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Pride of JAPAN 今後に向けて

「Pride of JAPAN 今後に向けて」

2011/09/20 雑賀日出夫

1. 良かった点

【全体】

  • リーダーシップや純粋な魂、真直ぐな思いが人の心を動かし、一つの方向に向かい清く美しい流れを生みだした(多数)
  •  皆さんと出会い皆さんと一緒に、見返りを求めず無私無心で、人のために行動できたことで、実行委員が充足感を得られた(多数)
  •  受付で入っていく時と出て行く時の来場者の皆さんの表情の違いを実感できた(岡田さん)
  •  家族がまとまることができた。家内が優しくなった(小山さん・雑賀)
  •  特に感じたのは若者のひたむきなパワーで、非常に頼もしく思い世の中を変えて行く原動力を感じました(大村さん)
  • 自己の最善を他者に尽くし切るとは、こういうことを指すのかと感銘を受けた。廊下での笑顔の挨拶やお客さまの御礼の言葉に、「人間かくあるべし、社会かくあるべし」の原型を実感できた(徳本君)
  •  後援をたくさん頂くことで動きやすかったし、高速料金無料も助かった(多数)
  •  実行委員会後の打ち上げや懇親会は、一体感を醸成するに役立ったと思います。その費用は殆ど宮岡先生がご負担してくださいました。また、資料の印刷は、宮岡先生の秘書の簗田さんがしてくださいました。お二人には感謝してもしきれません(雑賀)
  •  マキさんと繋がりのある土屋さん・遠藤さんが、一日目に音響面でサポートを頂いたのは、大変心強かった(雑賀)
  •  準備段階で、総務グループの皆さん、特に、細川さん・古屋さんが献身的に雑用を引き受けてくださった。本当に助かりました(雑賀)
  •  「小さいことができない人は大きなことはできない」を学ばせて頂いた(辻さん)

【個別】

  • メッセージ&オペラは何度魂を揺さぶられたか分からない。お二人が初めてのコラボと知って、更に驚いた(多数)
  • 田口先生の講演を評価される来場者の方が多かった。日本人の精神性を高めるプロジェクトなので、今後も不可欠であろう(来場者+雑賀)
  • マキさんの「きずな」はもちろん、ライブ全体が最高だった(多数)
  • 学生のストレートな思いが、ここまで人の心を動かすのかと驚き、感動しました。特に、石巻専修大学生のメッセージは、とても痛たましく、力強かったです。彼らの思いを聴いて、行動しないという選択肢はありえません(北川さん)
  • POJで、私達関東と関西、石巻の学生とが交流でき、新しい絆ができた(倉本君)
  • 昔懐かしい応援団の応援は、来場者の胸に響き、とても好評だった(雑賀)
  • 文京学院大学吹奏楽部の演奏は、心に訴える力があり、これを目当てに駆けつけてくださった来場者がいたなど実行委員も含め大変好評(多数)
  • 川嶋さんの指導は納得感があり、教えるのが上手い(宮岡先生・小山さん)
  • 人が流される光景を見ていた少女のお母様から「震災後、子供が一番楽しそうにしていました」と言って頂けました。POJで喜んでくださった親子がいたということだけで成功だと思います。また、この場所に来たいと思いました(横田君・金井さん)
  • 石巻専修大学では、25年4月から人間共生学部、子ども教育学科ができますが、横田さん・金井さんの報告で、お子さんが心を開くきっかけとなったということは、今後石巻で何をすべきかを示唆していると思う(宮岡先生)
  • 顔や名前は出せないが、総合相談により一カ所で済ませることができて良かったとの声を複数頂いた(市川さん)
  • 石巻の子供たちが楽しい時間を過ごすことができました。海老澤さんがご用意してくださった水彩色鉛筆が大好評で、夢中になって楽しんでいました(高橋さん)
  • 懇親会による交流の機会があったこと。移動コンビニがあったこと。新聞社などの後援があり、告知は結構浸透していた。仙台からの貸切バスがあったこと(冨田さん)

