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POJ石巻2016報告書~2017に向けて

1.   ご挨拶と私の感想など

【雑賀日出夫】

POJ2016、6年目を無事終了できたことに、心から感謝申し上げます。ご多用のところ、石巻入りしてくださった実行委員の皆さん、当日までに有形無形のご支援をしてくださった方々、本当にありがとうございました。

先日、小林さんがご多用のところ、編集してくださった映像を拝見しました。感動で目頭が熱くなりました。お時間がある時に、是非全ての映像をご覧ください。素晴らしい出来栄えです。コンセプトを伺うと「仲間」とのことでした。辞書によると、「仲間とは、ある物事を一緒にする間柄とのこと」だそうです。人生の折り返し地点を過ぎ、生涯付き合いたい方とそうでない方が気になる年齢になってきました。特に、今年支えてくださった方々とは、年齢や男女問わず生涯の同志だと感じております。POJを通じて、私の仲間でいてくださり、本当にありがとうございます。
プロジェクトが大きくなればなるほど、大変なことや思い通りにならないことがつきものですが、その反面、嬉しいこともたくさんありました。三つだけ整理してお伝えしておきます。

  1.  6月に故西島篤師さんのご長男で、会社を継いでいらっしゃる西島豊さんを、豊橋のご自宅に訪ねました。チーム西島の支援活動を続けるかどうか考えられていた時期があったそうです。実際に石巻入りをしてみると、「継続こそ最大の支援である」と毎月石巻入りし、お父様が築き上げられた被災地の皆さんとの言葉に表すことができない絆が出来ていたそうです。社員の方々に相談されたところ、会社はしっかりやっておくので、「自分たちの大将なのだから、安心して石巻に行ってください」と言われたそうです。そして先月、会社創立90周年記念事業として、社員150名と共にチーム西島「第57回東北交流支援」を無事にされたとのこと。お話を伺い、私も改めて10年間継続しようと心に誓いました。
  2. 毎年のことですが、石川さんと荻野さんのお二人には、感謝してもしきれません。当日を迎えるまで。現地の準備は、石巻専修大学の石川さんがこれ以上ないくらい献身的にご協力を頂きました。私がこちらで行うことに専念できたのは、石川さんのおかげです。また、荻野さんは、徹夜で仕事を行いながら、その合間をぬって、会計面や食事などの事務的なことを一手に引き受けてくださいました。当日に至るまで、数日おきに「現在寄付の総額が幾らで、一人当たりの参加費用は幾らになります」と連絡を頂きました。彼の支援がなくして当日を迎えることは出来なかったと思います。本当にありがとうございました。
  3.  中本さんと新谷さんが参加してくださいました。新谷さんは以前ご参加頂いたことがありますが、中本さんは初参加。二人には今回の詳細や参加費用も一切伝えていなかったと思いますが、私を信じて参加してくださいました。案の定、空気を読んでしっかりとやり遂げてくださいました。また、長島君、和田亮一君が電車を乗り継いで駆けつけてくださいました。たくさん時間が掛かったことでしょう。それでも参加しようと思ってくださった気持ちが本当に嬉しいです。加えて、木村さんがたった一人で車を運転して、豊橋から参加してくださいました。どれくらい時間が掛かたのか分かりませんが、話し相手も居ない中を何時間も往復運転して参加してくださったことを考えると抱きしめたいくらいです。
    仲間っていいですね。皆さんに仲間でいて頂けるよう精進していこうと、改めて思いました。

2. 2017年度に向けて

【良かった点】

  • 早い段階で、運転手の志村さんとマイクロバスが決まったこと。マイクロバスは村さんのご尽力によるもの。志村さんの運転は完璧で、志村さん・村さんには来年以降も是非お願いしたいです。
  • チラシを柳澤さんが引き受けてくださり、短期間で作成してくださったこと。本当に助かりました。
  • 現地入りしてくださった実行委員は、誰か一人居なくても回らなかったと思います。現地入りしてくださった方に改めて感謝申し上げたいです。
  • 石川さんが選定してくださった「仮設大森第三団地」は、初めてにもかかわらず、POJを歓迎してくださり、役員約8名の皆さん方が実行委員と一緒に行動してくださいました。集会所に被災者の方々を誘導してくださり、POJにとって完璧な会場でした。これに限らず、石川さんには、現地の情報や石巻専大や集会所、北上中学校体育館利用の事務手続き、被災地ツアー等、献身的なご支援を頂きました。御礼の言葉が見つからないほどです。本当にありがとうございました。
  • 橋本さんと新井さんによる「焼き鳥と焼きそばの振舞い」は、これ以上ないくらい美味しく、集客はもちろん、被災地の方々や実行委員を笑顔にしてくださいました。素材に加えて料理人の方の思いが詰まっているからなのでしょう。食材や器材等、全てをご負担頂き、本当にありがとうございました。
  • 古屋さんが往復新幹線で駆けつけてくださいました。彼女がいるだけで、安心できるから不思議です。ドクターとして、健康管理面をご担当頂きました。
  • 泉谷さん・水越さんのサポートを草野さんが、マキさんバンドのサポートを土屋さんがしてくださいました。私は機材関係は全く分からないので、毎年のことながら、とても頼もしいです。
  • 新谷さんと中本さんの受付、新谷さんの「じゃんけん大会」でのお子さんとのやりとりは素晴らしかったです。村さんがプレゼントしてくださった「紙ヒコーキ」も役立ちました。
  • 久保木さんご兄弟の演奏は日本伝統的な深みがあり、呼び込みと演奏は心に響きました。来年以降も是非ご一緒頂きたいです。
  • 黒田彰久さんの弾き語りは、心に沁みました。是非来年以降もご参加頂きたいです。
  • 人気アーティストのデュオ演奏の泉谷さん・水越さんは息があった会話と演奏で、二日間とも盛り上げてくださいました。ピアノとクラリネットの音色でたくさんのメッセージを贈ってくださいました。
  • マキさんはPOJのシンボルですが、ライブは貫禄さえ感じました。今年もお願いして本当に良かったです。また「きずなオールスターズ」は初めての試みでしたが、とても感動的でした。
  • 今年も石巻専大さんのお世話になりました。毎年のことながら、市川常務が笑顔で迎えてくださいました。ご寄付に加えて、ゲストルームまでご負担頂き、心から感謝申し上げます。
  • 瀧沢校長先生率いる川口北中さんが約100名でご参加頂きました。瀧沢さんのお人柄や川口北中のご父兄や教職員の方々の結束力を強く感じました。もう少し大勢の方に合唱を聞かせてあげたかったです。
  • 2日目の最後に、参加頂いた方々を、実行委員や川口北中の全員で両側に並び、送り出したのは良かったと思います。

【こうすればもっと良くなる点】

  • POJが6年間継続できたのは、田口先生はもちろん、宮岡先生と故西島篤師さんのご支援によるものです。宮岡先生には石巻専大をご紹介頂き、「思いを一つに」という大切なコンセプトを頂きました。また、故西島さんには、畠山先生やにっこりサンパークをご紹介頂き、抽選会の景品や飲み物などのご支援を頂いてまいりました。宮岡先生と西島豊さんと改めて、ご一緒できないかご相談をさせて頂こうと思います。
  • 私のチラシの構成が甘かったこと。大変失礼しました。「久保田智康→久保木智康」「萩野税理士事務所→荻野税理士事務所」。
  • 文房具は何が事前に送られているか分からなかったので、「文房具一覧」を作成すると良い。
  • 同様に、「受付」「会場」等の案内も一覧を作成し、事前に印刷しておくと良い。
  • POJ集合の当日と終了翌日に休暇をとっておくと安心できる。
  • 現地入りの実行委員は、今年の人数+3名いると少し余裕ができる。
  • ETCを活用すると、高速代が往復で約6,000円節約できる。
  • バスや新幹線で、少しでも体を休めることができるようなグッズを用意すると良い。
  • ドライヤーで髪を乾かしたり、髭を剃るなど身だしなみを整えると良い。
  • 女性用フリーTシャツは大量にあるので、配布すると良かったのではないか。
  • 雑賀が司会を全て行うと、全体が把握できず漏れが生じて、結果的に実行委員の皆さんにご迷惑をお掛けするので、江島さんのような方にサポート頂くと充実すると思う。
  • 民謡は会場に来られた参加者の皆さんが口ずさめるので、来年から民謡を取り入れると良いのではないか。
  • こちらから発信することが大半だが、例えば、車座になり、お爺ちゃんやお婆ちゃんのお話を傾聴するのも良いのではないか。
  • 石巻専大の教室における冷房と、シャワーはどうすれば使えるかを事前に確認すると良い。
  • 一日目終了後、石巻専大に戻る前に、ビールやおつまみ等飲み会の品を購入すると良い。
  • 石巻専大の到着時間が毎年遅れて迷惑をお掛けしているので、来年は余裕をみてお伝えする。
  • 夕食が「お弁当」だと理解していたが、そうではなかった。事前に、荻野さんと雑賀で時間をとって、情報を共有しておくと良い。
  • 二日目の早朝に、体操や散歩をすると美味しい空気を満喫できる。
  • 川口北中のご父兄や教職員の皆さん方に何か出し物をして頂いたらどうでしょうか。
  • POJにご尽力頂いている方に、「幹事」になって頂き、幹事会で大枠を決めると速やかに進めることが出来るのではないか。 →荻野さん
  • 瀧沢さん・草野さん・小林さん・古屋さん・石川さん
  • 予算計画と実行を明確にして、解散パーティーで共有すると良い。
  • POJに参加してくださっている演者や実行委員、支援してくださった方々を互いに、応援していくと良いと思う。
  • 趣旨に賛同頂くことは前提だが、テレビやお笑い芸人等とコラボレーションが出来ないだろうか。
  • 来年まで、各自仕事や家事などで、切磋琢磨すると良い。

3.  実行委員の皆さんから寄せられた感想

POJ実行委員会の皆さんの感想は、個人別にまとめました。
⇒ コチラから確認ください

4.  POJ2016メンバー

【現地入り】

瀧沢さん(+98名)、古屋さん(健康管理面)、中本さん、雑賀、黎明
小林さん(撮影・編集)、橋本さん、新井さん、
草野社長、泉谷さん、水越さん
志村さん(バス運転ご担当)、新谷さん

【現地で合流】

木村さん(豊橋から)、久保木さんご兄弟、長島君、和田君(福島から)

【現地】

マキさん、寺地さん、山田さん、土屋さん(山形から)、市川常務、石川さん、畠山先生

【後方支援=ご寄付】

宮岡先生、荻野さん、市川常務、山上さん、江島さん、福井さん、細川さん、青木さん、宮さん

【ご寄付】

小林さん、古屋さん、瀧沢さん、新井さん、雑賀

5.  POJ2017の方向性等

【POJ2017】

2017年8月19日(土)~20日(日)で実施予定。
恵み野復興団地の集会所での実施を検討。(にっこりサンパークからバスを走らせる?)
顧問: 宮岡先生や西島豊さんに改めてご協力を依頼。
幹事: 荻野さん・瀧沢さん・草野さん・小林さん・古屋さん・石川さんに幹事をお願いする予定。

【忘年会】

12月26日(月)@味どころ はしもとで実施予定。会費は5,000円です。

POJ石巻2015報告書~2016に向けて

1. ご挨拶と私の感想など

【雑賀日出夫】

先ずは、POJ2015にご多用のところ、私と一緒に石巻入りしてくださった実行委員の皆さん、現地でご支援を頂いた石巻専修大学の市川さん・石川さん、畠山先生。宮岡先生・簗田さん・山上さん・江島さんはじめご支援を頂いた皆さん、そして、佐藤会長はじめにっこりサンパークの被災地の皆さんに心より御礼申し上げます。一人では出来ないことも、百数十名の方が集まると、大きなことができることを改めて実感いたしました。

<事前準備>

現地の準備は、石巻専修大学の石川さんがこれ以上ないくらい献身的にご協力を頂きました。こちらで行うことに専念できたのは、石川さんのおかげです。また、食事の手配や会計面は、今年も荻野さんが、お仕事がご多用のところ、一手に引き受けてくださいました。お二人には、感謝してもしきれません。

そして、今年最も大変だったのが、バスと運転手の手配です。高速バスの事故により法令が変更し価格が高騰。また長渕剛さんの10万人ライブ、東北方面のお祭り等と重なり、バスの手配が全くできない状況でした。チーム西島でご一緒した第一観光の広瀬社長にも探して頂きましたが、40万円台でも見つからず、大型バスの手配を断念。自前でマイクロバスと運転手を探すことになりました。

マイクロバスは、瀧沢さんの教え子である村さんが探してくださいました。運転手は草野社長の縁で内定。その方とやりとりをさせて頂いたのですが、ご本人のお住まいが相模湖の近くであり、埼玉から都内にバスを持ち込む「繋ぎの運転手」を探さなければならず、また、費用面もなかなか合意できず、一難去ってまた一難の状況でした。この間、村さんと何度やりとりをしたか分かりません。結果的には、村さんのご友人(この方も瀧沢さんの教え子)が往復の繋ぎの運転手をしてくださり、現地入りしてくださる運転手さんとも粘り強く交渉。全てが確定したのは、前々日という状況でした。村さん、この度は本当にお世話になり、ありがとうございました。

