【実行委員の感想】瀧沢さん

◆今年の感想及び反省

「鳩ヶ谷中学校:大川小での学びと、演劇・落語及び吹奏楽演奏」

 今年は、鳩ヶ谷中学校として2回目の参加でした。元川口市立北中学校評議員の清水秀文様、保護者代表の前ノ園様、本校から演劇部顧問:飯田良二教諭、吹奏楽部顧問:川﨑尚徳教諭、特別支援学級担当:紅谷守教諭、生徒会担当:山中美穂教諭、高橋悠大教諭、山本夏生教諭の引率のもと、鳩ヶ谷中学校の有志生徒43名が参加しました。今年は「新沼田復興団地内」のぞみ野第三町内会の「夏祭り前夜祭」にて、本校吹奏楽部が初めて演奏を披露するとともに2日目も演奏、演劇部は満を持して2日目のみ出演し、演劇と落語を披露するという2本立てスタイルをとりました。

 演劇部の生徒たちは、POJでの披露を目標として温めてきた演目に挑戦するため、日々練習を積み重ねて参りました。彼らは、学校行事である秋の「学習発表会」における出演以外に発表機会がないため、復興団地での発表に、大変意欲的な姿勢で臨みました。鳩々亭春之輔君の落語も、日夜、演劇部顧問や学年教師の手ほどきを受けながら、こだわりの熱演と相成りました。

 一方、吹奏楽部は、定期的に演奏会やコンクール、また、地元鳩ヶ谷地域の夏祭りなどで演奏経験があるものの、被災地での演奏は昨年度に続き2回目の経験であり、日頃の演奏にも増して熱と気持ちが入っておりました。

 何より生徒全員が、「本当に2日間充実していた。こういう思いが一つになる催しに、また、参加したい。」との心持ちで帰校できたことを嬉しく思うとともに、心より、現地の人たちやスタッフ一同に感謝申し上げます。 

 【良かった点】

  • 「石巻じちれん」の会長様、斉藤正実議員様をはじめとする地元の方々との連携をしたことがよかった。また、蛇田の集会所は、私自身3回目でもあり、気持ちよく参加できる環境でよかった。昨年度に引き続き、顔見知りになった方々を含めた一体感の中で演技・演奏できたことは何よりであった。石巻の方々に感謝である。
  • 新沼田のぞみ野第三町内会の方々も、大変好意的に受け入れてくださり、来年を見通すことができた。(来年のスケジュールを考えると、沼田での演奏は難しい?)
  • 石川先生に事前にお会いすることができたうえ、「石巻じちれん」を始め、のぞみ野第三町内会の方々、伊藤さんや石巻の方々と、事前に打ち合わせをすることができた。石川先生に感謝の一言である。事前に下見ができたことがよかった。来年は、10年節目ということを考えると、準備に要する日程等に余裕をもって行ければよいと考える。(5月下旬~6月上旬ころ)
  • 保護者や先生方及びチーム北の清水さんの参加は大変有難く、言葉に言い尽くせない感謝の念で一杯である。また学校から、「特別支援学級の切り絵」や「華道部作成のアートフラワー」が現地の方々にプレゼントできたことが嬉しかった。

【改善点】

  • 地元夏祭りと日程が合わなかったことが、非常に悔やまれる。「石巻じちれん」の山根さんが辞められたことが、多分に影響している。来年度は、増田会長に早めの交渉を行い、1日目に蛇田の夏祭りとコラボすることができるようにしたい。
  • 来年は、POJ全体で「初日:地元夏祭りへの参加」「2日目:渡波でのイベント」というプロジェクトはどうだろうか。
  • 昨年「石巻じちれん」の事務局の方が言っていた、団地全体の自治を検討中であるとの話題に、POJが参加することを検討するのも面白いと思うが、如何だろうか。
  • 上記を含め、今後、継続的に蛇田団地の住民の方々との、より一層の触れい合いの輪を広げるような取組を模索したいと考えるが・・・。