2. こうすればもっと良くなる点

【準備・全体・チラシ】

    • 大量のメーリスで混乱が生じていた。メーリスのルールが必要(多数)
    • 実行委員の登録や当日の出欠、食事・バスの有無などがメチャクチャ。分かりやすくメールで案内し、期限までに回答頂くなど小さいことをしっかりやりたい(雑賀)
    • 総務グループにビジネススキルやITに精通したメンバーを集約。北川さん・簗田さんに加わって頂く(細川さん・雑賀)
    • プログラムパンフの完成が一夜漬けで直前になった。そのため、丁寧な校正、本人の文章を盛り込むことができず、「参加無料・相談無料」「きずな」のタイトルが抜けていた。また、文章の本人確認や被災者の目線になっていなかった。次回は、広報グループを新設し、海老澤さんにリーダーをお願いし、早期に完成させる(多数+雑賀)
    • 場所や会場が分かりづらい。駐車場から会場までの案内を分かりやすくすべき(多数)
    • 「費用を負担してほしい」等ボランティアであることが浸透していない(雑賀)
    • 新聞の掲載に関して事前確認ができていなかった。必ず確認してから案内する(雑賀)
    • 石巻に行く前に、役割を全てリストアップし、準備や誘導、撤収などの役割分担をすべき。一部の人に負荷がかかり過ぎた半面、特に役割がない人もいた(多数)
    • 本人が参加できなくてもリハーサルを行うべき。座布団等準備物が漏れていた(雑賀)
    • 金曜日から入ったメンバーは夜にミーティング・飲み会を実施。趣旨の確認や翌日の準備、役割分担などをしっかりと行い、一体感が生まれスムーズに動けた。土曜日の夜も懇親会で盛り上がる前に、ミーティングを行い、振返りや片づけ等を徹底すべきであった。飲み会だけなら都内でもできる(多数)
    • 時間が延びた場合にどうするのかを考えておくべきだった(雑賀)
    • スピーチのレベルが低かった。私を含め徹底した練習が必要であろう(雑賀)
    • 飲料メーカーや食品メーカーの協賛がほしい(雑賀)
    • アテンドとは何をすることなのか、事前に役割の説明が必要(多数)

【開催場所・日程・集客】

  • 集客が少なかった原因は、20日にドリカムの1万人コンサートがあったこと、21日に6つ以上のイベントがあったこと。24時間テレビと重なったこと。お盆の仏事が長期化しているなどがあげられると思う(佐々木さん)
  • 市街地や避難所など人が集まっている場所で行う時期であり、大学に集客するのは時期尚早(来場者など多数)
  • 事前調査を行い、避難所や仮設住宅などをバスで巡回させる必要があった(多数)
  • 次回も石巻でやるべきだと思うが、開催時期や開催場所・開催方法、開催時間などを徹底的に考える必要があると思う(多数)
  • 前日は市街地に出向いて実務相談や準備などを行い、翌日は大学でイベント的に行い集客につなげる。イベントが無料で行える場所は大学が適当であろう(多数)
  • 「科学の祭典」は300人(毎年約1000人)の来場者。コラボしたら、集客やアクセスの問題も解決できそう(宮岡先生)
  • 幾つかの団体、小中学校や高校と信頼関係を築き、基礎票をつくる。次回も石巻専修大学で実施するのであれば、信頼関係をつくり全面的支援が不可欠。(雑賀)
  • 折角「きずな」という素晴らしい曲ができたのだから、それをもっとPOJの宣伝に活用すべきであった(市川さん)
  • 日曜日は8:45開始だったが、早すぎると思う(荻野さん)
  • 来場者が少ないことを逆手にとって、コミュニケーションを密にするという発想があっても良かった(市川さん)
  • 龍馬プロジェクトの東北ブロックには、是非参加してもらいたい(大井さん)