POJ前日、初日終わった後、終了後の感想を載せておきます。

<POJ前日の心境>

今夜から石巻に向かい、被災地の方々と交流してまいります。昨夜までに準備の目処がつきました。準備を進めるのは容易ではありませんが、5年目を迎え「人間として一番大切なものが、プロジェクトの中に有る気がしてなりません」。それがこのPride of JAPANを進めてきた理由です。ここ迄にお力添えを頂いた方、ご一緒頂ける105名の皆さんに、心から感謝申し上げます。

また、今年は昨年10月にお亡くなりになった西島篤師さんに捧げる意味があります。私達のために場所を探し、体調が悪くなっても「後方支援」と言って支援してくださいました。今年は、西島さんを偲び、「思いを一つに、自分達の強みで最善を尽くし、被災地の方々と交流応援」してまいります。

<初日を終わった後の感想>

昨日は、人間って凄いなぁと感じ、3回も涙してしまいました。「こんなにも人のために何かしてあげたい」という気持ちがあるのかと。多くの方と触れ合い、たくさん語り合い、たくさん飲みました。今日は思いを一つにします。

<POJを終えた感想>

「思いを一つに」を合言葉に、被災地の皆さんと交流応援させて頂き、石巻を後にしました。人間として大切なことが、幾つも見つかった気がします。

  1. 人は根源的に、誰かの役に立ちたいという純粋な心を思っていること。そして、その純粋な心は伝染すること。日常や仕事でも、自分や周囲がこれを発揮できるようにしたいと思います。
  2. 人生は、自分の天性天分を自覚し、それを徹底的に磨き上げる旅であること。その途中には、たくさんの障害が待ち構えているが、乗り越えると心に決め、一心不乱に取り組んでいると、協力してくださる同志が集まってくださり、チームで乗り越えることが出来ること。そして、乗り越えたその先には、言葉では表すことのできない感動があること。
  3. 現地に行き、見て、聴いて、感じなければ分からないことがたくさんあること。被災地の今をご案内頂き、新聞やテレビ・ネットなどを見て分かった気になっても、その場に行かないと分からないこと・感じないことがまだまだあると思いました。
  4. 人間の救済は、人間によって、決して少なくないことが出来ること。私たちは、行政ではないので、根本的な問題解決は出来ませんが、一年に一回二日間でも、毎年被災地の皆さんを訪ねることで、お互いの距離感が近づき、現地の皆さんに喜んで頂けることができるのだというのが実感です。

Pride of JAPANにお力添えを頂いた方、時間を割いてご一緒頂いた全ての方に、感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

2. 実行委員の皆さんから寄せられた感想

実行委員の皆さまから寄せられた感想は、以下ページよりご覧ください。
⇒ 実行委員の皆さんの感想

3. 今後に向けて

来年も従来通りであれば、8月27日(土)~28日(日)で実施したいと考えています。

<良かった点>

  • 石川さんが現地における準備を献身的にしてくださったこと。
  • 荻野さんが参加申込や食事の手配、会計面を一手に引き受けてくださったこと。
  • 村さんがマイクロバスと繋ぎの運転手さんを見つけてくださったこと。
  • 知久さんのおかげで、今年も素晴らしいチラシができたこと。
  • 山上さんのタオルによる被災地と新聞社への事前ご案内。
  • 宮岡先生がドリンクを差し入れてくださったこと。
  • バスによる移動と、石川さんによる被災地ツアー、懇親会による一体感醸成。
  • Facebookによる発信をリアルタイムでおこなったこと。
  • 焼き鳥と焼きそばの振舞いで、開始前からの盛り上がりや集客ができたこと。
  • 玉川うどん店さんの差し入れにより、抽選会の商品が豪華になったこと。
  • 「狭いスペースでの体操」は小山さんの工夫により、笑いがあって良かった。
  • 新しい試みであるマッサージは良かった。
  • プログラムをコンパクトにし、どのパフォーマンスも素晴らしい出来であったこと。
  • 帰りのバスの時間が、ほぼ予定通りであったこと。
  • 小林さんの撮影と編集により、素晴らしい映像を残すことができたこと。

<こうすればもっと良くなる点>

  • マイクロバスと運転手の手配 →村さん・志村さんに相談する。
  • 石巻専修大学さんの行事とタイアップできないかを検討する。
  • テントをお借りする場合は、事前に申請を行う。
  • 中学生の生徒さんの人数が増えた場合、教室を増やして頂くようお願いする。
  • 子供向けの催し(綿菓子・風船アート、じゃんけん大会など)を行う。
  • 実行委員は司会も含めてTシャツを着ること。
  • 受付をしてから、焼き鳥と焼きそばを差し上げるようにすると、集客によりつながるのでは。
  • 挨拶をする方もマイクを使ってお話し頂く。
  • 夕食をきちんと用意すること。
  • 2日目にトラブルがあり、バタバタしてしまった。また開始時刻が間違って伝わっていたこともあり、お客さまの出足が今一つだった。
  • イベントによっては、舞台ではなく下で行うと良いかもしれない。
  • 2日目の抽選会の準備が全くできておらず、期待をさせておいてできなくなってしまった。
  • 笛と太鼓の「お囃子」とコラボができると良い。

POJ石巻2014報告書~2015に向けて

1. ご挨拶とご報告

【雑賀日出夫】

【Pride of JAPANの由来】

今年で4年目を迎える東北交流支援プロジェクトPOJの由来は以下の通りです。
「無規範社会」と叫ばれて久しいですが、東日本大震災の際に被災された方々が示された秩序だった行動や思いやりの精神に、私たちは日本の誇りだと感動。
私たちの強みや得意分野で、自分の最善を尽くして、思いを一つに、交流支援をさせて頂こう  というのが由来です。

◆POJの実施に際し、ご支援を頂いた全ての方に厚く御礼を申し上げます。
現地入りをしてくださった方、ご寄付や事前準備などでご支援を頂いた方、会場や施設の調整や手配、チラシ・HPなどで協力をしてくださった方は、合計100名を超えております。
人生や仕事の醍醐味は、仁(自分や自分の大切にしていることを、一緒に大切に思ってくれる人がいることである)だと習いました。
私は幸せな人間だと感じております。本当にありがとうございました。

◆そして、「思いやりの精神」などは、東北の被災された方々だけでなく、POJの実行委員や支援してくださった皆さん方にも、宿っていると感じています。
それが約100人集まって発現する機会がPOJであり、毎年参加するたびに、自分の中の「人間性」が呼び覚まされ、人間に戻ることができるような気がしてなりません。

◆私は政治家ではないので、被災された方々を全員救済したり、インフラを良くすることは出来ませんが、人間は一人でも見ていてくださる方、応援してくださる方がいると、頑張れる生き物だと考えています。私たちの強みや得意分野で自己の最善を尽くし、縁があった被災者の皆さんと一緒に最高の時間をつくることができ、それを何かの時に思い出して頂ければと思っております。

◆私の知人の話です。伊豆の観光地で6年間ゴミを拾い続けている方がいます。彼は観光地にお店を出しているので、多少は仕事に役立っているかもしれません。6年間やり続けた結果、仕事はもちろん人生が変わったと言っています。一緒にゴミ拾いをしてくれる仲間が出来たり、学生が協力してくれたり、必然的に地域貢献活動や町興しになったりしていて、最近では良く講演などに駆り出されているようです。彼曰く、「ゴミを拾って何になる」という人がたくさんいるそうです。でも、そういう人たちは、この6年間何もしないで、何も変わっていないとのことです。POJも続けることで、見えてくること、変わること、成長できることがたくさんあると感じています。
http://sakuyahime.jp/archives/sakuyaindividual/%E9%A3%AF%E5%80%89%E6%B8%85%E5%A4%AA%EF%BC%88%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%8F%E3%82%89%E3%83%BB%E3%81%8D%E3%82%88%E3%81%9F%EF%BC%89

<準備編>

■今年の1月に【西島篤師さん】の東北支援にご一緒させて頂き、にっこりサンパークに伺いました。草野社長やひかる君、泉谷景子さんも一緒でした。施設を管理されていらっしゃる【佐藤嘉信さん】宅にお邪魔し、会場の予約をさせて頂きました。昨年に続いての実施で、とてもスムーズでした。家族で亡くなられた方がいると、生命保険金が入り仮設住宅を出て新居を購入することができるが、そうでないと仮設住宅を出ることができないなどのお話をお聴きし、胸が張り裂けそうになりました。
西島さんは、癌と闘病しながらも、今年もPOJのことを気にかけてくださり、抽選の景品やドリンクなどでで、多大な後方支援をしてくださいました。本当にありがとうございました。
西島さんの東北支援のサイトをご覧ください。西島さんは震災直後から毎月、物資や金銭的な支援を、石巻専修大学と連携されて実施。4年間継続されると聴いておりますので、おそらく来年3月がフィナーレなのではないかと思います。私もご一緒出来れば、ご一緒したいです。
また、チームニシジマの現地員である【小野寺千穂子先生】(石巻好文館高校前校長)も駆けつけてくださいました。
http://team-nishijima.jpn.org/41.html

■宿泊施設に関しては、今年も【宮岡先生】が石巻専修大学さんと調整をしてくださいました。宮岡先生が常務の【市川辰雄さん】、部長の【伊藤隆俊さん】、課長の【高橋郁雄さん】、主任の【斉藤元樹さん】に申し入れをしてくださいました。当日、市川さんや伊藤さん、斉藤さんが到着を待っていてくださいました。また、ドリンクの差し入れをしてくださいました。また、市川さんと【坂田学長】はご多用のことろ、POJに足を運んでくださいました。
直接縁がない私たちが、石巻専修大学さんの教室やシャワー室、食堂などを利用できるのは、専修大学の理事である宮岡先生のおかげです。また今年も宮岡先生から多額のご寄付も頂き、早朝の被災地ツアーの手配もしてくださいました。
日曜日の早朝、石巻専修大学のトラックを約30分、一緒にジョギングさせて頂きました。宮岡先生は本格的な走りで、何と二周の差をつけられてしまいました。POJはもちろん、専修大学の宝だと思いますので、来年以降は健康面を重視して、ご協力頂ければと思います。

■石巻専修大学の【石川栄一さん】が、西島さんと連携してくださり、景品やドリンク類の購入、事前の運搬、テント設営。談修師匠の毛氈、座布団など高座の用意、江島さんや談修さん、荻野さんの送迎を一手に引き受けてくださいました。物理的な準備は、石川さんなしでは語ることができません。気持ちよく何度も何度もやりとりをしてくださいました。本当にありがとうございました。

■バスと石巻専修大学の学食の手配は、なかなか人数や数量が決まらず、大変だったのですが、昨年同様【荻野孝さん】が、入金確認・会計処理と併せて、全面的に対応してくださいました。荻野さんはお仕事が多用にも関わらず、全て無償で奉仕してくださいました。多額のご寄付まで頂き、POJが実施できるのは、彼のような裏方を誠実に担当してくださる方がいるからです。

■保険に関しては、専修大学育友会前会長の【瀬在義夫さん】に、今年もお願いをしました。直前に保険内容の変更をお願いしても迅速丁寧に対応してくださいました。過去にも大変な移動と運搬を一言も不満をおっしゃることなく、取り組んでくださいました。大変なことを気持ちよく引き受けてくださる方こそ、本物の方だと思います。保険のご用命は瀬在さんにお願いします。

■チラシの作成は、今年もプラニューの【知久明季奈さん】が短期間で効率よく、素晴らしい出来栄えに仕上げて頂きました。また、ホームページのメンテは、【松田悦洋さん】が無理なお願いにも関わらず、直前に対応してくださいました。お二人に感謝申し上げます。

■後援については、今年も木の屋石巻水産社長の【木村長努さん】、石巻日日新聞の報道部長【平井美智子さん】、三陸河北新報社の【及川智子さん】が協力してくださいました。「石巻日日新聞」「石巻かほく」ともPOJのイベントを事前に紹介してくださいました。※添付資料ご参照。

■Tシャツなど荷物の準備は、宮岡先生の秘書である【簗田美代子さん】が確認してくださり、事前に用意してくださいました。簗田さんは石巻入りをしてくださり、全体を見て、その時に必要なことを自発的にしてくださいました。こういう仕事ができる有能な方がいらっしゃると、組織は本当に楽です。弊社にも迎えたいくださいですが、宮岡先生が絶対に手放さないことでしょう。

■また、同じく今村記念法律事務所の【阿久津透さん】が参加してくださいました。弁護士さんですが、とてもサービス精神が旺盛な方で、自発的に動いてくださいました。泉谷景子さんの演奏の際、譜面をめくられており、お聴きするとピアノを習われたことがあるとのこと。弁護士でピアノが出来て、お人柄が良い。非の打ち所がありません。

