かい言葉を掛けていただきました。感謝の一言です。
◆こうすればもっと良くなる点:
  • 予算や食事数量に関して、複数人で参加される場合はリーダーの方に早めの取りまとめをお願いすることとや、期日管理をしっかりとしていくことが重要だと感じました。
  • 新聞販売店への値引き交渉については、電話で話をして感じたことですが、現地の復興状況を加味しながら暫くは正規の料金をお支払いして、復興支援をするということも大切ではないかと
    思いました。
  • 食事はお弁当を渡し漏れてしまった人が大量にいたので、来年からは担当を決め、かつ、チェック表を作って対応したいと思います。
  • 撮影は、会場周辺や被災した場所なども撮影しておけばとよかったと思っています。来年からは何を撮るか決めてから臨んだほうがいいと思いました。また、カメラは複数台ほしいです。
◆その他(特に言いたい点):
  • 宿泊・食事など、石巻専大の坂田学長や尾崎先生、李先生、食堂の方々に心から感謝です。
  • また来年も同じ役割を振っていただけたら幸いです。

【北上中学校 畠山卓也校長先生】

<心から感謝します>

この残暑は,いつまで続くのでしょう?
楽しい時間,充実した時間はアッという間に過ぎる,と言われています。
今回は,本当にアッという間でした。
そして,雑賀様を中心とするスタッフの皆様に心から感謝申し上げます。

それもこれも,元はといえば西島様から頂戴したご縁です。
入場者が少なくて大変心苦しかったのですが,来場した被災者は全員満足して帰りました。みんながいい顔をしていました。

それ以上にいい顔をしていたのが,雑賀様をはじめとする主催者のPride of JAPANの方々だと思います。こちらに出発する前の顔と帰ってからの顔をご家族に比較してもらいたいくらいです。

「ボランティアは人の為ならず」とは,よく言ったものです。被災地にボランティアにやって来て人は,一人残らず,いい顔をして帰っていきます。「乞食とボランティアは,三日やったらやめられない」と申します。

Pride of JAPANの活動が,来年も再来年も続くことが,石巻の被災者の立ち上がりに貢献することになることでしょう。今後ますますの皆様のご健康とご活躍とをご祈念いたしまして,御礼の言葉にかえさせていただきます。まだまだ暑い夏が続きます。ご自愛ください。

2012-3

<ご 報 告>

石巻の残暑はまだまだ続くようです。そちらはもっと暑いのでしょうね。
さて,報告書作成のための気付いた点を,ということですが…。
昨年の石巻専修大学でも今回の北上中学校でも,あまり人が集らなかったのがとても残念です。大量のビラを配ったのに人が集らなかったのはなぜか,ということを考えてみます。

全体のプログラムの流れそのものは,大変素晴しい内容なので,文句のつけようがないのは言うまでもありません。ただ,私も今までここの仮設の人々の動きを見ていて感じることなのですが,どうも人間は芸術という高度の文化活動よりも,単純な食欲や遊びの欲望に動かされることのほうが多いのではないか,ということです。

具体的に申上げると,炊き出し(焼きそば,かき氷等)や夏まつりのような遊びのコーナーがあると,人は容易に集るのではないか,ということです。ただし,”炊き出し”にしても,今後は有料が原則でしょう。これは「Pride of JAPAN」という運動そのものの運営や意義にも関わることなので,今後皆様で十分ご審議していただきたいと思います。ただ単に大勢の人間が集ればいいのか,少数でも本当に喜んでくれる人に満足してもらうのがいいのか,議論の余地がありそうです。私自身はこの北上会場では集った人々がまとまって楽しめたことは評価してもよいのではないかと思います。

その他気付いたこと:
  1. 市民送迎のシャトルバスは,なくてもよかったのでは,と思います。
  2. 買物支援バスについては,事前の宣伝が不足したのかなと思います。それは,こちら側の反省です。せっかくのバスを有効活用できなかった,と思っています。
  3. 私達が協力したサブプログラム(茶話会,食器の無料配布,地元の野菜販売等の地元のコーナー)は,メインとなるプログラムのお陰で成功しました。地元からも何か出す,何らかの形で運営に協力する,という視点は,今後ますます必要になるかもしれません。何でもかんでも全部外部の方々に依存する態勢は,今後少しずつ改善しなければならないと考えています。