【その他・今後に向けて】

  • 実行委員は、Tシャツと名札を着用して分かるようにする。土曜日の懇親会で、自己紹介などがあれば良かった(大井さん)
  • 缶詰は好評だったので物産をメインにしていきたい。講演後やライブ後に、本人が販売コーナーで握手会やサイン会などを実施してもらうと良い(多数)
  • エンディングで、実行委員だけでなく地元も方の感想を加える。感謝の意味を込めて、販売実績などの成果を伝える。心に残る映像を流す(江島さん)
  • 希望や思いを与える、もらうことによって、人生は豊かになるのだろうと強く思いました。石巻だけでなく、日本全国で思いを得られる機会はないので、何度も何回も実施して、日本中の人々に、希望や思いと言った「与えてもなくならないもの」を与える。循環させることが必要だと思いました(徳本君)
  • 石巻まで行ったのに、被災地を見ることができなかった(冨田さん)
  • テーマソング「きずな」を紅白に出す工夫をする。報告会を行い、残ったTシャツやCDを売りさばく(高田さん)
  • 「我慢強く秩序だった行動」がとれる人の割合を増やす教育に参加したい(徳本君・竹谷君)
  • 改善点の指摘をされた方は、当事者意識を持って、是非その改善に向けて主体的に行動してくださることを、強く望みます(雑賀)
  • 気仙沼などについては、地元で熱心な方がおり、集客や集金の目処が立っている場合に、前向きに検討して行きます(雑賀)

2011年 Pride of JAPAN 石巻を終えて

「Pride of JAPAN 石巻を終えて」

           2011/09/20 雑賀日出夫

先ずは趣旨に賛同頂き実行委員として、有形無形のご支援を頂いた皆さん方に心から感謝を申し上げます。協力や石巻入りできない理由はたくさんあると思いますが、POJ石巻を最優先してくださったこと嬉しい限りです。私の感想を3点だけお伝え致します。

  1.  自己の最善を他者に尽くす
    東日本大震災という有事に、東北の皆さんが示してくださった「我慢強く秩序だった行動」を世界が称賛。それに対して、私達は大変勇気づけられ、日本人の誇りだと感じました。「無規範社会」だと思っていたこの日本に、規範が存在していたのです。私は、私の全てのネットワークを総動員して、被災された東北の皆さんを応援したい。また、この大惨事を絶対に風化させては行けない。平時から「日本人の精神性の高さ」が発現できるように発信して行きたいと思い、このプロジェクトを設立しました。

    翌週から、生活に必要な時間と仕事の時間以外は、全てPOJの準備に費やしてまいりました。毎日、朝晩の通勤時間と昼休みの時間、寝るまでの2時間を活用。テレビも新聞もネットも、この5か月間見た記憶がありません。終わってみれば、たくさんの課題が見つかりましたが、後悔することは一切ありません。自己の最善を尽くした結果、150名以上の実行委員の方が集まってくださり、岸田玲子さんを介して小川マキさんによる「きずな」という名曲が完成、原宿ライブも満席。寄付金も約300万集まり、当日も集客数を除けば、たくさんの感動的なエピソードが生まれ、私は全てのことが得られたような気がしてなりません。まさに、中国古典の「大学」がいうように、自己の最善を他者に尽くすと、最終的に全てが得られることを実感しました。

    「誰でもできることを誰もやらないくらいにやる」(浜口隆則著「戦わない経営」)という言葉があります。現代は仕事でもプライベートでも、自分に対して、たくさんのことをやるように求めています。ところが、多くの人は全部のことをやろうとして、全てが平均点以下に終わり、疲れきってしまっている人が少なくありません。一生は有限であれもこれもできません。やりたいことの中から、本当に自分が欲していることを厳選し、それを誰も真似ができないレベルまでやり切る。私は、自分の残りの人生を「日本を清く美しい流れに戻す」ことだけに捧げようと、改めて思いました。