■映像は、スタンズ社の【小林和彦さん】が一手に引き受けてくださいました。昨年までは編集をお願いしていましたが、今年から現地入り。私は仕事でお付き合いしているのですが、映像やネット・e-learningなどで困ったら小林さんに相談することにしております。我が社の「ラストホープ」という存在が小林さんです。お陰様で、今年は「コンセプト編」と「記録編」に分け、素晴らしい映像が出来上がりました。小林さんはHP作成のプロの方もご紹介してくださいましたので、POJのHPも見違えるようになるかもしれません。

■TOGETHER MUSICの【草野宏之社長】が昨年に続き、機材はもちろん、青山ひかる君と泉谷景子さんを連れて、全て無償で参加してくださいました。POJだけでなく、何度か東北でボランティア・ライブをされています。なかなか出来ないことだと思います。是非、草野社長やTOGETHER MUSICを応援してくださいますようお願い申し上げます。
http://www.together-music.com/

■今年から【山上直晴さん】が参加してくださいました。専門家相談を申し出てくださったり、相談者がいないと、進んでお手伝いをされたり、お婆ちゃんの肩を揉まれたり等々。母校や人の役に立ちたいという情熱が並はずれた方です。POJには金銭面でもご支援をしてくださいました。被災地でPOJに参加されない方=仮設住宅から出てこられない方にも支援をされたいとのことで、準備を始められています。

■諸星さんは、四年連続、司会進行をしてくださいました。現状に満足することなく、良いより司会をしようと取り組まれている点が素晴らしいと思います。今年も安定感があり、見事な司会進行でした。解散パーティーも彼にお任せしています。

■簗田さんと、【江島まゆみさん】が、初日の受付をしてくださいました。簗田さんは抽選券などをテキパキと仕上げてくださいました。江島さんは前日仕事が入ったにも関わらず、新幹線で当日駆けつけてくださいました。流石に、長年CAされていらっしゃることもあり、見事な接客応対でした。二日目の司会進行も単なる説明ではなく、情報をちりばめられて、付加価値が感じられる素晴らしいものでした。是非空の移動は、ANAでお願いします。

■ご寄付・物資の提供によるご支援を頂いた方は、以下の通りです。
宮岡孝之先生、西島篤師さん、荻野孝さん、山上直晴さん、小野惠一先生、古屋京子さん、
杉森樹一さん、石巻専修大学さん、本望光子さん、青木みどりさん、小林和彦さん、
草野宏之社長、橋本嘉市さん、江島まゆみさん、細川正博さん、福井雅一さん、
瀧沢靖雄さん、立川談修さん、小川マキさん、青山ひかるさん、泉谷景子さん、雑賀

<当日編 8月23日(土)>

■味どころ「はしもと」の【橋本嘉市さん】と娘婿の【新井健二郎さん】が、機材を全て自費で用意し、焼き鳥と焼きそばを振舞ってくださいました。お二人は炎天下にも関わらず、一生懸命に焼いてくださり、被災者の皆さん方の長蛇の列が出来ました。皆さんが喜ばれたのは言うまでもありません。夏前に、草野さんが私を食事に連れていってくださったのですが、そのお店が橋本さんのお店でした。そして、殆ど詳細をお聴きせずに、「私にも何か出来ることをさせて頂けませんか?」と名乗りをあげてくださいました。食の振舞いはPOJの課題でしたので、本当にありがたい限りです。ホテルで仕事をされていらっしゃる新井さんは率先して動いてくださり、とても好感が持てる方でした。橋本さんは、懇親会の席上「世の中の男性は全て友人で、女性は全て私の彼女である」という名言で、今年度のMVPとなりました。忘年会か新年会を、是非橋本さんのお店で行いたいです。
http://www.hotpepper.jp/strJ000659305/

■また偶然ですが、笛と太鼓でお囃子を演奏されているお二方がおり、呼び込みとして協力してくださいました。やりとりをしてみると、佐原囃子として重要無形民俗文化財になっており、プロ野球日本シリーズで国歌演奏をされていらっしゃる凄い方でした。焼き鳥と焼きそばと相俟って、集会所の集客に繋がったことは言うまでもありません。

■今年もトップは、落語家の【立川談修師匠】です。満員になった集会場で、準備をしっかり行い、玄人好みの習熟した口演で、お爺ちゃん・お婆ちゃんを楽しませて頂きました。皆さんの笑顔が印象的です。談修師匠の今後のスケジュールは以下の通りです。
http://tatekawa-dansyu.com/schedule

■二番手は、【小川マキさん】でした。今年は集会所でのライブでした。マキさんの報告にもある通り、マキさんはもちろん、寺地さん・山田さんと、お客さまである被災者の皆さんとの距離が近く、曲が進むにつれて、マキさんの軽妙なやりとりもあり、全員の思いが一つになることが感じられた時間でした。懐かしい歌を全員で口ずさんだり、「きずな」のサビを手話で行うのが、とても好評でした。マキさんの公式サイトが、とてもマキさんらしい素敵なものになっています。POJの報告ブログと併せて、ご覧下さい。【土屋秀俊さん】が山形から今年もサポートで駆けつけてくださいました。
http://ogawamaki.com/
http://blog.livedoor.jp/ogawamaki/archives/52182501.html

■三番手は、【瀧沢校長先生】率いる朝霞第四中の皆さんの演舞です。昨年に続き、中学生31名、先生方5名の36名で、バスをチャーターして参加してくださいました。私は、瀧沢さんのお招きで、彼の学校に講演をしに伺ったことがますが、中学生の皆さんが挨拶をしっかとされ、また清掃が行き届いており、校長室はもちろん、廊下には「惻隠の心」「羞悪の心」などの掲示がたくさん貼られておりました。瀧沢校長先生のリーダーシップの賜物だと思います。
引率の先生方もしっかりとされていらっしゃいました。流石に、自主活動に参加される先生は違います。学年主任の【山岸孝弘先生】は常に全体を把握し、包み込むような愛情で写真を撮られていました。【中野馨先生】は時々中学生に間違われることがあるそうですが、「中野なくして鳴子踊りはない」というくらいの存在感で熱血指導!ご自分も一緒に輝いて踊っていらっしゃいました。その中野先生の熱さを受け継ぐのが中学3年生の担任をされている【桑田敦史先生】だそうです。桑田先生がいらっしゃれば、来年も大丈夫でしょう。そして、忘れてはいけないのが、朝霞第三中から参加してくださったモデルのような【大友涼子先生】。第四中から第三中に異動されたにも関わらず参加頂き、第四中の生徒さんたちはとても喜ばれたそうです。36名の会場全体を使ったパフォーマンスは圧巻!中学生の皆さんから、たくさんのパワーを頂きました。
http://www.asakadai4chu.city-asaka.ed.jp/01.Introduction/02.greeting.html

■初日のトリは、【青山ひかるさん】【泉谷景子さん】でした。純白のスーツとドレスで表れ、まるで屋外結婚式のようでした。美人ピアニストである泉谷さんの美しいピアノの音色に清涼感を覚え、ひかる君の情感たっぷりな歌声のジョイントが素晴らしく、しばし時間を経つのを忘れるほどでした。決してお世辞ではなく、世に出て当然の歌唱力とピアノの演奏だと思います。彼らのライブや演奏を皆さんで応援しましょう!
http://www.together-music.com/aoyamahikaru/
http://izutanikeiko.com/

■初日の最後は抽選会でした。立川談修師匠やマキさん、ひかる君・泉谷景子さんのサインや提供商品。そして、西島さん提供の商品が景品で、大いに盛り上がりました。

<当日編 8月24日(日)>

■特定非営利活動法人「IT’S NOT JUST MUD」の千葉さんが、飲み物とお菓子をお客さまに振舞ってくださいました。炎天下でしたので、ドリンクの差し入れはとても助かりました。これも繋いでくださった【畠山卓也先生】のおかげです。

■二日目のトップは、昨年同様「鳴子けやき四中」の演舞です。瀧沢校長先生の「石巻の市民憲章」を紹介した熱い挨拶でスタート。早い時間でしたが、中学生の皆さん方のパワーを頂こうと、お客さまの出足が良く、良い流れをつくってくださいました。

■二番手は、【青山ひかるさん】【泉谷景子さん】でした。純白のスーツとドレスから一転、シックな服装での登場でした。泉谷景子さんの「夏の思い出」に、皆さんも思いを馳せたことでしょう。また、ひかる君の夏祭りを盛り上げる「人生チャチャチャ」や「東京ラプソディ」、「愛燦燦」で会場が一つになりました。

■三番バッターは、【中津川栄作さん】の「狭いスペースでの運動」でした。中津川さんは、多用なところ、羽田空港を経て新宿に合流してくださいました。コンパクトにストレッチを指導して頂き、気持ちよさそうにおじいちゃん・お婆ちゃんは体を動かしていました。彼は野球や人生に真っ直ぐな人物です。野球の申し子であることは間違いがないので、精進を積み重ねていると、高校野球や大学野球の指導者のチャンスが必ず訪れると信じています。

■ここで、昨日に続き、抽選を行いました。抽選会は、中津川さんと江島さんが行ってくださいました。景品は前日同様【西島篤師さん】のご協力によるものです。参加者の皆さんは、抽選会が大好きで、一喜一憂されていらっしゃいました。西島先輩、本当にありがとうございました。
■最終日のトリは、今年も【金井麻衣子さん】が率いるプラスニューカンパニーの皆さんです。
第一部は、プラニューの皆さんのアクションショー「宝を探せ!short Ver.」
歌はもちろん、ダンスの「クルクル回転する」パフォーマンスが素晴らしく、また殺陣も迫力満点で来場者のお婆ちゃんや女子中学生から黄色い声援が飛んでいました。そして、最後の「一人はみんなのために、みんなは一人のために」の歌詞に、会場は静寂に包まれました。
第二部は、にっこりサンパークの子供たちと、プラニューで創り上げるミュージカル。
サングラス姿の子供たちが何故か愛らしく、会場参加型のパフォーマンスで全員が一つになりました。朝霞第四中の皆さんも参加してのソーラン節は迫力満点!子供たちの感想や詩の披露、最後のビリーブは、とても素晴らしく、会場全体が愛と思いやりで包まれました。

プラニューの皆さんは、今年も14名という大勢で参加してくださいました。事前の稽古や調整、移動や運搬などとても大がかりで大変だったと思いますが、金井さんのリーダーシップなのでしょう。見事にまとめて頂き、今年も子供たちの記憶に残る二日間を提供してくださいました。14名の皆さん、本当にありがとうございました。
http://ameblo.jp/maiko-sasayaki/entry-11915620286.html
http://ameblo.jp/maiko-sasayaki/entry-11915991999.html
http://ameblo.jp/maiko-sasayaki/entry-11917181843.html

2.  実行委員の皆さんから寄せられた感想


【POJ顧問 宮岡孝之先生】

現在、法科大学院の希望者にゼミを行っています。
ゼミ修了後、3年生に「じゃあ、食事にでも行くか」と声をかけて,旬のサンマを食べに行きました。
そのゼミ生、「今週は元気ですね。先週は本当に疲れた顔をしていました。」と。
そういえば、先週はPOJから帰って、1日も休まず日常生活を送っていました。
そろそろ、夜行バスがつらい年齢になったようです。

さて、POJの振り返りです。
今年で、4年目ということもあり、企画も安定し、進行等についても大きな問題もなく順調であったと思います。また、にっこり、サンパークの方とも顔なじみになり、この場所に帰ってきたという感じです。なんといっても、今年のイベントは、「橋本さんの焼き鳥、焼きそばの振る舞い。」 大盛況でした。そんな中で、ある女性が「いくらなの。私も商売していたから任無料という訳にはいかない。」と千円を出されました。「済みません。皆さんから頂いておりませんので、お代を頂くわけには参りません。」と。 しまった、Tシャツがあれば、お買い上げ頂けたのではないかと後で気付きました。

確かに、今年は丁シャツの販売に手が回りませんでした。昨年に熱心に販売してくれた青木さんのセールストークのうまさに感心。
現地に行って、復興が進んでいないことを、改めて実感しました。
この方々が、震災前の生活を取り返すまで、微力ながら支援を続けたいと思います。


【POJ顧問 西島篤師さん】

去る8月23日(土)、24日(日)に第41次東北交流支援を実施。今回は、後方支援として協力させていただきました。「プライド オブ ジャパン Pride Of Japan(POJ)」という大きなイベントを宮城県石巻市にある仮設住宅「にっこりサンパーク」で開催。POJ としては4年目を迎えます。その報告書として石巻専修大学の石川次長が写真といっしょにまとめてくれましたので添付します。

POJ は専修大学の校友、宮岡孝之氏を顧問に雑賀日出夫氏がまとめ役として約100名からのスタッフで各種イベントが組まれています。ミュージカルあり、落語あり、各種演舞ありと、仮設住宅の皆さんは二日間にわたり、それぞれのプログラムを堪能していただけたものと思います。POJ の皆様の「復興と感謝」のつよい、熱い思いで10年は続けていくという思いで毎年献身的にボランテイアとして取り組んでいます。頭が下がります。


【POJ会計 荻野孝さん】

□参加費やご寄附の入金

毎年多くの方からたくさんのご入金を頂きまして誠にありがとうございました。
震災から3年半が経過し、徐々に震災の記憶が薄れていく中でこれだけ多くの方からのご支援がいただけるのは本当に有難いことです。あと6年、引き続きよろしくお願いいたします。