【諸星秀俊さん】

<司会進行>

昨年のPOJ石巻や東京の経験を活かし、段取りがスムーズに進んだこと、大きなミスがなかったことは良かった点である。会自体も4時間前後と、参加者が疲れない程度の長さであり、理想的であろう。限られた数のマイクを演者の皆様と分配する際の段取りや、音響の方々との連携をより緊密に取れると良かったかもしれない。全体的には成功だったと思われる。


【瀬在義夫さん】

<ハープ&ライブ>

ハープによる生の演奏を聴く機会は、なかなか無いので今回の様に我々一般庶民や被災者さまへの癒しに対して十二分に役にたったと感じでおります。また、その場でのリクエストを受けて頂ける点なども、来場者との一体感が得られて良かったと同じく感じでおります。

◆事前にいくつかのリクエストカードを我々で入れておき、来場者の方々が、気楽にリクエストが出来る環境を整えれば良かったと思います。
横になって演奏を聴く事事態稀な光景ですので、何となく違和感を感じていましたが、実際に横になって聴いているとその場のリラックスを得る事が出来ました。(個人的に運転による疲れがあったからの感想かもしれません。)「ハープのリスニング自体は良かったと思います。」

<保険について>

今回の参加者及び来場者人数につきましては、ご契約頂いた通りでございますので、最初の参加人数よりの減少分はお戻しさせて頂きました。補償内容は、人それぞれ違うと思いますが、団体での行動ですので前回同様で対応させて頂きました。


【文京学院大学 理事・小野惠市先生】

<ハッピー&ジョイフルコンサート>

走れ!文京学院大学吹奏楽部!
POJの石巻での復興支援活動も2年目、文京学院大学も昨年に引き続きの参加です。

学生らは何とか少しでも復興支援のお役に立てればとの熱い思いで参加しました。

0泊2日の強行軍でしたが、まず大川小学校を見せていただき、感極まったところで、

いよいよ出番。

熱のこもった演奏に、仮設住宅などで不便な生活を強いられておられる皆さん方が立ち上がっての手拍子や声援を下さり感動も最高潮になりました。帰りのバスの中でも興奮は冷めやらず、感動の石巻でした。雑賀さん、スタッフの皆さんありがとうございました。

2012-4


【小山和幸さん】

<舞台音響担当>小山、徳本、斉藤

  • 舞台音響の経験者がいなかった。
  • 放送設備の使い方が全くわからなかった。
    (取りあえず、スイッチ類を端から触っていき設備の確認を行った。
  • リハーサル時に設定した、スイッチやボリュームの数値をメモし本番に臨んだ。
  • 本番中に何度もトラブル(音が出ない、出ないはずの音が出る)に直面したが、徳本君(黙とう時のハープ演奏時のミキシングの英断等)、斎藤君(瞬時に3つのボリューム操作を行う判断力等)のファインプレーで事なきを得た。

良かった点:
舞台進行に寄与できた?(3人のチームワークでなんとか乗り切れたか。)
反省点、放送室内から演者、司会者、会場が見えない為、現在の音量がどの程度なのかを把握することが出来なかった。事前の準備が足りなかった。

<落語>

立川談修さんは、プロフェッショナルであり、いかなる場所でも良い意味で、最高のパフォーマンスにこだわる方でした。

  1. 高座の位置、装飾
  2. 客席の位置
  3. マイクの位置、高さ
  4. 登場時のタイミング
    引幕の開き始め→出囃子→登場→口座に上がるーお辞儀と同時に出囃子がフェードアウト
  5. 会場の準備が完了するまでは登場しない。
    文京学院さんの楽器が体育館の外に出るまでは登場出来ないとの事だった。

