「2023年」タグアーカイブ

松岡里奈さん

この度、雑賀さんよりお声掛けを頂き「新蛇田第一集会所」にてギターと歌のライブをさせて頂きました松岡里奈です。

お恥ずかしいことに私は、震災から初めて東北の、石巻の地を訪れました。これまで現地にて何の活動もして来なかったこと、東北の状況をメディアや知人友人からの情報のみで認識していたことなど、今回の機会を頂いて振り返り、同じ日本人として申し訳ない気持ちでおりました。 実際に伺うまでに、震災直後の様子やこれまでどのように復興されて来たのかをやはりまたメディアを頼りに情報を得て、少し心構えをして石巻へ到着したのですが、日が暮れて飲食店の軒先に明かりが灯るとどのお店もいっぱいのお客さんで賑わい、駅から海側へ広がる歓楽街のビルの看板はテナントが全て埋まっている状態で点灯しており、お店の方とお客さん、道行く人々の活気と笑顔がとても印象的で、こちらが持って来た変に神妙な、感傷的な感覚は全く不自然であるように感じられました。 綺麗に整備された海沿いや町並みも含め、この12年の間、東北の方々がどんなに前を向いて歩んで来られたかがその活気から伝わって来るようでした。

ライブの演目につきましては、お集まり頂く皆様の年齢層や土地柄を考慮して懐かしの港にまつわる名曲をと思い用意して参りましたが、ご一緒にお楽しみくださった地域の皆様、POJの皆様の笑顔や温かいお言葉に改めて音楽の持つ力を感じさせて頂きました。 人の心が人の心を動かすんだということ、新しい土地や人と出逢うことで感じること、気付きを沢山頂き、総じてとても前向きな、推進力のようなエネルギーを頂きました。 与える、貰う、頼む、頼まれるというスタンスではなくて、各々が自分の意志で望んで役目を務めているという様子に、環境にとても心打たれました。 このような機会をくださった雑賀さん、POJの皆様、沢山のパワーをくださった現地の皆様、誠に有り難うございました!!

石川栄一さん

Pride of JAPAN は、石巻を支援する愛知県豊橋市「チーム西島」(株式会社西島 社長 西島篤師さん)の活動を、石巻専修大学を定年退職し特別嘱託職員として担当することになったことで初めて知りました。

はじめに「チーム西島」のことをお話します。
Webで「チーム西島」と検索してください。
活動記録として第1回(2011.04.12~14)から第56回(2016.08.27~28 プロジェクトPride of JAPAN)までの活動状況報告書(200頁くらい)を見ることができます。

チーム西島の活動報告書

印刷製本した冊子は4冊。そして、(株)西島の全社員の皆さんに「訪問記録」のみをCDで差し上げています。
前担当者からの引継ぎは全くなく、いきなり第34次チーム西島東北交流支援(2014年1月24日(金)~25日(土))の活動からです。そして、東日本大震災後から仮設住宅にお住まいになる方々への訪問もPOJを通して初めての経験でした。

POJの活動を一緒にさせていただき、自身にとって今後の大きな糧になること、生きがいとなることが、下記のようにいっぱいありました。
①仮設住宅にお住まいになる方々と知り合いになり、「楽しかった」と言われ、本心から笑った一日を過ごすことができたこと。
②沿岸地域の被災状況、復旧、復興を肌で感じられたこと。
③今後、予想される災害から自分、自分たちを守る防災に力を注ぎたいと感じてきたこと。
④これらのことが、「石巻観光ボランテイア協会」への入会、「石巻復興まちづくり情報交流館中央館」への勤務につながったこと。そして、現在、「みやぎ東日本大震災津波伝承館」解説員として活動していること。

Pride of JAPANに関わった皆さんの想い、行動、継続される熱意が自分自身の生きる方向性を見つけていただいたことに大きな感謝であります。
ファイナルイベントまでお誘いいただきありがとうございました。