□食事の手配

  • 毎年、石巻専大学食の気仙さんやスタッフの皆さんには土日にもかかわらずご対応いただき申し訳なさと有難さでいっぱいです。また、一人揚げ物が苦手な方の食事を別メニューにしていただきました。本当にありがとうございました。
  • それと今回の昼食は「住民任意団体WE ARE ONE北上」にお願いしましたがいかがだったでしょうか?ボリュームがあって個人的には良かったと思います。経営が厳しそうなイメージがありますので、来年は参加者全員分頼めるといいですが・・・。

□チャーターバスと被災地ツアー

  • チャーターバスは懇親を深めるには最高ですね。ただ、今回のバスはゴージャス過ぎたような感じがしましたので、バスのランクを下げて、バス代をもう少し抑えられるといいですね。
  • 被災地ツアーは毎年実施してほしいです。
    時の経過によって記憶も薄れがちですがお話をお聞きしていると2011年を思い出します。

□撮影

小林さん、焼き物に夢中で撮影のサポートをすっかり忘れ申し訳ありませんでした。

□焼き鳥と焼きそばの振舞い

  • 集客力抜群でした。
  • 焼きそばは食べられませんでしたが、焼き鳥、美味しかったです。ビールと一緒に食べたかったです。
  • 焼きそばも好評でしたが、他の団体が夕方から焼きそばの有料販売をするとお聞きした橋本さんが焼きそばを焼くのを途中で止められて、他の団体を優先されていました。他者中心で何だか潔さを感じました!
  • 炎天下の焼き物作業時に帽子をかぶっていない人用に現地の優しいおばさまがタオルを5、6本持ってきてくれました。どなたかわかりませんがありがとうございました。
  • 炎天下での焼き物作業に従事された皆さんお疲れ様でした。

□談修さんの落語パート

  • お囃子の兄弟と談修さんの落語はものすごくマッチしていましたね。談修さんの落語はお聞きできませんでしたが盛況さは伝わってきました。
  • 一日目で帰らせていただき、裏方の役目を果たせず申し訳ありませんでした。
  • 石川先生に仙台まで送っていただき助かりました。雑賀さん、石川先生にお声掛けいただきましてありがとうございました。宮岡先生・雑賀さん、いつもありがとうございます。お二人がいなければPOJは成り立たないと思います。今後6年引き続きよろしくお願いいたします。

【POJ  瀧沢靖雄さん】

本当に感謝しております。雑賀さんの呼びかけと熱意ある推進力、そして何より「人徳」のお陰さまで、POJを実施し東北の皆様へのご恩返しができたものと、しみじみ感じ入っておるところです。
このPOJの実施とご協力いただいた皆様のお力により、本校の子どもたちも有意義な時間を共有し、貴重な体験をさせていただくことがかないました。

今後、雑賀さんの目標である「10年はやる!」という信念に、私も賛同させていただきます。幸い、あと8年位は学校教育の長として勤務する予定ですので、学校が変わろうとも参加いたします。
本当にありがとうございました。 朝霞市立朝霞第四中学校 瀧沢靖雄


【POJ  諸星秀俊さん】

【良かった点】

  1. 実行委員が慣れてきたため、事前の打ち合わせも含めてスムーズに進んだ。
  2. にっこりサンパークの方々と濃密な交流ができるようになった。➡最大の成果ですね。
  3. 実行委員・演者の間で理念が共有できるようになった。息も合ってきた。
  4. POJ自体に勢いがついてきた。➡この調子で10年目まで駆け抜けましょう!

【反省点】

  1. 「雨天の場合にどのようにするか」をもう少し具体的に決めておくべき。
    ➡たまたま快晴でラッキーだったものの、来年も晴れるとは限らないので。
  2. 実行委員向けの案内とお客様向け案内が一部で一緒になっていた。
    ➡例えば、清掃の指示などはお客様がいる場ではなく、裏方で実行委員と演者だけに伝えた方が良いと思います。
  3. もう少し機敏に動ければ良かったように思う。➡諸星個人の反省点です。

【司会についての総括】

今年も司会を担当させていただき、ありがとうございます。至らない点も多々あったと思いますが、申し訳ありません。司会をする際は、とくに「わかりやすさ」を重視しました。POJの理念、雑賀さんや私たちの志、演者の方々の熱意をストレートにお届けしたいという思いでした。私たちの間では、わかりきっていることでも、初めて参加する方々にはわからないこともあると思います。少しくどくなっても繰り返しアナウンスをしたり、聞き取りやすいようゆっくり落ち着いて話すことなども意識したつもりです。いかがだったでしょうか?「司会に対する評価」は皆様にお願いしたいと思います。


【POJ  小川マキさん】

POJ石巻、お疲れ様でした。そして大変お世話になりました。
2日目の子供ミュージカルでは更に盛り上がって最高のフィナーレを迎えられたのではと想像しています~!今年も素敵なイベントになりましたね。本当にお疲れ様でした。
偶然に、お囃子の生演奏の方々に遭遇できたのは嬉しいサプライズでした。
新しい きずなの輪 が次々と繋がって、更に大きな「和」を築いているのは素晴らしいです~☆
雑賀さんを始め実行委員の皆様の人徳なのでしょう~!現地の方々との交流や実行委員さんの癒しに我々の音楽演奏が少しでもお役に立てていれば幸いです。

今回は、集会所で演らせて頂いたことで、お客様との距離感も近く、一体感を感じることができました。昨年以上に小川マキらしいパフォーマンスが出来たと思っています。当日の朝、現地にて、司会の諸星さんとの事前打ち合わせが出来たので談修さんとのつなぎ部分がスムーズに進行できたと思っていますが いかがでしたでしょうか。また、個人的には、バンドメンバーとの距離も近く一体感を感じる パフォーマンスが出来たと感じました。実行委員のみなさんによる事前準備のお陰で、何の心配もなくパフォーマンスに集中する事が出来たことに感謝の 気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

それから、石巻イベントの報告書、ありがとうございました。PDF書類でとても見やすく、イベントの様子を楽しく振り返る事が出来ました。このような情報をPOJの Facebook や 公式サイ ト に掲載して頂けると、個人のブログ等からリンクを貼って、一般の方々にご紹介できると 思うので大変有り難いです。ご検討のほど宜しくお願い致します。


【POJ  瀬在義夫さん】

大変お疲れ様でした。瀬在です。3日間の長旅、終わってみますとあっと言う間でしたね~
いつも雑賀様のエネルギーには感心しております。何事も行動と言う事を感じます。
フルタイムでの石巻、非常に嬉しく思っております。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。心より感謝申し上げます。


【POJ  山上直晴さん】

Ⅰ.良かった点

  1. 室内外ステージでの実演イベントはどれもクオリティが高く、どの年代の方々も十二分に楽しんでおられる様子が見てとれた。少しの間だけでも笑顔になって頂き、本当に良かった。
  2. 焼き鳥、焼きそばの提供サービスも来場された方々に十二分に喜んで頂き、素晴らしかった。 食べ物を介して会話が生まれ交流出来たのも良かった。
  3. 他グループの「飲み物、お菓子サービス」により客席の皆さんが水分補給等出来て良かった。

Ⅱ.こうすればもっとよくなる点

  1. ひかるさんのショーの後、客席で住民の方が「ひかるさんのCDを聞きたい。集会所で貸出しをしてくれれば良いのに」と会話されているのを聞いた。
    →集会所で貸出し事務をやって頂けるか確認が必要だが、可能ならひかるさんのもの、マキさんのものを貸出用としてCDを10枚程、POJとして贈呈してはどうか。(お二方にご負担を頂くわけにはいかないので、POJとして購入しPOJとして贈呈する。)また、貸出事務不可ならば、集会所にCDカセットステレオとCD各2枚を贈り、集会所で随時聞いて頂くようにしてはどうか。
  2. 観客席への冷たい飲み物提供サービスをPOJとして行うべきではないか。
  3. 抽選会の商品について、質量ともにもう少し充実出来ないか。ゲームとは言え、当選しなかった方々に、がっかりした気持ちを感じさせたくないので、参加賞を差し上げたい。
  4. 炎天下、高齢の方は、かなり暑そうだった。他の時期の開催も考えるべきではないか?
  5. 会場に出てこられない方々への支援をどうするか考えるべきではないか。(ちなみに私は、今回、来場者のお一人からタオルを頂いたことをきっかけに、来場者の方々が使用しているタオルを注意して見てみましたが、使い込んだよれよれのものを首に巻いている方が多かったです。各戸に2枚づつ、使い心地の良いカラフルなタオルを贈りたいと考え、その資金稼ぎのアルバイトを始めました。※170戸×2枚=340枚×400円=136千円を来年度に向け準備するつもりです。)

Ⅲ.その他

NHKの「東日本大震災3年被災者1200人調査(2014年1月実施)」によると、

  • 現在の家計の財源について、50.5%の方が「年金」、22.8%の方が「預貯金の取り崩し」と回答されており、被災者の方の生計は先細り状況にあり、将来に向け経済的不安を抱えている様子が窺える。
  • 震災による心身への影響について、34.9%の方が「よく眠れない」、38.6%の方が「気分が沈みがち」、24.3%の方が「薬が必要になった」と回答されており、体調不良の様子が窺える。
  • 「毎日のくらしに不満、やや不満」と回答された方が、51.9%、
    「今の家計状態に不満、やや不満」と回答された方が52.8%
    いることから、被災者の方々の生活救済がまだまだ、道半ばであることがわかる。

また、自由書き込み欄のコメントには、こんなものがあった。

最愛の息子を津波で失い、3年になろうとしています。狭い仮設の生活で精神的にも肉体的にも疲れが出てきています。私の気持ちは…時間と共に苦しい…その反面これではダメだと気持ちを奮い立たせたり…あの3年前の3月11日を思うとドキドキしてきて具合が悪くなってしまいます。まだまだ続いて行くのだと思います。 (岩手県山田町・50代・女性)」

「もう一度故郷に帰りたいと願っております。仮設にも十分世話になり有難く思っています、出来ることなら早めに住みよい所でもう一度暮らしたいと常に空を見て故郷の山や海の風景を偲んでいます。誰とも会えないことを知っていても自分の玄関の表札などを見て生きたいです。健康に注意をしながら迷惑のかからない生活を望んでいます。 (岩手県釜石市・80代・女性)」

「失ったものは余りにも大きかったし、それを穴埋めする為に働き続けなければならないのですが、丸裸になって初めて大切なものがくっきり見えた気がします。3年経てなお、思いやりの心で支え励まして下さる方々に心から感謝申し上げます。そのお心に応えられるよう、明るく元気に頑張りたいと存じます。(宮城県気仙沼市・50代・女性)」

「親・兄弟も亡くして今も風化する気持ちなどありません。津波が憎い気持ちは変わりません。両親、兄がいた頃に戻りたい。私は今でも仕事を始める時に話しかけています。今日も頑張るから見ていてねって。私の心の中にはいつまでも父・母・兄がいます。生きています。これからも私の家で、仲良く皆で暮らしていきます。(宮城県石巻市・50代・女性)」

「娘が亡くなったことは未だに信じられません。もう3年、まだ3年…あの子はどこにいるのでしょう。いまだに「ただいま」と帰ってくるようです。本当なら成人式も迎え、今年22歳です。まだ部屋もそのままです。私も正直早く娘の所に行きたいとも考えましたが、長男・次男を残して行けません。この苦しみは一生続きます。(宮城県亘理町・50代・女性)」
震災後ずっと走り続けている感じだ。家の片付けから会社の復旧へと始まり、現在は会社の売り上げを震災前の状態にどうしたら戻るか試行錯誤しながらチャレンジしている。体力勝負が続いている。これからも続くと思う。あと3年後に現在の状態の真価が問われると思う。頂いた支援に報いるためにもがんばっていきたい。(宮城県石巻市・30代・男性)」

「もうすぐあの日から3年です。なぜ私は60歳を目前にして色々なものを失って、でも生かされていて、今後の家の事も決まらず…土地は宅地として使えるようになるまであと2~3年かかり、私達は年を重ねていく。自分達だけではない事は充分わかっています。以前の暮らしの自分に戻りたいです。家の事を考えるのも疲れました。(宮城県石巻市・50代・女性)」

「震災で息子を亡くして3年が経ちます。気持ちは未だについていけません。TV等でオリンピックを騒いでいた時も悲しくなりました。「震災は終わったな」と。福島県は無くなった被災者より原発ばかり。私達は「顔で笑って心で泣いて」毎日歩いて行くしかないのです。とりあえず、頑張って生きてきました。(福島県新地町・40代・女性)」

以上の調査結果を踏まえると、屋内外のイベントに顔を出される方々への支援だけではなく、仮設住宅で悲しみ抱えたままの方々への心のこもった物資支援等も必要なのではないか、そのためには、あらためて範囲を広げた募金活動による資金集め(例えば、専大キャンパスの各所にPOJの募金箱を設置する等)も必要ではないか、と感じました。