良かった点、お客様のうけがよかった。 皆さんのご協力で何とかのりきれた。反省点、予定時間をオーバーした。 リハーサルに時間がかかり、他の演者様にご迷惑をおかけした。
5. については、大変神経質になっていました。(プログラム順の検討)


【中津川栄作さん】

<狭いスペースでの運動>

今後POJでは専大・石巻専大硬式野球部とのコラボで是非石巻で『ベースボールアカデミー』 を実施したいと切に思います。(対象:子供~大人(パパ・ママ)

  • 野球(スポーツ)を通し子供達には、礼儀・挨拶・清掃・約束・絆を目的とする。
  • スポーツ(野球以外でも、陸上・ラグビー・サッカーもアカデミー出来るのでは)で多くの子供が健康で、将来の目標を持ち、夢を追いかけ…またホスピタリティ有る人間形勢を構築すること。
    (POJで毎年継続することが大事)
  • 近い将来石巻の子供達が『専大(石巻専大)で野球(スポーツ)がしたい!』と思わせ、地域貢献→石巻専修大学の受験率アップ他、に繋げればと思う…勿論、本校も。夏休みは野球部も石巻合宿も考えられ専大・石巻専大の野球部コラボが実現化すること臨む。

また、野球アカデミーで最初と最後は年令関係なく健康体操!ストレッチ!は実施したいですね。


【小川マキさん】

<小川マキライブについて>

◆「きずな」の歌詞をプロジェクターに映して下さったのが良かったです。雑賀さんありがとうございました。みなさん、お顔を上げたままで口ずさむことができていました。(歌詞カードだと、どうしてもうつむいてしまうので・・・)
◆ライブセッティングに関して
セッティングを前日にさせて頂けたことは大変有り難かったです。当日、スムーズにスタートできたと思っています。ただ、前日セッティングのチームが、複数あること予め知らせておいて頂けると有り難かったです。初日終演後、我々がいきなり機材をステージに運び込んだので、プラニューのみなさんは、おそらく、ビックリされたと思います。
◆ライブ撤収の仕方に関して
ステージ周りで手伝ってくれた方々にお礼を申し上げたいです。せっかく、撤収を手伝ってくれている皆がいてくれたのだから、私自身は「つなぎのCD抽選会」に速攻で集中しなくちゃいけなかったと反省…。司会の西川さんを惑わせてしまいました・・・!もっとスムーズが出来たら良かったと私自身反省しています。次回は、もっとスムーズに“スマートに”こなしたいです!
すべては、『情報共有』と『打ち合わせ』に尽きると思いました。今後に生かしたいです。
◆ライブ内容に関して、改善点は数々ありますが…個人的な反省として今後に繋げていきたいと思っています~(^^)v

<イベント本番の全体的な感想について>

◆お客様との距離感が、昨年より近くに感じる事が出来ました。
イベント行事などが頻繁に行われていないだろうな…という地域で仮設の方々対象にした催しができたことは良かったとおもいました。畠山校長先生をはじめ、事前準備で地域とのコミュニケーションを取られて来た西島さんや雑賀さんのお陰でしょうね。ありがとうございました。
◆実行委員さんの一体感も昨年以上に感じる事ができたような気がしています。
◆当日、限られた時間の中で、かなりスムーズに出来たと思っています。更に、イベントとしてのクオリティを向上させていく為に、演目と演目の間を更に美しく繋ぐことや、イベントの終わり方をピシッと締める工夫があると、今後、かなり質の高いイベントになっていくのではないかと思いました!

<感謝とお礼>

◆受付や販売コーナーでも、実行委員さんに大変お世話になりました。アテンドとして個人的に様々なお世話をしてくださった青木みどりさん、ありがとうございました!
◆準備から尽力された方々、当日献身的に動いてくださったみなさん、本当にありがとうございました。支えてくださる皆様のお陰で、私は役割に集中することができている…と、あらためて実感しています。みなさんに感謝しています!