  2. 我慢強く秩序だった行動で問題を乗り越える毎日毎日小さなことから大きなことまで様々な問題が生じました。問題が山積で、どうして良いか分からない時には、宮岡先生に「無料プロジェクト相談」をお願いしました。宮岡先生は、必ず幾つかの選択肢を示してくださり、最後は自分で決めるようにアドバイス頂きました。私の頼れる兄貴分で、実行委員の多くの方から、宮岡先生と知り合いになることができて良かったとの感想を頂きました。

    ところで、問題を挙げればきりがありません。最初は趣旨が上手く説明できず、思うように実行委員や寄付金が集まりませんでした。テーマソングをどうつくるか、ライブのチケットが売れたと思ったらキャンセルの繰り返し。実行委員同士の価値観の違い、チラシができあがらない、講演をお願いしていた人からのお断り。交通手段がない、食事や宿泊をどうするか、集客をどうするか、熱中症対策、保険の問題、科学の祭典の責任者が切れているので収束に協力してほしい等など。

    このプロジェクトは、東北の皆さんの「我慢強く秩序だった言動」に感謝することが出発点ですから、どんなことがあっても我慢する、必ず乗り越える、万一の時には、全て自分でやると覚悟を決めていました。

    私は、田口先生より、「本当に幸せになる秘訣は、自己の確立に取り組むことである。苦しいこと、辛いことよドンドン来なさい。それに負けない自分を創り上げることである」と、以前から教えて頂きました。また、親交がある浜松大学の竹村教授から「リーダーは上手く行った時は周囲のお陰だと受け止め、上手く行かなかった時は全て自分に責任があると認識して、自分ができることに集中しなさい」と言われたことを、何度も何度も肝に銘じ信念化できました。

    物事は大きくなるに従い、上手く行かないのが当たり前で、私自身を含め多くの人は、少し上手く行かないと辞めてしまったり、嫌なことがあると諦めてしまったりしますが、覚悟を決めて粘り強く取り組むと、思いがけぬ協力者が現れて乗り越えられる。準備の段階で、何度も経験することができました。特に、プログラムパンフの作成と真言密教の僧侶探しでは、途方に暮れていましたが、その都度、ヒーローのように海老澤さんが現れてくださって、大きな問題を神技のように一緒に解決してくださいました。彼女がいなければ、パンフ作成も「鎮魂のための祈り」も絶対に形にならなかったと思います。

  3.  本当の喜びと今後の展開
    食べ歩きやショッピング、映画鑑賞に旅行。どれも楽しいことだと思いますが、多くの方と思いを共有し、協力し合いながら、自己の得意分野で、他者のために最善を尽くす。人生において、これ程の充実感・創造の喜びがあったとは、この歳になるまで知りませんでした。本当の喜びは、苦しみや問題を多くの人と乗り越えたその先にあるのだと気づきました。また、多くの実行委員が自己の最善を尽くしてくださり、たくさんの「慈愛」「義愛」を見てとることができました。東北だけでなく私達自身の中に「日本人の精神性の高さ」が潜在的にあることが分かったのも大きな感動でした。更に、横田真吾君や金井麻衣子さんのワークショップを拝見し、講演と歌や演劇のワークショップのコラボにより、短時間での効果的な教育の可能性をとても感じました。現代版「規範教育」の在るべき姿が見えてきたように思います。ITなどを駆使すれば更に効果は高くなることでしょう。

    最後に、今後の展開ですが、年一回の応援プロジェクトとは別に、半日程度のミニプロジェクト開催を検討。そして、平時から「日本人の精神性の高さ」が発現できるように、「規範教育」プログラムの構築に取り組んで行く決意です。明日からお互いそれぞれの分野で、一隅を照らして、再会の際は、成長した姿を見せられるようにしましょう。

10以上