【POJ  金井麻衣子さん】

POJのみなさま

お疲れ様です。プラスニューカンパニーの金井麻衣子です。今年もPOJ、ありがとうございました。

当日は子供たちへの対応があり、みなさまにお礼のご挨拶もしないままお別れになってしまい、
申し訳ございませんでした。
仮説住宅に住む子供たちは、少し思春期に入った子もいれば、去年よりも明るく話すようになっている子もいれば、去年と様子が変わっていない子もいて、人それぞれでした。ワークショップの最中、みんなで「詩を書こう」という時間を設けたのですが、みんなとっても素敵な詩を書いてくれていたんです。恥ずかしくて、ステージでの発表はテル君だけでしたが、みんな、家族や友達のこと、大切に思っているのが伝わってきて、ありきたりな言葉ですが、この子たちがこれからの人生愛で包まれて、幸せな時間を過ごして欲しいと、強く強く思いました。
ステージは、朝霞第四中の生徒さんも盛り上げてくださり、観客のみなさんもノッてくださって、大変感謝しております。今年はカンパニーのことがあったので、バスの同乗が出来ず終わった直後にみなさんとお話出来なくて残念だったのですが、また解散式で、みなさんとお話したいです。
本当にありがとうございました・・!またお会い出来ること、楽しみにしています^^

◆撮影

今年は始まる前に集合写真が撮れて良かったです。

◆焼き鳥と焼きそばの振舞い

ワークショップ中だったので、子どもたちが持ってきてくれた焼き鳥を頂きました。子どもたちもおいしそうに食べていました。大変おいしかったです。焼そばは頂けなかったのですが、
被災地のみなさま、大変喜んで下さったのではないでしょうか。

◆プラニューの皆さんのミュージカル

今年はキャスト9人、スタッフ6人で伺わせて頂きました。お楽しみ頂けましたでしょうか。
ワークショップとしましては、子どもたちと「詩を書く」という時間を設け、とても素晴らしい詩をみんな書いてくれて、キャストも泣きながら詩を読む、というなんとも言えないドラマが、実は初日にありました。また、2日を通して、始め「やらない」「出ない」と言っていた子どもが、本番ではノッリノリで踊っていたのが、大変嬉しく思いましたし、素直になれないけれど、やっぱり本心ははじけたいし、解放したいんだよな、と改めて思いました。また、朝霞第四中学校のみなさんが大変盛り上げて下さり助かりました。ありがとうございました!

◆その他(何でも)

  • 初日の夜の懇親会ではみなさんとお話が出来て良かったです。
  • 2日目の終わりで、最後みなさんにきちんとご挨拶できなかったのが心に残っています。
    申し訳ございませんでした。
  • 今年はテントをご用意頂き、音響の機械が壊れることもなく出来ました。
    また、草野さんにもご協力頂きまして、大変助かりました。ありがとうございました。
  • 4年目になりましたが、同じ場所でやることのメリットデメリットが出て来たように感じています。
    せっかくやるのに、新しい方への周知がされていないのはもったいないなと思っています。
    にっこりサンパークでの開催は大賛成なのですが、もう少し近辺に住んでいらっしゃる方の周知があってもよいのかな?と・・。せっかくバスがあるので、お客様の送迎も出来たりするのではないでしょうか・・。
    みなさんこの日のために、準備をしてきてくださっているので、もっと多くの方に見て頂きたいですね。以上です。今年も貴重な機会を頂き、本当にありがとうございました。

+ new Company 代表 金井麻衣子

3.  今後に向けて

来年も8月22日(土)~23日(日)で実施したいと考えています。

<良かった点>

  • 効率よく、素晴らしいチラシが完成したこと。
  • バスの被災地ツアーと、懇親会による一体感醸成。
  • 草野社長やプラニューにご協力を頂き、マイクやアンプなど音響機器を用意できたこと。
  • にっこりサンパーク内ででき、二日間でのべ120名を超えるお客さまに来場頂いた点。
  •  焼き鳥と焼きそばの振舞いで、開始前からの盛り上がりや集客ができたこと。
  • 笛と太鼓の「お囃子」のご支援を頂き、呼び込みができたこと。
  • 宮岡先生のご尽力で宿泊やシャワー、食事、懇親会の環境や用意を頂いたこと。
  • 荻野さんがバスの手配、食事の手配を引き受けてくださり、調整してくださったこと。
  • 石川さんが、西島さんと連携して景品の用意、ドリンク類の購入などを事前準備や送迎をしてくださったこと。
  • プログラムをコンパクトにし、どのパフォーマンスも素晴らしい出来であったこと。
  • ほぼ予定時間通りに終了できたこと。
  • 西島さんのご協力による抽選会、飲物などの差し入れ。
  • 小林さんの撮影と編集により、素晴らしい映像を残すことができたこと。

<こうすればもっと良くなる点>

  • にっこりサンパークは、ボランティアがとても多く来ている印象。初日は別の会場で実施することも検討したらどうか。
  • 石巻専修大学では、私たちの到着を待っていてくださるので、到着時間や夕食の時間を厳守するようにしたい。
  • 今年も炎天下での実施であった。最後のプログラムのスタートが10分以上遅れた。炎天下での実施だったことを考えると、もう少しスムーズに行えたら良かったと思う。
  • ペーパーやチョコを配るのは不要では。
  • そもそも晴れることを前提にしているが、雨天の場合は本当に集会所などでできるかを考えておいた方が良いと思う。
  • ホームページやFacebookなどによる発信が不足している。

以上

POJ石巻2013報告書

1. ご挨拶とご報告

【雑賀日出夫】

この報告書をまとめ、また約7時間分の映像を何度も見直し、改めて、多くの方に支えられて、POJが成り立っていることに気づかされます。POJの理念に賛同し、時間とエネルギー、お金も掛けて、ご参加頂いた全ての皆さん、後方支援を頂いた皆さんに心から御礼申し上げます。
「人間の救済は、人間によってのみ可能である」を感じた二日間でした。

<準備編>

■会場探しについて、昨年同様【西島さん】が協力してくださいました。幾つもの小中高校の校長先生をご紹介頂きました。後日、一人ひとりの先生方とやり取りをしましたが、全部断られました。そんな中、【瀧沢さん】が【畠山先生】に働きかけてくださり、最終的には畠山先生がにっこりサンパーク会長の【佐藤さん】に、会場の使用許可をとってくださいました。西島さんは、癌と闘病しながらも、POJのことを気にかけてくださり、金銭面や抽選の景品で、多大な後方支援をしてくださいました。西島さんの東北支援のサイトをご覧ください。「少し愛して長く愛して」、継続することの重要性に気づかせてくださいます。
http://team-nishijima.jpn.org/29.html

■また瀧沢さんは、ご自分の中学校のアンプとマイクだけでなく、隣の中学校のアンプとマイクも借りてきてくださいました。仮設住宅のど真ん中で、何もなかったので、本当に助かりました。瀧沢さんは、私の最も信頼する人生の同志です。天風会+POJ+人格教養教育プロジェクトといつも一緒です。

■にっこりサンパークの自治会長である【佐藤さん】は、私が下見で伺った際に、一つひとつの施設を丁寧にご案内頂きました。また、電話でも丁寧にご対応頂き「被災された皆さん方に、良い時間を過ごさせてあげたい」と何度も言われていました。私が不用意に、近くにいらっしゃったご婦人について、「奥様ですか?」と質問しましたら、「母ちゃんは流されてしまった」とのことでした。ご自分よりも周りの方の幸せを願う佐藤会長を、POJで何とか喜ばせてあげたいと思っていました。

■宿泊施設となる石巻専修大学に話をつけてくださったのは、【宮岡先生】です。昨年まで担当頂いた石巻専修大学の先生方が全て入れ替わったので、一から説明しなければならなかったのですが、宮岡先生が常務の【市川さん】に申し入れをしてくださいました。当たり前ですが、直接縁がない私たちが、教室やシャワー室、食堂などを利用できるのは、専修大学の理事である宮岡先生のおかげです。また今年も宮岡先生から多額のご寄付も頂きました。午前中の被災地視察のガイドも、法廷のやりとりの如く完璧でした。抽選後の「きずな」の合唱指導もなかなかのものでした。昼食のお弁当の差し入れ、朝霞第四中の皆さんへの缶詰や大学に泊まった全員への笹かまぼこのプレゼント。さりげないですが、宮岡先生のお気遣いによるものです。

■石巻専修大学の学食の手配は、なかなか数量や時間が決まらず、大変だったのですが、【荻野さん】が、入金確認と併せて、一手に引き受けてくださいました。荻野さんが、「雑賀さんは色々なやりとりがあるので大変でしょう。私にできることは何でも振ってください」と言ってくださいました。抱きしめたいくらいに感動しました。また、多額のご寄付も頂き、後方支援では大変お世話になりました。

■石巻専修大学では、坂田学長と市川常務の下、【斉藤さん】が取りまとめをしてくださいました。何度もメールでやり取りをしてくださいました。食事や懇親会、お弁当をどうするか、シャワー室や教室は人数からして、本当に大丈夫か。器材を借りる必要があるかどうか。景品のやりとりをどうするか。直接お会いしましたが、とても誠実な方でした。市川さんは、POJの初日に来てくださり、先回りして、石巻専修大学で迎えてくださいました。何度も携帯に電話を頂いたのですが、私がなかなか出られなかったのですが、それでもニコニコして対応してくださいました。

■保険に関しては、専修大学育友会会長の【瀬在さん】が、今年も引き受けてくださいました。多分いくらも収益にならないことを一生懸命してくださいました。是非、保険のご用命は瀬在さんにお願いします。

■チャーターバスは、【細川さん】のご紹介で、ヤングリゾートさんに昨年からお願いしています。お陰様で、とてもリーズナブルな金額です。担当の【福本さん】は、臨機応変に対応頂き、ありがたいです。バス旅行は、ヤングリゾートにお願いします。

■事前打合せには、上記のメンバーに加えて、【マキさん】【金井さん】【諸星さん】【小山さん】【森村さん】【古屋さん】などが参加してくださいました。特に、金井さんは、打合せ内容を会場スケジュールとしてまとめてくださり、どの団体が、いつ、どこを利用するのかが整理でき、とても助かりました。また、チラシ作成に困っていたところ、プラニュー関係者の【知久さん】をご紹介頂き、知久さんが殆どボランティアで、立派なチラシを作成してくださいました。金井さんを紹介してくださったのは、演出や俳優で活躍している【横田さん】です。いつかまた一緒にやれたらと思っています。

■Tシャツなどの荷物の準備は、宮岡先生の秘書である【簗田さん】が、進んでしてくださいました。簗田さんは、いつもお願いする前に、何を準備しておけば良いか確認してくださるので、とても助かります。仕事ができる美人秘書は違います!

■荷物の運搬は、名門専修大学三年生の【長島くん】と、宮岡先生・私で行いました。長島君は、宮岡先生の事務所にインターンで来ていたのが運のつきというか、恵まれていたというか。バスで連れて行かれて、最初は何が何だか分からなかったようですが、途中から自主的な行動で大活躍。準備や撮影を【三木さん】と一緒にしてくださいました。三木さんも慣れないビデオ機器を使いこなし、映像に収めてくださり、本当に助かりました。【立川談修さん】の収録では、緊張する場面などがありましたが、今年の映像が残せたのも、三木さんと長島君のおかげです。

■後援については、今年も木の屋石巻水産社長の【木村さん】、石巻日日新聞の報道部長【平井さん】、三陸河北新報社の【奥山さん】が協力してくださいました。特に三陸河北新報社の【及川さん】は「石巻かほく」にPOJの記事を載せてくださいました。

■石巻専修大学教授である【三森さん】が、【青山ひかるさん】、談修さんの送迎を気持ちよく引き受けてくださいました。ひかるさんと談修さんの交通手段がなく困っておりましたので、とても助かりました。これも宮岡先生の働きかけによるものです。

■【青木さん】のご紹介で、TOGETHER MUSIC社長の【草野さん】が、青山ひかるさんを全額ボランティアで連れてきてくださいました。お婆ちゃんのハートを射止めたようで、翌日も「ひかる君のCDを買いたい」「氷川きよしから乗りかえる!?」などの声が殺到。10月2日に、新曲発売に合わせて、再度にっこりサンパークでミニライブをされました。アンプやマイクなども、POJ終了後まで貸してくださいました。本当にありがとうございました。

■昨年ご参加頂いた厚労省の【家田さん】さんが、ご家族で差し入れを持って来てくださいました。
POJには参加できないが、応援に来てくださったお気持ちが、とても嬉しかったです。

■青木さんと【菊原さん】が、猛暑の中、受付をしてくださいました。青木さんは、来場されたお婆ちゃん方に進んで働きかけ、Tシャツをたくさん売ってくださいました。裏方の地道な仕事を進んでされる青木さんはとても輝いていて、美しく見えました。猛暑のせいかもしれません!?青木さんの「皆さんの前で、何かパフォーマンスをしてみたい」は、何らかの形で是非実現させたいと思いました。菊原さんは、流石に名門専修大学で学ばれているだけあって、とてもしっかりとした女子大生でした。準備に受付に司会とテキパキこなし大活躍。IBMでも活躍されることでしょう。お二人が作成した「マキ/ひかるうちわ」は、お婆ちゃん方に大好評でした。