【瀧沢靖雄さん&松枝修さん】

<100人会からのメッセージ>

打合せは、前々日のバスの中という条件にもかかわらず、スムーズにメッセーッジとして展開できたのは、松枝さんの導入が会場の雰囲気に合わせたものであったためである。幸いにも、前日に配付いただいた「切抜き資料集」が、被災者の声を中心に掲載した物であり、教育現場の語り手の思いと一致したため、採用させていただいた。生の声を採用したことが功を奏したのか、うなずいて聞いてくれる人が大勢いたのは嬉しかった。
後半、松枝さんが、今後の展望について簡潔に語ってくれたところもよかったと自負している。
しかし、メッセージを話す対象が仮設住宅のご高齢の方々が中心であることを念頭に置いて、早い段階から準備したなら、もっとわかりやすく「100人会」のことが紹介できたのではないだろうか。次回、同じような機会を与えていただくなら、リハーサル段階から詳細な打合せが必要である。

○良かった点

  • 短時間かつ参加者の興味があまりないテーマであるにもかかわらず、100人会の志を感じていただくことができた(瀧沢さんが紹介された被災者のメッセージなど)
  • 事前の打合せにおいて100人会が伝えたいことは、「被災者の皆さんへの感謝」である。
    日本人としての誇りを体現していただいたことへの感謝の気持ちを伝えることを意図したこと

○こうすればもっと良くなる点

  • 感謝を伝える方法については、もっと準備をすることが可能だった。100人会メンバーからのメッセージをスライドにして流すなど。
  • プログラム内容について、事前に100人会のメンバーで相談することができた。

2012-5


【金井麻衣子さん】

<参加型ミュージカル>

「良かった点」

  • 12人に子どもが増え、とても楽しそうに帰っていってくれました。
    「来年絶対来てね!」との声をたくさんいただき、来年の集客にも繋がる本番となりました。
  • バスツアーとレンタカーで、当日の朝入りで、寝不足の中、大きな事故もなく、終わることが出来て本当に良かったです。
  • 去年よりも、ずっとずっとPOJの団体が、1つになっているのを感じました!とても居心地の良い時間でした!みなさん大好きです!
  • 石巻までケーキを用意して下さり、愛のあるPOJの団体に感動しました。

「もっと良くなる点」

  • せっかく+ new Company用のチラシを作ったのに、あまりうまく活用出来なかったです
  • 子どもに、何時にどこに集合なのか、もっと明確にしなければと思いました
  • ハードすぎるスケジュールで、パフォーマンスもあったので、体力が心配でした。
    レンタカーで移動するには、運転手の安全もあるので、余裕を持ったスケジューリングをする必要があると思いました。
  • やはり集客の時間がもっと欲しいと思いました。実は土曜日、WS前に、車一台で、近くの周辺を廻って宣伝隊を作って宣伝しておりました。子どもの参加者だけでなく、来場のお客様も呼び掛けをしました。みなさん本当に良い方たちばかりで、野菜を私たちに「持ってけ、持ってけ」と言って下さったり、本当に優しい方たちばかりでした。みなさん、本当にこの企画に興味を持って下さいました。ですが、やはりみなさん「もう少し早かったら絶対行ったのに」という反応が多かったです。
    土曜日の時点で予約者が一人だったのが、目の前の仮設住宅の子ども、そしてそのお友達、畠山先生の呼び掛けにより、当日でも12人に参加者が増えました。前日から石巻入りして、近くの仮設住宅や住宅地に廻っていたら、もっともっと子どもたちの参加者、そしてが増えるのではないかと思いました。ですが今年は去年と違って、たくさんの学校に7月に廻ってビラをまいて下さったと思います。とても素晴らしいと思いました。その効果がどうだったか、(良かったか、もっとここにも廻ったら良かったのではないか、など)振り返りをする必要があると思います。

「気付いた点」

  • 集合写真は、うちのカンパニーも全員入れさせてあげたかったです。
    来年は、集合写真を撮る時間も内容の中に入れるといいと思いました。
  • 場当たり(舞台で、本番同様に行えるか、スタッフワーク、キャストとの動きを合わせること)の時間が絶対に欲しいです。
    →ステージ上でパフォーマンスをする団体は、広さ、映像、音響、マイク、ハケ口などの確認が必要不可欠です。
    当日、こちらが設定しておいた、音響の音源の設定ボタンをどなたかが切ってしまい、音が流れなくなる、などの問題が起きてしまいました。また、「マイク2本」の考えが違い、きっと有線マイク2本をご用意してくださっていて、こちらはワイヤレスマイク2本(司会者の方が持っていらっしゃったマイク)のことを指していて、というコミュニケーション不足で、パフォーマンス前に少しドタついてしまいました。これは、パフォーマンス団体同士や、当日マイク操作をするスタッフとの打ち合わせ不足だと思います。誰かがそこをまとめて、全団体の動きを把握する人間(舞台ではそれが舞台監督になります)が必要なのではないかと思いました。(その人に聞けばすべてわかる、という人)

去年よりもずっとずっと、8月18日のときのPOJのみなさんとの親睦会の雰囲気が良かったように思います*^^*それは、やはりPOJの中での絆が深まったのと、去年よりも、お互いを知る機会が増え、親近感が沸く仲になれたからだと思います。
これからも、POJ親睦を深めるイベントなどしていって、毎年の企画が成功におさまるように、メンバーの絆を深めていけたらいいですね(^-^)vいつか仕事を忘れてのイベント、バーベキューやクリスマスパーティー、お花見や運動会(笑)など、出来たらいいですねっ!!!


【青木みどりさん】

<受付>

昨年に引き続き、皆様とPOJ に参加出来たこと、感謝しております。
一人では中々、被災地に行くことは出来ませんので、行かせていただける機会を作っていただいた雑賀さんにお礼を申し上げます。 昨年は翌日からの参加でしたが、今年は夜行バスで最初からの参加ができ、昨年より一体感があり自分もPOJの一員なんだと感じました。
受付も、メンバーの皆様がそれぞれ自分が出来ることを率先してやってくださいましたので、スムーズに出来ました。 いらしてくれた、お客様も皆様笑顔が 素敵で迎える私達の方が元気をいただきました。 継続するには、これからも皆様とご一緒に、色々試行錯誤を繰り返しながら進めていければと思っています。

例えば、8月のイベントの時期だけ石巻に行くのではなく、スタッフも早い時期に石巻に行き、地元の皆様と色色々な形で触れ合い、信頼関係を築いて8月のイベントに入った方が、 大勢の皆様にいらしてくれるのではと思いました。 各自が無理のない範囲で、どのような形で進めたら良いのか、具体的に私自身も良く考えてみたいと思いますが、皆様にも考えていただけると有り難いです。 可能でしたら、来年に向けて、もう少し早い時期からスタートさせてはどうでしょうか。
自分が思っていることが、上手く纏まっていなく、大変申し訳ございません。 私も私なりに、雑賀さんが立ち上げたPOJをより良くなるために、これからも色々考えていきたいと思っています。
雑賀さん、一年間本当にお疲れ様です。そしてありがとうございます。 来年に向けて、これからも引き続き宜しくお願い致します。

2012-6


【斉藤拓馬君】

先日のPOJ石巻のイベントに参加させていただきまして、ありがとうございました。
初めての被災地訪問ということもあり、色々なことを考えさせられる二日間でした。
また実行委員会の皆さんとのご縁をいただいたことも大変有意義なものでした。


【本望光子さん】

先週末は、いろいろお世話になりました。
なかなか個人ではできない機会を作って頂き、感謝しております。


【東北厚生局の家田泰典さん】

さて、8/18(土)19(日)の両日に渡り、いろいろとお世話になりまして、ありがとうございました。
本来、当方らがボランティアで頑張らないといけないのに、何もせず、皆様にご迷惑ばかり、お掛けしたのではないか・・・と思っております。非常に楽しいひとときを味わいましたので、出来れば、来年のプライドオブジャパンにも参加したい・・・と家族共々、思っております。
また、何かの機会に、仙台へ来られる際、お気軽に、当方まで、お声を頂ければ・・・・、と思っております。では、今後ともよろしくお願いします。

2012-7