■諸星さんは、事前打合せからリードして頂き、三年連続当日の司会進行をしてくださいました。
安定感があるので、何の心配もなく、毎回彼にお願いすることにしています。現在は、TOKYO自民党政経塾で政治家の卵の指導員として活躍されているそうです。私は講演などでは、必ず一番前で聴講するようにしているのですが、TOKYO自民党政経塾三期生の時に、最前列で、私の隣でいつも一緒に講義を聴いていたのが諸星さんです。

■小山さんは、いつもながら率先して、荷物の運搬や準備、そして、二日目の司会進行を菊原さんとしてくださいました。三千本プロジェクト~SSC、駅伝にPOJ。いつもご一緒してくださり、私の人生の同志です。小山さんの会社はもちろん、業界も彼がいるので、大丈夫でしょう。彼に何かあった時には、進んで駆けつけたいと思います。

<当日編 8月24日(土)>

■トップは、落語家の【立川談修】さんです。「真打ち披露パーティー」に、宮岡先生や瀬在さんと参加させて頂きましたが、立川一門が集結し、それはそれは豪華なパーティーでした。談修さんは、真打ちになられても以前と変わらず、準備をしっかり行い、玄人好みの習熟した口演で、お爺ちゃん・お婆ちゃんを楽しませて頂きました。今年のPOJの良い流れをつくってくださったと思います。
(談修さんの今後のスケジュール)
http://tatekawa-dansyu.com/diary/1992.html

■二番手は、【小川マキさん】でした。ここから屋外ステージに移り、正直どれくらい人が集まるか不安でしたが、ライブが始めると、マキさんの歌声につられて、一人また一人とお客さまが増えてきました。猛暑でしたが、マキさんの素敵な衣装と澄み透った歌声、軽妙なトークが会場のお爺ちゃん・お婆ちゃんに清涼感を届けてくださいました。寺さんと山さん、後藤さんのバンドの演奏も素晴らしく、私も一曲歌いたい気分でした。「昨年ライブに参加して良かったので、今年も楽しみにしていた」という声がありました。(マキさんのブログにPOJの記事が載っています)
http://blog.livedoor.jp/ogawamaki/archives/52143800.html
POJの出発点は、私が田口先生に「被災地の皆さんを精神面で応援するプロジェクトをやりたいです」と申し上げたところ、「よしやろう!歌をつくろう」と言われたのが始まりです。直ぐに【岸田玲子さん】のことが頭に浮かび、岸田さんの紹介でマキさんにお会いし、「被災された皆さんを応援する曲を作ってください」とお願いし、作って頂いたのが「きずな」です。一番回数多く聴いているのは私だと思いますが、何度聴いてもこれ以上ない名曲だと思います。「向日葵」も生きる覚悟が感じられる名曲ですね!(以前、東京新聞に掲載された記事です)
http://yukata-diary.seesaa.net/archives/20110722-1.html
マキさんは今年歌手生活10周年の節目で、11月16日(土)記念ライブを予定されています。POJ後援イベントにしたいと思います。皆さん、一緒に駆けつけましょう!

■三番手は、【瀧沢校長先生】率いる朝霞第四中の皆さんの演舞です。中学生35名、先生方5名の40名で、バスをチャーターして参加してくださいました。「POJとは何か」「何のために被災地に行くのか?」など保護者や先生方への説明が何度も必要だったと思います。瀧沢さんでなければ、40名に影響を与えるのは無理でしょう。オリジナルウエアに身を包み、オリジナル曲に合わて、オリジナルな振り付けによる40名の会場全体を使ったパフォーマンスは圧巻。中学生の皆さんの持つパワーを感じました。(石巻かほくの記事の写真は朝霞第四中の皆さんでした)
http://team-nishijima.jpn.org/29.html

■初日のトリは、【青山ひかるさん】さんでした。猛暑の中、黒のスーツをビシッと決めて登場!イケメンで女心を歌うお姉系の歌手です。ご自分の持ち歌に加えて、美空ひばりさんなどの名曲を抜群の歌唱力で歌いあげてくださいました。特にお婆ちゃんのハートを射止め、会場の一人ひとりと握手したことで、すっかりお婆ちゃん達がファンクラブ化し、「ひかる君命」に変わっていました。
10月2日(水)に新曲「人生チャチャチャ」がリリース。とても良い曲で、私はジムで走りながら聴いています。近い将来、紅白歌合戦にマキさんとひかるさんが出場し、私が招待される日を夢見ています。(人生チャチャチャとひかるさんの紹介です)
http://www.youtube.com/watch?v=NO1iZajywdQ
http://www.crownrecord.co.jp/artist/aoyamahikaru/whats.html

■初日の特記事項としては、【木村隆夫さん】が愛知県豊田市から、飛行機とレンタカーで駆けつけてくださいました。なかなか遠方から参加してくださる方はいらっしゃいません。「屋外ステージは屋根がないので、暑いだろう」ということになり、急遽、佐藤会長にお願いし、木村さんや小山さん、瀧沢さんなどが一致団結して、会場に二つのテントをはり、まるでドームのようになりました。このテントがなければ、参加者は炎天下でしたので、ここまで集まらなかったと思います。

■また、石巻専修大学での懇親会は、食堂・教室共にとても面白かったです。【金井さん】率いるプラスニューカンパニーで参加された【和田くん】【平山くん】【松本さん】【岩楯くん】とのやりとりは、真剣勝負で楽しいひと時でした。私は「学びたい人、自分のやりたいことを手に入れたい人は、道が開かれるべきだ」と思っていますので、今後もできる限り応援をさせて頂きたいと思います。

<当日編 8月25日(日)>

■二日目のトップは、「鳴子けやき四中」の演舞です。一日目の反響があり、二日目は最初からたくさんの方が、足を運んでくださいました。瀧沢さんと話し合い、二度踊って頂くことにしたのは、とても良かったと思います。

■二番手は、文京学院大学・短期大学吹奏楽部です。文京学院大学さんをご紹介してくださったのは、文京区議の【えびさわけいこ】さんです。えびさわさんは、美人区議として有名ですが、性格は男性そのものです。
http://ebisawakeiko.com/
理事の【小野先生】と【森村さん】率いる文京学院大学さんは3年連続三回目のご参加。小野先生の人情味溢れるお人柄と、小野先生の信頼が篤い森村さんの引率で今年もバスをチャーターして頂き、会場には6時過ぎに到着。小野先生のお話によると、学生の皆さんが「POJ石巻に今年も参加したい」と言ってくれたそうです。昨年にも増して、迫力のある演奏と満席になったお客さまが一体化。最後の曲で、会場にいた全ての人たちの「思いが一つ」になったような気がします。
(下記のサイトは昨年のPOJの様子です)
http://www.u-bunkyo.ac.jp/news/page/2012/11/post-86.html

■三番バッターは、中津川栄作さんの「狭いスペースでの運動」。中津川さんは、東都最多優勝回数を誇る名門専修大学野球部が最後に優勝した時の主将。東都リーグのベストナイン、日本代表メンバーにも選ばれた野球の天才です。元阪神の金本選手は、広陵高校の後輩だそうです。秋田の野球指導から、駆けつけてくださいました。野球少年が大人になったようなやんちゃな人物で、私の夢「専大野球部が再び黄金時代を築くこと」を彼に託しています。お爺ちゃん・お婆ちゃんは気持ちよさそうに体を動かしていました。
(専大優勝時のメンバー、3年生の投手三名はドラフト1位でプロ入り)
http://blog.livedoor.jp/donzun-baseball/archives/6384043.html

■ここで、昨日に続き、抽選を行いました。抽選会は、宮岡先生と青木さん、小山さん、長島君が担当。景品は【西島さん】のご協力によるものです。西島さん、本当にありがとうございました。うどんの本数を間違えて抽選した際、長島君が「数を間違えました。すみませんでした」と自主的にお詫びをする「ちょっとイイ話」もあったそうです。将来が楽しみですね。ゼリーは、来場者約90名にひと箱ずつプレゼントしました。重くて持ち帰れない参加者の方には、実行委員全員で仮設住宅まで「宅配」を行いました。

■最終日のトリは、プラスニューカンパニーの皆さんのワークショップの発表会。私は、石巻入りする前に中野で行われた皆さんの発表会を拝見したのですが、以前にも増してパフォーマンスの完成度が上がっており、とてもとても楽しみにしておりました。
第一部は、プラニューの皆さんのパフォーマンス。
歌とダンスのバランス、洋モノと和モノのバランス、スピードの強弱が素晴らしく、時間の経つのを忘れるくらい深い感銘を受けました。ピエロのダンスパフォーマンスの金井さんの前掛け姿や書道パフォーマンスははまり役でしたね。正直、来場者の大半は年配の方々で、どのような反応になかと思っていましたが、磨きに磨かれた完成度が高いものは年齢など関係ないようで、「ハァー、凄い」「ヒィー、見たことない」「へェー、あんなふうに踊れたら気持ちいいだろうね」などの歓声があがっていました。「全身全霊で最善を尽くしたパフォーマンスは、魂を揺さぶる感動を与える」ということを実感しました。

第二部は、にっこりサンパークで生活をしている子供たちとプラニューに皆さんで創り上げるミュージカル。初日に会った時の子供たちは、私達を叩いて逃げる、部屋に閉じ込めようとする、自分の話を聴いてもらおうとするなど、津波で大切なものを失い、愛情に飢えている言動が随所に感じられました。プラニューの皆さんはもちろん、演者や実行委員の皆さんが一人ひとり向き合った最後の発表は、素直で真っ直ぐなお子さんの態度が垣間見られ、お爺ちゃん・お婆ちゃんの拍手はなかなか鳴りやみませんでした。お爺ちゃん・お婆ちゃん達もこの地域の未来は、子供たちにあることが良く分かっているようです。金井さんはじめ、プラニューの皆さん、たくさんの本物のパフォーマンスをありがとうございました。「感動しました!」
(金井さんのブログです)
http://ameblo.jp/maiko-sasayaki/entry-11599227363.html
http://ameblo.jp/maiko-sasayaki/entry-11600857412.html
(和田くんのブログです)
http://ameblo.jp/ryo-ichi175/entry-11600972451.html
(山本真実さんのブログです)
http://ameblo.jp/bigsmile1021/entry-11600610333.html
http://ameblo.jp/bigsmile1021/entry-11600621476.html

■忘れてはいけないのが、猛暑の中、テントがないにもかかわらず、必死で音響を担当してくださった【グリくん】と【岩楯くん】です。器材は壊れてしまったとのこと。責任者として、配慮が行き届かず、本当に申し訳ありませんでした。お二人の真摯なサポートがあって成り立ったPOJだったと思います。二人にはMVPを贈りたいです。商品は、POJのマドンナ青木みどりさんのハグにしたいと思います。

■ 映像の編集は今年も昨年同様、スタンズ社の【小林さん】が、特別価格でして頂きました。私の無理なお願いにも関わらず、気持ちよく対応頂きました。素晴らしく感動的な映像に仕上がったのは、小林さんのおかげです。ご寄付まで頂きました。公私共に大変お世話になっており、足を向けて眠ることができないと思っています。

2. 実行委員の皆さんから寄せられた感想

【POJ顧問 宮岡孝之先生】

24日、25日と北上ニッコリ・サンパークで第3回のPOJの復興支援プロジェクトを開催しました。

子ども達の人懐っこさは、愛情に飢えていることの現れではないかとか、仮設住宅の住環境としての劣悪さを体感しました。3年目にして、現実に直面したと感じています。昨年より、参加者が増え、日曜日は子ども達を入れると100人程度だったでしょうか。今年も沢山の提供品有り難うございました。西島さんのご尽力に感謝しながら、充実した日々でした。開催場所について、にっこりサンパークの夏祭りプレ企画として定着させるのもよいと思います。瀧沢さんと話したところ、畠山前校長の話しでは、10年くらいは移転が難しいのではということのようです。
今回も多くの方の色々な才能を見ました。その中でも、菊原さんと長島さんは出色でした。特に、うどんの本数を間違えて抽選。この作業は青木さん、小山さん、長島さん、私でしたのですが、長島さんから「数間違えました。すみませんでした。」と。本来であれば、私が責任をとるべきところだと思いますが、なかなか言える言葉ではないと思います。今後の2人の成長に期待しています。


【POJ顧問 西島篤師さん】

宮岡さん、雑賀さん、お知らせをありがとうございます。雑賀さんらしい、雑賀さんしか書けない思いとストーリーの「当日編」、臨場感があり、あたかも参加させていただいたような気持ちです。

無事に、しかも昨年以上に盛会だったとのこと、宮岡さん含め、関係スタッフのみなさんの強い思いが現地に響きわたったものとおもわれます。おめでとうございます。わたしも元気をいただき、早く元気に復帰できるようにがんばります。お会いできることを楽しみにしています。


【POJ会計 荻野孝さん】

いつも礼を欠かさない姿勢にただただ頭が下がります。今回家族を優先させ現地に行かなかった私のこともお気遣いいただき、誠にありがとうございます。来年以降も裏方でがんばりますので、私に出来ることは何でも振って下さい。それでは10月の懇親会で皆さんとお会いできることを楽しみにしております。


【POJ  瀧沢靖雄さん】

POJ大変お疲れ様でした。衷心より感謝します。今回、初めて自校の生徒を石巻に参加させることができ、本当に有難く思います。帰りのバス車中で、子どもたち一人一人に感想を言わせたところ、口々に 「一生の思い出ができた。」「被災した石巻の人たちに何ができるか不安だったけど、行ってよかった。」 「石巻の人たちに元気をもらえました。」「皆さんが笑顔でみてくださったことに感動しました。」と異口同音に参加してよかったことや、感動をしたこと、またはPOJスタッフや現地の皆さんへの感謝の気持ちを述べていました。 中には、「石巻に行って、私の将来の職業が決まりました。」という女子生徒がいました。「建築業に携わり、石巻の住宅を建てたい・・・・。」とか。私個人としては、スタッフとしての仕事を最後までやりきらずに途中で失礼したことは、申し訳ありませんでしたが、保護者、教育委員会の理解を得るために引率させていただきました。ご容赦ください。中学生を現地へ連れて行ったことは有意義だったと自負していますが、全体を通して何かお気付きの点などありましたらお伝えください。反省し、次回に活かしたいと考えます。今後も、POJの活動並びに日本の伝統教育の再興に微力ながら邁進いたします。


【POJ  諸星秀俊さん】

POJの感謝のメールありがとうございます。つたない司会ではありましたが、ご好評いただいたようで良かったです。気の早い話ですが(笑)、来年もご協力できればと思っています。


【POJ  小山和幸さん】

良かった点

●東京ー石巻のバスでの移動: 一体感が生まれて良かった。
●2年連続同じ地域での開催: 地域に根付きつつある感じがした。 佐藤富士夫さんとの関係が非常に良かった。(事前打ち合わせお疲れ様です)
●ちょうどいい長さのプログラムであった事: もう少しみていたい、くらいの長さであった事。
●演者のパフォーマンス: 心が通っていた。非常に良かった。


【POJ  青木みどりさん】

ご丁寧な皆様へのメール、本当に頭が下がります。草野さんも、青山ひかるさんも、大変喜んでいました。10月2日(水)の新曲発売に合わせて、にっこりサンパークでのミニライブをすることになり、とても感謝されていました。本当に有り難うございます。微力ではありますが、来年以降も裏方で、お手伝いさせて頂きたいと思います。宜しくお願い致します。


【POJ  瀬在義夫さん】

いつもお世話になっております。瀬在です。 POJ準備編、本当に詳細良くお書き頂き、読ませて頂いている私にも、手に取る様に感じ取る事が出来ました。本当に感謝申し上げます。育友会会長として見習う事ばかりです。一歩でも雑賀様の様に出来る自分を創り上げる事が、今後の人生並びに育友会にとって役に立つ目標と考えております。

今年は、参加する事が出来ませんでしたが、今後のPOJはすべて参加させて頂きます。季節の変わり目になりますので、どうぞお身体を大切にしてください。引き続きよろしくお願い申し上げ上げます。いつもいつも本当にありがとうございます。


【POJ  木村隆夫さん】

この度は、POJのご対応、ありがとうございました。私は、何も事前準備せず、当日、体だけ参加させて頂き、お礼方々、お詫び申し上げます。今回は、POJの様子が掴めましたので、来年は、もう少し良いお手伝いが出来ればと思っております。そこで、POJの良かった点や、私が思った事をまとめてみたいと思います。

①石巻の皆様、大変喜んでいらっしゃいましたので、POJは大成功だと思います。石巻の皆様としましては、「本当(本音)は、どういう支援をして頂きたいか?」が分かり、実行出来ると、更に良くなると思います。

②POJは、普通に考えますと、やりたくてもなかなか出来ない、素晴らしい試みで、人格者の方々の集まりだと思っております。新聞社等を通して、24時間テレビに、POJの模様を、少しでも流して頂き、東日本大震災を風化させない運びになればと思います。


【POJ  金井麻衣子さん】

メール1つ1つから誠意が伝わってきて改めて尊敬致しました。今年はたくさんの人数で参加。

参加したキャストスタッフメンバー全員が、「現地に行けて本当によかった」と口を揃えて言っております。みんな、本当に貴重な体験が出来たようです。本当にありがとうございました!また、瀧沢さん、当日は朝霞第四中の生徒さんのパワーが、ソーラン節のクオリティを引き上げてくれました!また、「挨拶」や「報告」など徹底されており、瀧沢さんのご指導の様子が、伝わってきました。みんなに本当にありがとう!!」とお伝えください。

改めまして、今年もPrideOfJapanありがとうございました! 毎年ながら、今年もとても大切な時間となりました。 + new Companyを代表して、わたしから反省文を送らせて頂きます。

◆良かった点

◇3年目にして、一番、に趣旨沿ったイベントになれたと思う
(理由)
・お客様のほとんどが現地の方だった
・行った私たちも仮説住宅の現状が見ることができた
・自治会長の佐藤さんからの生のお話は、きっと全員の心に残るものになったと思いました
・現地の方にとても楽しんで頂けた内容になれたということが、終わった後のお客様の反応を見て伝わってきた
・+ new Companyのキャスト、スタッフメンバー、一同全員が声を、揃えて本当に行って良かったといっていました。 ありがとうございました!!

◆反省点、改善出来る点

◇去年の反省点がきちんと改善出来ていたか、去年の反省文の振り返りが必要だと思います。

◇片付けについて
片付けについての段取りの打ち合わせ不足でした。 ごみ袋や掃除機はどこにあるのか、誰が手配するのか、 どの部屋の片付けを誰がするのか、 最終的に私もバスで帰ってしまったのですが、 全部+ new Companyの残ったメンバーに、あとはよろしく!という感じになってしまったのは大反省だし、後ろ髪引かれる思いでした。来年はきちんと分担が出来、またきちんと<明確な>指示だしをして帰りたいです。

◇野外ステージについて
今回初の野外ステージだったわけですが、仮設住宅にあるあのステージは、まさにPrideOfJapanのためにあるといっていいような、ピッタリの場所だったと思います! 今後もあの場所で固定でやれたらいいですね。 雨天時は不可能ですが、もしまた野外でやるのであれば、という意味で以下記入をします。
・テントをもう少し多く頂き、日陰スペースを取れたら良いと思いました。 お客様で熱中症にならなくて良かった! また、みなさんにお茶を配る、などの配慮をしても良いかもしれないですね。
・また、来年もあそこであれば、是非音響スペースにもテントをお願いします。 炎天下で、音響の機械が壊れてしまったと、ぐりくんがいっていまして、私も配慮が足りなかった反省しています。

◇全体の集まりについて
毎年、ワークショップがあり、みなさんの披露を背景出来ず、申し訳ございません。 今回、特に青山さん、また小川マキさんには全くご挨拶も出来ず、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
なので、1日目が終わったあとの全体ミーティングなど、あらかじめ時間が決めて(もし今回も決まっていたのであれば、すみません。ですがその情報が分からなかったので) 1日目に帰られる方もいらっしゃるので、1日目お疲れ様でした、の会が出来たら(私たちも、WS中で、全員は無理でも何人かだけでも)良いなと思いました。 いつの間にか終わり、いつの間にかお帰りになっていて、少し寂しかったです。

◇ 事前打ち合わせについて 今年事前打ち合わせに参加させて頂きました。 思ったのは、あらかじめ第一回の時点で、タイスケの表が配布されていたら、もっと打ち合わせが濃い話し合いの場に出来たのではないでしょうか*^^* あらかじめ参加団体の希望時間、希望場所、内容、人数などを確認しておき、 タイスケを考える

第一回事前打ち合わせの時に、そのタイスケでいけるか、確認、また、問題点を洗い出す。
とやれたら、とてもスムーズだと思います。 また、会議を 、「本当ににPrideOfJapanの理念に沿ったものなのか」 「より、楽しいイベントにするためにはどうしたら良いか」 「新たな、隠されたアイディアはないか」 など、より濃いに会議なれるのではないかと思います*^^* みなさん大変お忙しい中お集まり頂いているので、 事前打ち合わせの事前にやれることは済ませておき、打ち合わせでは中身についての話し合いなどが出来たらとても良いなと思います。

3. 今後に向けて

私の個人商店では限界があるので、今後のことは皆さんの意見やお考えをお聴きしてから、決めたいと思います。そこで、解散パーティーでは、「私はここを頑張った」「感動したことなど参加しての感想」「来年はどうする?」について、皆さんからお聴きしたいです。

<良かった点>

  • 効率よく、素晴らしいチラシが完成したこと
  • バスツアーと懇親会による一体感醸成 (昨年同様)
  • 何もない会場だったが、各団体にご協力を頂き、マイクやアンプなど音響機器を用意できた
  • 事前に、甚大な被害があった、魚町や大川小学校を視察できたこと (昨年同様)
  • にっこりサンパーク内ででき、二日間で100名を超えるお客さまに来場頂いた
  • 宮岡先生のご尽力で宿泊やシャワー、食事、懇親会の環境や用意を頂いたこと(昨年同様)
  • プログラムをコンパクトにし、どのパフォーマンスも素晴らしい出来であった
  • 西島篤師さんのご協力による抽選会、飲物などの差し入れ (昨年同様)
  • 映像を残すことができたこと (昨年同様)

<こうすればもっと良くなる点>

  • 事前の打合内容を殆ど確認せず、直前に急なお願いをする人がいるが、改めて欲しい
  • 落語に関しては、毎年スムーズに行かないので、事前のご了解を含めて依頼する
  • 1日目終了後は、舞台ではプラスニューカンパニーが練習を行い、速やかに移動することで、石巻専修大学に夕食時間の迷惑を掛けないことになっていたが、急な持ち込み企画があった。舞台で時間を使う場合は、事前に相談をして欲しい。
  • 屋外で日差しが強く、テントの数が更に必要だった
  • 被災地の交流支援に来ているのか飲みに来ているのか分からない人がいるが、消灯時間や片づけ・清掃を徹底したい
  • 終了時間が延び、夏祭りの開始にご迷惑を掛けてしまった。
  • フェイスブックを更新し、最新の情報を提供できるようにする →×今年もできなかった
  • 新しい演者は数回お会いしてから、最終的に決定する
  • 参加や宿泊、食事申込期限を守れない方には遠慮頂く
  • 送迎のバスはなしとする
  • プログラムの順番を精査する。またプログラムとプログラムの間をきれいにする
  • 最初に、炊き出し(石巻焼きそば等)で集客する
  • 舞台や音響に関し、確認すべき点がある方・団体は、事前に申し出を行い、土曜日に発表する者は午前中、日曜日に発表する者は前日に準備を行う
  • 参加者の年齢や地元に合った曲やパフォーマンスを盛り込む
  • 懇親会や記念写真は、なるべく全員が参加できるようにする
  • 舞台と音響の専門家を用意する
  • 土曜日・日曜日とも、約2時間20分までとする

Pride of JAPAN 今後に向けて

「Pride of JAPAN 今後に向けて」

2011/09/20 雑賀日出夫

1. 良かった点

【全体】

  • リーダーシップや純粋な魂、真直ぐな思いが人の心を動かし、一つの方向に向かい清く美しい流れを生みだした(多数)
  •  皆さんと出会い皆さんと一緒に、見返りを求めず無私無心で、人のために行動できたことで、実行委員が充足感を得られた(多数)
  •  受付で入っていく時と出て行く時の来場者の皆さんの表情の違いを実感できた(岡田さん)
  •  家族がまとまることができた。家内が優しくなった(小山さん・雑賀)
  •  特に感じたのは若者のひたむきなパワーで、非常に頼もしく思い世の中を変えて行く原動力を感じました(大村さん)
  • 自己の最善を他者に尽くし切るとは、こういうことを指すのかと感銘を受けた。廊下での笑顔の挨拶やお客さまの御礼の言葉に、「人間かくあるべし、社会かくあるべし」の原型を実感できた(徳本君)
  •  後援をたくさん頂くことで動きやすかったし、高速料金無料も助かった(多数)
  •  実行委員会後の打ち上げや懇親会は、一体感を醸成するに役立ったと思います。その費用は殆ど宮岡先生がご負担してくださいました。また、資料の印刷は、宮岡先生の秘書の簗田さんがしてくださいました。お二人には感謝してもしきれません(雑賀)
  •  マキさんと繋がりのある土屋さん・遠藤さんが、一日目に音響面でサポートを頂いたのは、大変心強かった(雑賀)
  •  準備段階で、総務グループの皆さん、特に、細川さん・古屋さんが献身的に雑用を引き受けてくださった。本当に助かりました(雑賀)
  •  「小さいことができない人は大きなことはできない」を学ばせて頂いた(辻さん)

【個別】

  • メッセージ&オペラは何度魂を揺さぶられたか分からない。お二人が初めてのコラボと知って、更に驚いた(多数)
  • 田口先生の講演を評価される来場者の方が多かった。日本人の精神性を高めるプロジェクトなので、今後も不可欠であろう(来場者+雑賀)
  • マキさんの「きずな」はもちろん、ライブ全体が最高だった(多数)
  • 学生のストレートな思いが、ここまで人の心を動かすのかと驚き、感動しました。特に、石巻専修大学生のメッセージは、とても痛たましく、力強かったです。彼らの思いを聴いて、行動しないという選択肢はありえません(北川さん)
  • POJで、私達関東と関西、石巻の学生とが交流でき、新しい絆ができた(倉本君)
  • 昔懐かしい応援団の応援は、来場者の胸に響き、とても好評だった(雑賀)
  • 文京学院大学吹奏楽部の演奏は、心に訴える力があり、これを目当てに駆けつけてくださった来場者がいたなど実行委員も含め大変好評(多数)
  • 川嶋さんの指導は納得感があり、教えるのが上手い(宮岡先生・小山さん)
  • 人が流される光景を見ていた少女のお母様から「震災後、子供が一番楽しそうにしていました」と言って頂けました。POJで喜んでくださった親子がいたということだけで成功だと思います。また、この場所に来たいと思いました(横田君・金井さん)
  • 石巻専修大学では、25年4月から人間共生学部、子ども教育学科ができますが、横田さん・金井さんの報告で、お子さんが心を開くきっかけとなったということは、今後石巻で何をすべきかを示唆していると思う(宮岡先生)
  • 顔や名前は出せないが、総合相談により一カ所で済ませることができて良かったとの声を複数頂いた(市川さん)
  • 石巻の子供たちが楽しい時間を過ごすことができました。海老澤さんがご用意してくださった水彩色鉛筆が大好評で、夢中になって楽しんでいました(高橋さん)
  • 懇親会による交流の機会があったこと。移動コンビニがあったこと。新聞社などの後援があり、告知は結構浸透していた。仙台からの貸切バスがあったこと(冨田さん)

2. こうすればもっと良くなる点

【準備・全体・チラシ】

    • 大量のメーリスで混乱が生じていた。メーリスのルールが必要(多数)
    • 実行委員の登録や当日の出欠、食事・バスの有無などがメチャクチャ。分かりやすくメールで案内し、期限までに回答頂くなど小さいことをしっかりやりたい(雑賀)
    • 総務グループにビジネススキルやITに精通したメンバーを集約。北川さん・簗田さんに加わって頂く(細川さん・雑賀)
    • プログラムパンフの完成が一夜漬けで直前になった。そのため、丁寧な校正、本人の文章を盛り込むことができず、「参加無料・相談無料」「きずな」のタイトルが抜けていた。また、文章の本人確認や被災者の目線になっていなかった。次回は、広報グループを新設し、海老澤さんにリーダーをお願いし、早期に完成させる(多数+雑賀)
    • 場所や会場が分かりづらい。駐車場から会場までの案内を分かりやすくすべき(多数)
    • 「費用を負担してほしい」等ボランティアであることが浸透していない(雑賀)
    • 新聞の掲載に関して事前確認ができていなかった。必ず確認してから案内する(雑賀)
    • 石巻に行く前に、役割を全てリストアップし、準備や誘導、撤収などの役割分担をすべき。一部の人に負荷がかかり過ぎた半面、特に役割がない人もいた(多数)
    • 本人が参加できなくてもリハーサルを行うべき。座布団等準備物が漏れていた(雑賀)
    • 金曜日から入ったメンバーは夜にミーティング・飲み会を実施。趣旨の確認や翌日の準備、役割分担などをしっかりと行い、一体感が生まれスムーズに動けた。土曜日の夜も懇親会で盛り上がる前に、ミーティングを行い、振返りや片づけ等を徹底すべきであった。飲み会だけなら都内でもできる(多数)
    • 時間が延びた場合にどうするのかを考えておくべきだった(雑賀)
    • スピーチのレベルが低かった。私を含め徹底した練習が必要であろう(雑賀)
    • 飲料メーカーや食品メーカーの協賛がほしい(雑賀)
    • アテンドとは何をすることなのか、事前に役割の説明が必要(多数)

【開催場所・日程・集客】

  • 集客が少なかった原因は、20日にドリカムの1万人コンサートがあったこと、21日に6つ以上のイベントがあったこと。24時間テレビと重なったこと。お盆の仏事が長期化しているなどがあげられると思う(佐々木さん)
  • 市街地や避難所など人が集まっている場所で行う時期であり、大学に集客するのは時期尚早(来場者など多数)
  • 事前調査を行い、避難所や仮設住宅などをバスで巡回させる必要があった(多数)
  • 次回も石巻でやるべきだと思うが、開催時期や開催場所・開催方法、開催時間などを徹底的に考える必要があると思う(多数)
  • 前日は市街地に出向いて実務相談や準備などを行い、翌日は大学でイベント的に行い集客につなげる。イベントが無料で行える場所は大学が適当であろう(多数)
  • 「科学の祭典」は300人(毎年約1000人)の来場者。コラボしたら、集客やアクセスの問題も解決できそう(宮岡先生)
  • 幾つかの団体、小中学校や高校と信頼関係を築き、基礎票をつくる。次回も石巻専修大学で実施するのであれば、信頼関係をつくり全面的支援が不可欠。(雑賀)
  • 折角「きずな」という素晴らしい曲ができたのだから、それをもっとPOJの宣伝に活用すべきであった(市川さん)
  • 日曜日は8:45開始だったが、早すぎると思う(荻野さん)
  • 来場者が少ないことを逆手にとって、コミュニケーションを密にするという発想があっても良かった(市川さん)
  • 龍馬プロジェクトの東北ブロックには、是非参加してもらいたい(大井さん)

【その他・今後に向けて】

  • 実行委員は、Tシャツと名札を着用して分かるようにする。土曜日の懇親会で、自己紹介などがあれば良かった(大井さん)
  • 缶詰は好評だったので物産をメインにしていきたい。講演後やライブ後に、本人が販売コーナーで握手会やサイン会などを実施してもらうと良い(多数)
  • エンディングで、実行委員だけでなく地元も方の感想を加える。感謝の意味を込めて、販売実績などの成果を伝える。心に残る映像を流す(江島さん)
  • 希望や思いを与える、もらうことによって、人生は豊かになるのだろうと強く思いました。石巻だけでなく、日本全国で思いを得られる機会はないので、何度も何回も実施して、日本中の人々に、希望や思いと言った「与えてもなくならないもの」を与える。循環させることが必要だと思いました(徳本君)
  • 石巻まで行ったのに、被災地を見ることができなかった(冨田さん)
  • テーマソング「きずな」を紅白に出す工夫をする。報告会を行い、残ったTシャツやCDを売りさばく(高田さん)
  • 「我慢強く秩序だった行動」がとれる人の割合を増やす教育に参加したい(徳本君・竹谷君)
  • 改善点の指摘をされた方は、当事者意識を持って、是非その改善に向けて主体的に行動してくださることを、強く望みます(雑賀)
  • 気仙沼などについては、地元で熱心な方がおり、集客や集金の目処が立っている場合に、前向きに検討して行きます(雑賀)

2011年 Pride of JAPAN 石巻を終えて

「Pride of JAPAN 石巻を終えて」

           2011/09/20 雑賀日出夫

先ずは趣旨に賛同頂き実行委員として、有形無形のご支援を頂いた皆さん方に心から感謝を申し上げます。協力や石巻入りできない理由はたくさんあると思いますが、POJ石巻を最優先してくださったこと嬉しい限りです。私の感想を3点だけお伝え致します。

  1.  自己の最善を他者に尽くす
    東日本大震災という有事に、東北の皆さんが示してくださった「我慢強く秩序だった行動」を世界が称賛。それに対して、私達は大変勇気づけられ、日本人の誇りだと感じました。「無規範社会」だと思っていたこの日本に、規範が存在していたのです。私は、私の全てのネットワークを総動員して、被災された東北の皆さんを応援したい。また、この大惨事を絶対に風化させては行けない。平時から「日本人の精神性の高さ」が発現できるように発信して行きたいと思い、このプロジェクトを設立しました。

    翌週から、生活に必要な時間と仕事の時間以外は、全てPOJの準備に費やしてまいりました。毎日、朝晩の通勤時間と昼休みの時間、寝るまでの2時間を活用。テレビも新聞もネットも、この5か月間見た記憶がありません。終わってみれば、たくさんの課題が見つかりましたが、後悔することは一切ありません。自己の最善を尽くした結果、150名以上の実行委員の方が集まってくださり、岸田玲子さんを介して小川マキさんによる「きずな」という名曲が完成、原宿ライブも満席。寄付金も約300万集まり、当日も集客数を除けば、たくさんの感動的なエピソードが生まれ、私は全てのことが得られたような気がしてなりません。まさに、中国古典の「大学」がいうように、自己の最善を他者に尽くすと、最終的に全てが得られることを実感しました。

    「誰でもできることを誰もやらないくらいにやる」(浜口隆則著「戦わない経営」)という言葉があります。現代は仕事でもプライベートでも、自分に対して、たくさんのことをやるように求めています。ところが、多くの人は全部のことをやろうとして、全てが平均点以下に終わり、疲れきってしまっている人が少なくありません。一生は有限であれもこれもできません。やりたいことの中から、本当に自分が欲していることを厳選し、それを誰も真似ができないレベルまでやり切る。私は、自分の残りの人生を「日本を清く美しい流れに戻す」ことだけに捧げようと、改めて思いました。

  2. 我慢強く秩序だった行動で問題を乗り越える毎日毎日小さなことから大きなことまで様々な問題が生じました。問題が山積で、どうして良いか分からない時には、宮岡先生に「無料プロジェクト相談」をお願いしました。宮岡先生は、必ず幾つかの選択肢を示してくださり、最後は自分で決めるようにアドバイス頂きました。私の頼れる兄貴分で、実行委員の多くの方から、宮岡先生と知り合いになることができて良かったとの感想を頂きました。

    ところで、問題を挙げればきりがありません。最初は趣旨が上手く説明できず、思うように実行委員や寄付金が集まりませんでした。テーマソングをどうつくるか、ライブのチケットが売れたと思ったらキャンセルの繰り返し。実行委員同士の価値観の違い、チラシができあがらない、講演をお願いしていた人からのお断り。交通手段がない、食事や宿泊をどうするか、集客をどうするか、熱中症対策、保険の問題、科学の祭典の責任者が切れているので収束に協力してほしい等など。

    このプロジェクトは、東北の皆さんの「我慢強く秩序だった言動」に感謝することが出発点ですから、どんなことがあっても我慢する、必ず乗り越える、万一の時には、全て自分でやると覚悟を決めていました。

    私は、田口先生より、「本当に幸せになる秘訣は、自己の確立に取り組むことである。苦しいこと、辛いことよドンドン来なさい。それに負けない自分を創り上げることである」と、以前から教えて頂きました。また、親交がある浜松大学の竹村教授から「リーダーは上手く行った時は周囲のお陰だと受け止め、上手く行かなかった時は全て自分に責任があると認識して、自分ができることに集中しなさい」と言われたことを、何度も何度も肝に銘じ信念化できました。

    物事は大きくなるに従い、上手く行かないのが当たり前で、私自身を含め多くの人は、少し上手く行かないと辞めてしまったり、嫌なことがあると諦めてしまったりしますが、覚悟を決めて粘り強く取り組むと、思いがけぬ協力者が現れて乗り越えられる。準備の段階で、何度も経験することができました。特に、プログラムパンフの作成と真言密教の僧侶探しでは、途方に暮れていましたが、その都度、ヒーローのように海老澤さんが現れてくださって、大きな問題を神技のように一緒に解決してくださいました。彼女がいなければ、パンフ作成も「鎮魂のための祈り」も絶対に形にならなかったと思います。

  3.  本当の喜びと今後の展開
    食べ歩きやショッピング、映画鑑賞に旅行。どれも楽しいことだと思いますが、多くの方と思いを共有し、協力し合いながら、自己の得意分野で、他者のために最善を尽くす。人生において、これ程の充実感・創造の喜びがあったとは、この歳になるまで知りませんでした。本当の喜びは、苦しみや問題を多くの人と乗り越えたその先にあるのだと気づきました。また、多くの実行委員が自己の最善を尽くしてくださり、たくさんの「慈愛」「義愛」を見てとることができました。東北だけでなく私達自身の中に「日本人の精神性の高さ」が潜在的にあることが分かったのも大きな感動でした。更に、横田真吾君や金井麻衣子さんのワークショップを拝見し、講演と歌や演劇のワークショップのコラボにより、短時間での効果的な教育の可能性をとても感じました。現代版「規範教育」の在るべき姿が見えてきたように思います。ITなどを駆使すれば更に効果は高くなることでしょう。

    最後に、今後の展開ですが、年一回の応援プロジェクトとは別に、半日程度のミニプロジェクト開催を検討。そして、平時から「日本人の精神性の高さ」が発現できるように、「規範教育」プログラムの構築に取り組んで行く決意です。明日からお互いそれぞれの分野で、一隅を照らして、再会の際は、成長した姿を見せられるようにしましょう。

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